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2013年10月9日(第二部) “小さな一歩の法則”

蝶番の手帳カバー、型紙の試作
蝶番の手帳カバー、型紙の試作

第二部です。
二日連続の第二部。

…あれ思い出すね…

「まぐろっ。二夜連続」

…っていう番組の宣伝。
マグロ漁師たちの命がけの一本釣りドキュメント。
年末年始にやるあれ。好きだなぁ。

とまあ無駄口はこの位で。

第二部は、ユニークな手帳カバーのオーダーメイドについてです。
アイデアをまとめきれていないので、一部のパーツだけで型紙作りに走っております。

「どうしたら前に進めるんだ?」
などと困っていたとこもあるのです。正直。

したらね、やっぱ“小さな一歩の法則”(by マイク・マクマナス)ですよ。
平たく言うと、つべこべ言わねーで、心が本当に求めてることに向かって一歩を踏み出せってことかなー?

心の底では小説家になりたい人が、机を片付けてペンを置いてみるとか。
音楽が好きでたまらない人が、ギターをカバーから外してみるとか。
その程度の。

…いや。いやいやいや。
お客様からね。
「時間掛かってもいいですよ」って言っていただけてるからって、言い訳してるわけじゃないですよ。無いですとも。

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2013年10月8日(第一部) 25年前と変わらない気持ち

オーダーメイドの長財布の型紙
オーダーメイドの長財布の型紙

似てる。
良く似てる。

…プラモデルのパーツを外したときに。

素直な感想と共に、オーダーメイドの長財布の型紙、完成してまーす。
左上に置いてあるの。
型紙を切り抜いた後の残った紙です。
コレを見てるとねー、どうしても思うわけですよ。
似てんな―って。

小さい頃はよく作ったものです。
ザクとかドムとか好きで…知ってますかね?
25年くらい前の話。あっ、四半世紀だ。

不思議なことに、ワクワクする気持ちは同じ。
「これは、カッコよくなっちゃうねー」っなんつって。
ほんと、変わりませんね。

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2013年10月7日 長財布の型紙作り

方眼用紙に描いた長財布の型紙
方眼用紙に描いた長財布の型紙

方眼用紙に型紙を描き終わったとこです。

左上に、役目を終えた紙の長財布がバラされてますね。
正確な型紙を作るために、バラバラにしてます。
サイズを間違っていないか見られますし、メモも写しやすいです。

段取りです。
そう、段取り八分…
われながらね、段取り八分の人間ですよ。
ムリですね、即興で笑わせるとかね。

レザーの加工の前にかなり手が掛かってますが、こここそね「ありがとうございます」って言いながらやるわけです、はい。
さあ、厚紙にのり付けして裁断して、型紙を完成させましょう。

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2013年8月21日 オーダーメイドの長財布、完成した型紙を眺めて

オーダーメイドの長財布の型紙
オーダーメイドの長財布の型紙

こんなこと出来たら、なんて素晴らしいんだろう…
瞳を輝かせて、ワクワクしながらの挑戦。

すぐに戸惑いの連続。そして挫折。

レザークラフトも、手軽にキットで始められますね。
裁断済みのレザーと、美しい完成写真のアレです。
ところが、いきなり長財布に挑戦して、道半ばにして諦める方も多いのだとか。

折角のやる気が失われるのは、残念なことなのか。
その程度なら、早めに諦められて幸いなのか。
私には分からないんですよ。

さて、オーダーメイドの長財布。型紙が完成しました。
すると、ガゼン、本格的になってきますねー。
金具の裏を全てレザーで包み込むよう設計しました。
紙の試作品では大きすぎたマチも修正しました。
よしっ、よしっ、よしっ、と指さし確認OK。

…思えば、私もね、たくさんのことを諦めてきたものですねー。
でもね、またやりたくなるんなら本物だと思うんですよ。

ん?
なんでこんなこと考えてたんだろ。

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2013年8月9日 やおよろず?「神は細部に宿る」

蝶番の名刺入れの型紙
蝶番の名刺入れの型紙

―――神は細部に宿る

知ってます?この意味?
やっぱり日本はやおよろずだよねー。
小川とか石とか、しまいには棒っきれにも神様いるもんねー。

…長いことそんな風に思っていました。

ネットで知りましたよね。本当の意味。
(今知ったばかりでは無いですよ、念のため。)

あえて書きますと、デザインに関する言葉でして…
シンプルかつディティールを美しくしよう。
細部のおさまりの美しくないと、全体も値打ちが無いのだよっていうようなことです。

写真の型紙は、これから名刺入れになります。
ミリ単位での実験と調整の結果の型紙です。

腕時計のレザーバンド作りで考えた手法を、ここにも使ってみています。
その、鈴なりの小さな穴を開けるために引いた鉛筆の線の内側と外側のどちらを切るか?
レザーの厚みを考えると真上は無いよなー?なんてやっていまして。

そして…くたびれて凝った首を押さえながら顔を上げて言いましたね。言ってやりましたとも。

―――神は細部に宿る

うーん。良い響き。
テンション上がる。
やる気が回復する。

…そして、小川とか石とか、棒っきれにも神様がいるんだよーっ…という意味でも楽しいと思う。

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2013年7月31日 レザーバンドからブックカバーに仕組みの横展開

新たなブックカバーの型紙
新たなブックカバーの型紙

この型紙…

あれですね、立てるとミニチュアのビルになって、小さな街並みを再現できる…
昔、怪獣が壊してたアレです。
「しゃげーっ!」なんつって壊すやつ。

…と、そういう使い方も出来ますが、今回はレザーブックカバーが出来上がることになります。

ほらっ、昨日まで作ってた、腕時計のレザーバンドの仕組み。
小さなレザーのコマを組合わせ。
これがたまらなく面白いんですよねー。
童心に帰る感じで、なのに、おもちゃっぽくなくて。

そこでです。
その仕組みをブックカバーの背に取り入れて、一つ、こしらえてみようって。

歯の部分の微妙なサイズ感は、腕時計のバンド作りで承知してます。
型紙作りからして仕込みは上々。

問題は、どうやって芯を通すか…
いざとなれば「しゃげーっ!」っといきます。

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2013年7月9日 “井” に見えるのが型紙 “井” と言えば貞子

“井”の形のドリンクホルダーの型紙
“井”の形のドリンクホルダーの型紙

“井” の形に見えるのが型紙です。
ドリンクホルダーの型紙です。
この “井” の長さは40センチ位あるので、ちょっとしたベルトサイズです。

ところで “井” と言えば貞子。
ホラーが大の苦手な私は、ホラーぽいものも含めて避けて生きてきました。
おのずと、貞子とはすれ違いの人生です。

ところが、ちょっと聞いた話なんですが…
近頃の貞子は、巨大化して超能力少女とバトルするんだって。
それでも、地元の井戸の事も大事に思ってるみたいだよー、なんて。

…知らないうちに、ビッグになったんだなあ。