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2014年6月21日(第二部) 少しでも薄くしたいと願いまして…

小銭入れ部分の完成(オーダーメイドの長財布)
小銭入れ部分の完成(オーダーメイドの長財布)

オーダーメイドで作っているときに、うまくいくかどうか分からないことを試してみるって、問題ありますかね。

さて、小銭入れが出来ました。
オーダーメイドの長財布の、小銭入れ部分です。

これね、ファスナーが両側の札入れよりもほんの少しだけ沈み込んでまして。
そうすると、畳んだときに反対側のレザーを傷つけにくいという目論見です。

ところで、今回試してみたのは、ファスナーの取り付けの接着剤なんです。
いつもは石油系の接着剤を使ってまして。
他には、縫製用の両面テープなんてのもありますね。
いずれにしても、作業時間をゆっくり取れて、慎重に位置を合わせられるすぐれもの。
ただ、縫うまでの仮留めにしては、ちょっと厚みが出るんですよね…
今回は水性の糊で挑戦してみまして…今後は、この方法一本で良い手応えでーす。

続いて、カードポケット作りに進みます。
下にちょこっとパーツが写ってるのです。

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2014年6月20日(第二部) 小銭入れの縫い方のポイント

小銭入れの手縫い(オーダーメイドの長財布)
小銭入れの手縫い(オーダーメイドの長財布)

久しぶりに雨に打たれまして。
昼下がりに、おーっ、晴れ間が見えたーっつって散歩に出まして。
したっけキツネの嫁入りに参加することになりまして。
「末長くお幸せにー」なんつって、すぐ止むよねって舐めてたらびしょ濡れになりまして。

さあ、お風呂に入って気を取り直して、小銭入れの枠を、袋状に縫っています。
完成したときに「あれ?ここはどうやって縫ってるんでしょうね」ってとこですねー。

前後のお札のポケットをかわしながら縫います。
「ごめんなさいよ」っつって、ちょっと曲げまして。
ほら、内側を “コ” 字に縫ってるので、折り曲げるとかわせるんですね。
そして、小銭入れの内側を縫ったことには、マチのような効果もあるんですねー。

そうそう、悪いことは言わないので、傘持ち歩いた方がいいですよ。
キツネが嫁に行くとこかも分からないので。こんこーんってね。

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2014年6月19日(第二部) 長財布作りはちょっとしたパズル

小銭入れの内側の様子(オーダーメイドの長財布)
小銭入れの内側の様子(オーダーメイドの長財布)

ちょっとしたパズルみたいになります。
作る順番のお話です。長財布くらいのものになりますとね。
そんなには難しく無くて、ルービックキューブよりアレです。

さて、小銭入れの袋になる内側から撮ってます。
“コ” の字型に縫ってるのは、札入れになるレザーの内の1枚です。
接着しないで、クリップで端を留めて縫いまして。終わったとこから外していきます。

あ、ここはですね、細めの糸で縫ってます。
太いとお札がつっかかりますからね。
なので、細いだけじゃ無くって、縫った後はグリグリ押してレザーに陥没までさせます。

ちなみに、ルービックキューブはちゃんと解けた試しが無いです。
5面まではそろうんですけどね。

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2014年6月18日(第二部) ステッチ接写

ファスナーの手縫い(オーダーメイドの長財布)
ファスナーの手縫い(オーダーメイドの長財布)

縫い始まりました。
オーダーメイドの長財布。
まずは小銭入れのファスナーの取り付けからです。

ステッチは、はっきり分かる太めの糸をご希望です。
いかがでしょう。この感じ。
手縫いの雰囲気が良く伝わるので、私も嬉しくなります。

そのかわりアレですよ。
ステッチが乱れるとすごく目立つので、丁寧にですね。
ここだけの話、細い糸だと七難隠されます。目立たないから。

そんなわけで、まずはピシャッとステッチ接写で撮りまして。

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2013年11月19日 四角いレザーが小銭入れになりまして

長財布の小銭入れ部分
長財布の小銭入れ部分

小春日和って言うんですかね。
今日も温かで幸せ。

さて、四角いレザーの真ん中にファスナーを取り付けたパーツを、折りたたんで周囲を縫うと…
小銭入れの袋が完成。基本的な作り方です。
ファスナーの両端がつながったレザーに囲まれるので、見た目の収まりが良いんですねー。

ところで、輪郭よりもかなり内側に “コ” の字に縫い付けてるの見えますかね。
これから札入れになっていく部分です。

この “コ” の字がですね、コインを取りだす時に、マチのような動きをするわけです。
それに、上側があいるので秘密のポケットのようにも使えます。

さあ、次はカードケースの部分に取り掛かります。

この陽気はいつまで続くのかな。
しばらく続いてくれたら嬉しいなあ。

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2013年10月13日(第一部) 「急がなきゃ急がなきゃ」にはご注意

長財布と小銭入れと札入れのパーツ
長財布と小銭入れと札入れのパーツ

小銭入れと札入れのパーツが完成です。
長財布の制作の中で、しいて言えば、難しいとこですね。

たっぷりのマチ付き小銭入れ。
札入れは、見えている他に本体との間にもう一つ出来ます。
右手で軽く広げているのはカード入れ。
たくさん入るので、使うことは少ないけど持ち歩きたいカードをまとめて入れてほしいとこです。
さらに、小銭入れとの間にも、秘密のポケットとして使えるとこがあります。

時間無くなってきました。
今回のオーダーメイドでは、急がなくて良いと言っていただけているのですが…
急ぎたい理由があるんです。とある大切な期日に間に合わせたい。

一方で、作っている物の特徴を再び考えてみます。
ナチュラルカラーのヌメ革に、こげ茶の溶剤を使って仕上げています。
関係ない所に一滴飛びはねたら、修正できません…

いやー、ここで「急がなきゃ急がなきゃ」となってしまったら、何かのフラグは立ちますね。

なので休み休み。
こんなことをお話するのも、良い気分転換になってると思うのです。

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2013年10月11日(第一部) 目に見える成果と見えない成果

手縫いの特徴が分かる写真です
手縫いの特徴が分かる写真です

「すーっげー進んだじゃん」
…って思いませんでしたか。

長財布の小銭入れ部分です。
左下に写っている札入れのパーツと合わさって、小銭入れや札入れの部位になります。

いやー、昨日までがね。
型紙の段取りと裁断後の下ごしらえがね、手間が掛かるんですよ。
それでいて、あんまり進んでいるように見えない…

そういうことって、良くあることかも知れません。
でもね、見える成果の為に焦ったときとか、あんまり良いこと無かったなー。なんてねー。

そうそう、これ面白い写真なんですよ。
手縫いとミシン縫いの違いが分かります。

大きく写ってるパーツの上側に、一周縫い終わってるとこがありますね。
ここの縫い線は、ピシッと真っすぐでしょう。
それで、縫ってる途中のとこは、クネクネしてるの分かるでしょうか。

どっちが表ってわけじゃないんですけど、片方が真っすぐ、片方がクネクネが、手縫いの特徴ですねー。
手縫いの味わいなので、私はクネクネを表側に出しております。
気付く人は本当に少しなんですけどね。