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2016年9月24日 手負いで手縫いです

よい塩梅の力加減で縫います
よい塩梅の力加減で縫います

…足の裏をケガしまして。
3センチくらいの切り傷です。

自ずとねっ、歩くたびにビクンッてなる。痛みでビクンッてなる。
なんならねっ、ちょっとした落ち武者ですよ。
「もはやっ、これまで…」とか「おのれ家康」とか言ってみる。
戦だったの?ってなる。

金具をよけながら
金具をよけながら

そんな痛みを押しましてっ、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
痛いの足だけだかんねっ。

今日はいっきに縫ってますよ~。
中太の麻糸でもって、一針ひとはりグイッと締めながら進みます。

細いパーツや金具の脇などは慎重に。
革が歪まない程度に力強く。やっぱり塩梅ですね~。

縫い上がりです
縫い上がりです

でっ、なんやかんやあって縫い上がりっで~す。
うぇ~いっつってコーヒー淹れに立ち上がりますとね、痛みでビクンッてなる。
足の裏って厄介なものですなぁ。

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2016年9月23日 ウキウキ木槌仕事です

菱目打ちを木槌で叩きます
菱目打ちを木槌で叩きます

「音楽って、仕事の中で自然に生まれたものだと思う。」

…なんつって、初手からかっちょいいセリフでねっ、決めてみ~ました~っ。いぇ~いっ。
はきゅ~んってしました?ちょっとした?全然ダメ?

…さてと、今日は縫い穴です。
いっせいに穴を開けてゆきたいと思いま~す。

たいがいはフォークみたいな道具を木槌で叩きます。
もうね~っ、木槌を使う工程が大好物。

でっ、ご近所でクギ打ちなんてしてる人がいると、意識するよね。
「トトンットンッ」って聞こえて来たところにね。
「トンットンットンッ」などと偶然に返したりする。
したっけよぎるよね。
「あっ、今ケンちゃん通ったよね?だ~いじょ~ぶだ~って聞こえたよね?」なんて。

場所によっては菱ギリを刺します
場所によっては菱ギリを刺します

いやいやいやいやっ、調子に乗るのはダメ、絶対。
力まかせに叩くんじゃ無くて、先っちょがちょっと出る塩梅でそろえますからね。

でもでもっ「ドンドンッ」って来たとこに「パーンッ」とか鳴りますとね。
も~っ、クイーン来たかと。
満を持してのウィーウィルウィーウィル来たかと。
ロッキューロッキューッ

麻糸にロウを引いて、手縫い開始です
麻糸にロウを引いて、手縫い開始です

…えっと、真面目に作っておりますよ。本当に。

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2016年9月12日 実験失敗、ハトメ4号大き過ぎ

4号のハトメ抜きでは大き過ぎました
4号のハトメ抜きでは大き過ぎました

いきなりですが、大変な贅沢をしまして。
昨日の夜なんですけどもね。
テレビで見るような高級懐石料理みたいのを頂きまして。お座敷で。

初手から菊花かぶ。初手から全力。
そこに鮎やら伊勢えびやらめくるめく美味。最先端からまだ加速(B’z)です。
もうね、ここは涅槃(ねはん)かと。
生きたまま極楽浄土にたどり着いたかと。
なんならちょっと死んだのかと。
ただ「ありがとう」と伝えたいです。

そんな冥途の土産が増えたとこで、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
さて、マグネットのぷちブーツ作りの続きですが…
今日は実験です。

普段は目打ちであけてる靴底の縫い穴をですね、ハトメ抜きでやってみ~ましたっ。
縫いやすくなれば自ずと仕上がりも良くなるという筋書きです。
したっけ残念。
みごと失敗ですよ。作り直しですよ。

だんだん形になってゆきます
だんだん形になってゆきます

でもでも、そこは涅槃がえりだからでしょうか。
しょぼくれることなく作ってま~すよ。

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2016年9月8日 難しかった手縫いもツルっとこなします

2本の糸で縫い締めてゆきます
2本の糸で縫い締めてゆきます

えっと、写真を撮ったらウトウトしまして。
いえいえいえいえ、やる気はありますよ。気合十分です。

でもでも、今日の那須は一日くら~い雨降りでしてね。
そうそう。
聞いた話ではね、人間そういうときは自然とお休みモードになるんだって。
気圧が下がると神経がアレするって理由だそうですよ。

さてっ、ひと眠りして元気になったとこでシステム手帳の続きです。
3パーツともバッチリ縫い上がってますよ~。

縫い上がりです
縫い上がりです

折りたたんで蝶番にした厚みを縫ったり。
革の中のネジの端っこスレスレを縫ったり。
難易度の高いポイントですね~。

その辺りをツルっとこなせるようになったのは良い手ごたえ。
次のステージに進むには必要そうです。
…さてとっ、ここから先は仕上げですね~。

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2016年8月28日 革の種類で削り方も変えますよ

革に合わせてキツメに調整しています
革に合わせてキツメに調整しています

夏が終わりますね。
夢花火の8月も最後の週末、いかがお過ごしでしょうか。

こちらは黄色い名刺入れが縫い上がっております。
仕上げがありますので、完成まではもうちょい掛かりますけどもね。

は~いっ、ここで今回のポイントで~す。
蝶番をかなりキツメに、押し込んでも噛み合わない塩梅にヤスってみま~したっ。

これまでに、同じ形の名刺入れは6つ作って参りました。
ナンバリングはしてませんけどもね。
もし入れるなら7と8が入ります。

で、これまでの革と比べてとても柔らかいんですね~。この黄色。
ちなみに、これまではアニリン仕上げの革。今回は染料仕上げです。
どちらもヌメ革の種類ですけども、微妙に特徴がちがいます。

縫い上がりです
縫い上がりです

ささやかな経験と勘を頼りにしたチャレンジです。
うまくいけば生成りのヌメ単色で作る道も開けるんですが…
はてさて、どう出ますかね~?
私の心はまだまだ夏模様ですね~。

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2016年8月14日 お盆も少し作っております

幅8ミリのパーツの縫い穴開けです
幅8ミリのパーツの縫い穴開けです

お盆ですね。
ひょっとしたら、法事などお有りかも知れませんね。
私も野暮用がありまして、少し遅くなってます。

でもでも、少しですが今日も楽しく作ってますよ~。
蝶番の名刺入れ作りです~。
縫い穴を開けて、1つまで縫い上がってます。

1つ分は縫い上がりました
1つ分は縫い上がりました

幅8ミリの背表紙にあたるところなんてさっ。
以前は難しくって、それだけで騒いだものですが…
やっぱり、経験がものを言うのもありますね。

今日あたりはねっ。
私もまた、せわしくせずにゆっくり過ごそうと思うです。

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2016年8月8日 レザーコースターのメリットとデメリット

7ミリ厚のコースターの手縫い
7ミリ厚のコースターの手縫い

えっと、フッと思ったんです。
社会人になって何年目かのときのことです。
なんでも使い捨てる暮らしから抜け出せないかなって。

いえいえっ、贅沢はできませんけども。
ちょっと良いものを、長く使ったらどうかな?って。

今日は、レザーコースター作りの様子は写真でご覧頂いてですね。
素材の特徴を木や珪藻土と比べながら、ぶっちゃけたお話しをしたいと思います。

コースターの素材は幾つか試したことがあります。
夏も使いたいので、素材は結露を吸ってくれるもの。
それで木や珪藻土を選んだんです。

木はデザインが良いものがそろってました。
でも残念ながら、濡れて乾いてを繰り返すと木目で割れてしまいました。

一方で、珪藻土のは使い心地が最高でした。
ですが、落っことすと大したことない高さでも簡単に割れました。

どちらも研究されて良くなってるかも知れませんが…
おっちょこちょいな私にはレザーが一番だったんです。

コバ(裁断面)のヤスリ掛け
コバ(裁断面)のヤスリ掛け

もちろん、弱点もあります。
ヤカンで沸かした熱湯の飲物を置くと、ちょっと獣臭さを感じます。
そして吸水力は少しずつ落ちて来るようです。

ちなみに、カビが大敵なのはどの素材でも同じでした。
…長くなっちゃいましたので今日はここまでにしま~す。
吸水力についてはねっ。
あす明後日くらいに実験してみたいことがあるんですよ~。