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2013年10月5日 全ての長財布はオーダーメイドの現状

紙とホチキスの長財布
紙とホチキスの長財布

紙とホチキスの長財布。
もう、何度かお見せしてる光景ですねー。

オーダーメイドの試作品です。
もう少しでいろんな角度から写真を撮って、お客様に提案できる位になる予定です。

実は、ラインナップに長財布は無くて、全部オーダーメイドです。
それでもご依頼いただけるんだから、やっぱり、長財布は人気ですねー。

長財布を作りたくてレザークラフトを始める方が、いきなり長財布に挑戦してあきらめてしまうことも多いらしいですからね。
それって、ちょっともったいない気もします。

やっぱり「うちの一押しの長財布はコレです」っていうラインナップがあった方がいいのかな?
…でも、自由なオーダーっていうのも、楽しいんですよ。
どうしたものかなぁ…

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2013年8月28日 オーダーメイドの長財布 “LINA” のご紹介

オーダーメイドの長財布の内側
オーダーメイドの長財布の内側

「あっ、うっかり。財布が空っぽだわ!」
…というイメージ写真ではありません。

このところ作り続けておりました、
オーダーメイドの長財布の内側の写真です。

“長く使えて、使う程に良くなるもの。
華美な装飾ではなく飽きのこないデザイン。
だけど、どこにもないもの…”

他の写真など詳しくは、ぜひ次のリンク先でご覧ください。

*お客様にご確認いただいた上で掲載しております。

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2013年8月27日 長財布も休憩、財布も栄養補給です

完成した長財布も一休み
完成した長財布も一休み

涼しげなそよ風。
つくばいから落ちる水の音。
香ばしい珈琲の香りと甘酸っぱいオレンジピールのケーキ…

休憩ですねー。

昨夜完成した長財布は、オイルが馴染むまでタオルの中でお休み。
写真の真ん中、タオルにくるまって寝ています。
「気に入ってもらえるといいねーっ」なんつって。

作っている時は、折り曲げて縫ったり、刻印を打ったり…
レザーにも負担が掛かります。

そういう時は、やっぱ休まないと。

オイルは、牛の骨から作られたお気に入りを馴染ませてます。
液状で、浸透が良いです。
財布も栄養補給…縁起良さそうでしょ?

さて、明日には、このたび作りました長財布“LINA”の紹介ページを公開しまーす。

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2013年8月26日 チョレーチョレー言ってるうちにサクッと縫い終わる魔法の方法

長財布の最後の手縫い
長財布の最後の手縫い

チョレーチョレー言ってるうちにサクッと縫い終わる魔法の方法。
…そんなものがあると思っていた頃もありました。

無いです。

はい、長財布の作成も大詰め。
19のパーツが全て一つになって、外周を縫っていきます。

写真では、レザーの束の間から糸が出ていますね。こんちはーって。
いかにも、縫うの大変そうです。手も入らないし。

作り方をまったく知らない頃は、どうやるんだろね?って思ってました。
プロ仕様の特別な道具で、チョレーって言いながら出来ちゃうのかなって?

  1. 最も外側のレザーに縫い穴を開ける。
  2. 接着する。
  3. 外側のレザーの縫い穴をガイドに、目打ちで一つずつ縫い穴を貫通させる。
  4. 縫い穴に針を刺し、グイッとすくう様に外側に針を出して縫う。

…と、実際は呆れる手間のかかりっぷり。

そして、この呆れる手間のさ中に、チョレーチョレー口に出してみるのは、まあ、自由。
厳しい時ほど笑っとけ笑っとけ、みたいなもの。

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2013年8月25日 なんとも控えめで、いじらしい程度の色染め

打刻の凹部分を染色
打刻の凹部分を染色

光が当たり方によって「あっ、赤が入ってるな~」って分かる。繊細な染色。
まるで、髪の話みたいですね。
なんとも控えめで、もうね、いじらしい程度の色染め。

打刻したレザーの凹に赤色を入れました。
奥のカードケースと比べると、色の違いが分かりますね。
乾燥すると、さらに目立たなくなります。
そして更に、今回はあらかじめ色落ちさせます。

ちなみに、打刻したレザーの下に貼り付けてあるのは、シール状になったプラスチックの板。
打刻しては伸び、
乾いては縮み、
染色しては伸び、
乾いては縮み…
という、レザーの伸び縮みを抑えています。
いじらしいあの子を強力にバックアップです。
そして、役を終えると静かに去ります。

…さて、19のパーツに分かれていたレザーも、札入れと小銭入れ、カードケース、打刻の飾りレザーの3つに集まりました。
乾燥を待って、いよいよ最終段階です。

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2013年8月24日 叩きに叩きました。長財布の飾りポケット

打刻直後の長財布の飾りポケット
打刻直後の長財布の飾りポケット

叩き続けました。
昨日の夜から、そして今朝から。
叩け、叩け、叩け~って。
泪橋わたりて~って。

長財布の飾りポケットです。

主な刻印は、上の方に写っている3本。
ちょうど、打刻面がこちらを向いてまーす。

ちなみに、ジョーのようにハードパンチはしません。
木槌でね、塩梅を見ながらコツコツ。
力づくで叩くとせっかくのレザーに穴が開きます。

この手法は“レザーの彫刻”と呼ばれます。
立体的な凹凸が、光の当たる角度によって表情を変えますねー。
染色の前に陰干しするので、ここで一息です。

さて、同じ姿勢で小さなレザーに向かい続けました。
固まった体を、気持ちよーく伸ばしています。
那須の空も、気持ちよく晴れて来ましたねー。

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2013年8月23日 ファスナーは好きですか?

小銭入れのレザーの蓋
小銭入れのレザーの蓋

ファスナー…好きですか?

いや、そんなの考えたことも無いなーってのが普通でしょうかね。

さて、ただ今、小銭入れのフタを縫っています。
オーダーメイドの長財布の制作が続きます。

ご依頼者は、冬場に乾燥すると、ファスナーで指先が傷ついてしまうとのこと。
そこで、レザーのフタです。
かぶせと小さなジャンパードットで作ります。

金具の裏側でも同じことが起こり得ます。
全て、レザーの内側に縫い込むことにしました。

そして気付きました。
金具を挟み込むために作った円形のレザーも、なかなか可愛いんですよね。
ボタンをそのものを縫い留めているみたいで。

ファスナーを使わない方が洒落てるって言う人も、結構いますしね。

さーてっ、札入れと小銭入れの一番外側のレザーを縫い終えたら、次はカードポケットです。