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2016年8月2日 勢いでは縫えないもの

蝶番を外して縫うとくしゃっとなります
蝶番を外して縫うとくしゃっとなります

やっぱ夏ですね~。
カンカン照りからいきなり雷雨。
ほんと、暗くなり始めてから土砂降りまでのスピードが素早い。
大丈夫でしたでしょうか?

さて、こちらは ひたすら縫ってます。
キーケースにしてはやたらとステッチが長いんです。
パーツが5つに分かれてますのでね。

でもでも、どっちゃ~んっと降り始めて、テンションと共にスピードアップしたかも。
心のBGMは、もちろん「まつり」(北島三郎)。
「♪祭りだ 祭りだ 祭りだ 大漁祭り~」…なんちゃって。

まもなく縫い上がりです
まもなく縫い上がりです

そういう勢いだけではアレなねっ、繊細な手縫いです。
芯を通していない蝶番が外れないようにしながら進みます。
荒ぶる祭魂をくい止めながらの縫い上がりですよ~。

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2016年7月22日 焼印とブランドのお話です

本体とマチが縫えました
本体とマチが縫えました

いつもより、かなり真面目にお話して参りました。
焼印の革のペンケースは まもなく完成です。

今回は縫う順番を入れ替えたりしてます。
手縫いの精度が上げると思いまして。

さて、前にも触れましたが「ブランド」という言葉の由来は焼印です。
むかし使ってた学研のスーパーアンカー英和辞典をひいてみますと…
“brand” は 1.商標、2.焼き印 と載っておりました。

前胴を縫う準備もできました
前胴を縫う準備もできました

ちなみにビジネスなんかで言うとこのブランディング( branding )は、 1.ブランド化、2.烙印を押すこと、とのことです。
ちゃんとあるんですね~。和製英語かと思ってました。

焼印につきましては、単純に「珍しいでしょ~っ」なんつって軽~く扱う気にはなれませんで。
背景なども含めてお話をして参りました。
いかがでしょうね。
たまにはこういうのも良いかなって思っております。

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2016年7月18日 組立説明書みたく撮ってみた

計4ミリ厚を縫っていきます
計4ミリ厚を縫っていきます

お休みも最後の夕方ですね。
ちょっと寂しくなったりしませんか。

そんな貴方にお見せしたいのがこちらっ。
マグネットのぷちブーツづくりの様子っで~す。

靴底を縫ってるとこなんかさっ。
本物のレザーブーツ作りを思わせる雰囲気じゃあ~りませんか?

縫い上がりまでの4ステップです
縫い上がりまでの4ステップです

2枚目の写真では、①から④まで順を追いまして、組み立て説明書みたいにしてみました~。
ちなみに④では、ヒョウタンツギ君に支えてもらっております。

小学校の家庭科でフェルトのチャームを作る課題にはまったタイプは、こんなの見るとうずうずしちゃうかも。

余談ですけどもね、6月1日生まれでしてね。
誕生日が来るとともに、なげーこと休みの無い期間が始まってしまったと思うわけですよ。
また来たかと。しょっちゅう来んねと。

でも、こっから先は大丈夫。
毎月よい塩梅に祝日があっかんねっ。

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2016年7月14日 細いパーツをキューっとさせない縫い方

ぶらぶらさせたまま縫い進みます
ぶらぶらさせたまま縫い進みます

週末は久しぶりの祝日ですね。
楽しい予定に思いを馳せて、うかうかしてたりしませんか。
「そんな腑抜けはいないだろうな」なんて言っちゃうあの人も、内心うかうかしてたりするかもねっ。

さて、名刺入れを縫って参りましょう。
ここでポイントです。
あまりに細いパーツを縫い締めちゃうと、キューってなります。
巾着の口とじるときみたいにキューってなります。

そこでこれ。
蝶番をはめ込んだまま縫っていきますよ。

まもなく縫い上がりです
まもなく縫い上がりです

まえに「レゴみたい」と言われたことがあるんですけども。
本当に差し込んだだけで、芯を通して無いんです。

だもんでね、ブラブラさせながら縫っていきます。
「♪か~ぜ~も ない~の~に ぶ~らぶら~」などと唄いながら。

…ウソです。
普通の手縫いよりも緊張感がありますよ~。
うかうかしてられませんよ~。

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2016年7月6日 コツコツ手縫い

2本の針で両側から縫っていきます
2本の針で両側から縫っていきます

ちょっとずつ、コツコツやるのは得意ですか。
一息にどっちゃ~んってやるのが向いてる人もいるだろうし。
人それぞれなんですけどね。

さて、レザー蝶番のシステム手帳作りの続きですよ。
手縫いに入ってます。

2本の糸を両側から交互に刺しましてね。
螺旋状に縫ってまいります。

ちなみに、糸はロウをたっぷり塗ってありまして。
白くても汚れにくいんですよ。

縫い上がりです
縫い上がりです

縫い上がれば、あとは仕上げのみ。
まもなく完成ですね~。

ちなみに、コツコツしたことが何でも好きってわけじゃ無いですよ~。
漢字の書きとりとかはね。
好きになれませんでしたね~。

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2016年6月28日(第二部) 幕は静かに上がるので

木槌で縫い穴を開けてゆきます
木槌で縫い穴を開けてゆきます

今宵も更けて参りましたね。
キリも良いので、ぼちぼちウィスキーでも舐めてクダ巻いて参ります。
6月末まで参りますとね、梅雨でぐったりかも知れませんね。

さて、夜なよなちょこっとずつ進めて参りました。
オーダーメイドの名刺入れ作りです。

手数の多い片側が縫い上がりまして。
もう、全部の工程の3分の2くらいまで来てるでしょうか。

手数の多い片側が縫い上がりました
手数の多い片側が縫い上がりました

物づくりだとさ。
全ての工程は一度きりだから分かりやすいのですが…

もし、大好きなのに止めてしまってることがあったらですよ。
ほんの少しやってみるのも悪くないと思うんです。

押入れの奥のギターを引っ張り出してみるとか。
書きかけの小説を机の上に置いてみるとか。
大事にしてたカメラの埃を払ってみるとか。

まあ、あなたのネイルの垢を煎じてドリンク(ルー語)した方が良いようなおじさんの話です。
経験でしか語れませんので、みんなそれぞれだと思うのですが…
本当の人生が今から始まるかも分からないなんて、ほろ酔いで思ったりするのです。
それでは、夜の夢工場は今夜でひとまず終了です。
良い夜を~。

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2016年6月25日 縫えるぞっ、私にも縫えるっ

ぷっくりがま口の本体が縫い上がりました
ぷっくりがま口の本体が縫い上がりました

コツに気付いた瞬間って最高ですよね。
例えばスポーツで。
お料理で。
カラオケで。
そして飲み会で…

いや~っ、分かっちゃいました。
接着して無い立体物の手縫いのコツ。
ひとつの縫い穴に、裏から表、表から裏と2回針を通すんですけどもね。
初手で針を通したときにグイッと縫い穴を真っすぐにしまして。
グッと押さえてスポーンと2針目を通せばOK牧場。

そんなわけで、オーダーメイドのぷっくりがま口の本体は縫い上がりっで~す。
まだ仕上げ前に一手間ありまして。
口金を付ける準備に入ります。

仕上げ直前の革の蝶番
仕上げ直前の革の蝶番

一方、小銭入れも順調に縫い上がってま~す。
あとは仕上げを残すのみ。
まもなく完成でございます。

オーダーメイドの2品の完成が近付いています
オーダーメイドの2品の完成が近付いています

どちらもねっ、だいぶ形になってきまして。
なんだか堂々とした姿に見えるんですよ。どうでしょうね。