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2014年11月24日 自信を持って作れます

陰干しして一日経った様子
陰干しして一日経った様子

こちら、テストが続いております。
オーダーメイドのコースター作りです。

一晩じゅう水につけたあと、取り出して陰干しして一日経ちました。
刻印の戻りも少なくて、うん、これならって感じ。
モザイクで分かりにくいですけど、今日もちょっとはみ出してます。

ちなみに、形がガッタガタなのは、テストだからですよー。端切れを使いましてね。
本番は、きっちり丸で参ります。

いや~っ、良かった。
汚れちゃったときのケアにも対応できました。これで自信を持って作れます。
ホントはね、完全に乾く前にオイルを回しとくとより良いんですよね。ひび割れたりするから。
でも今回はあえてはしょります。

ちなみに、材料が足りませんで。残念ですが制作はいったん中断です。

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2014年11月23日 レザーコースターにお醤油ぶっかけちゃったとしよう…

ただ今レザーコースターのテスト中
ただ今レザーコースターのテスト中

連休ですねー。
どこかにお出かけでしょうか。
那須も気持ちよく晴れまして。

さて、こちらはレザーの一夜漬けを作ってますよ。
コースター作りのテストです。
どーしてこんなことするのでしょーか?

レザーといえば、押しも押されもせぬ高級素材でして。
そしてコースターといえば、汚れやすいアイテムですよね。

ちょっとぐらいの汚れは拭けばいいんです。でも…
「お醤油ひっくり返しちゃった」
「カレーうどんぶっかけちゃった」
…みたいなとき。

あきらめて捨てちゃう前に、コレですよ。つけ置き。
そしてつけ置きしたときに、どの位刻印が戻っちゃうかも見るテストです。

あっ、もちろんですがね。
製法によっては別の問題が起きることもありますよ。
作った人に質問するのがなによりだと思いまーす。

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2014年11月22日 隠されると見たくなる不思議?

レザーコースター用の押し型
レザーコースター用の押し型

「なんじゃこりゃっ、モザイクかかっとるやないかっ」
…なんて思ったでしょうか?

いや~っ、直観的にそうした方が良い気がしまして。
でもほら、ちょっとモザイクからはみ出してるでしょ。

するとなぜか、モザイクを外したい衝動にかられませんか?
不思議なものですよねー。

さてさて、すっかり接着剤が乾いても、すぐには本番のコースターは作れませんで。
まずはテストですぞー。

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2014年11月21日 金曜の夜は鏡の国で

鏡文字の切り文字
鏡文字の切り文字

金曜日の夕方ですなぁ。
私はこういう時間がだ~い好きでして。
お菓子でも食べながらよもやま話に花咲かせたいところです。
あっ、でも今週は、もう連休が始まったような気分ですかね。

そんなわけでね、こちらも始まりましたー、新しいの。
オーダーメイドのレザーのコースター作りです。

まずは紙で型を作って参ります。
紙っつても、工作用紙を石油系の接着剤で4枚重ねたガッチガチのです。厚みも2ミリを超えまして。
土台と切り文字のパーツをこさえていきます。

ポイントは、鏡文字ってことですかね。
左右が逆です。
ちょいちょい「あれっ?あれっ?」なんて言いながらですねー。

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2014年10月14日 完成、遊び心たっぷりのヘアゴム

オーダーメイドのヘアゴム1
オーダーメイドのヘアゴム1

完成しました。
オーダーメイドのヘアゴムです。

わずか5センチに、工夫と遊び心を詰め込みまして。
茶色の枠にナチュラルレザーを閉じ込めたデザインや、ぷっくりしたモチーフ、並み縫いのステッチ…
個性的な一品になったとおもいます。いかがでしょう。
自画自賛はあんまりアレですけど、見てるとですね、面白くてなんだかニヤニヤしてしまいます。

昨日お話した並み縫いのステッチもですね。
出来あがってみると、サラッと縫いましたって感じになったと思います。
きっと、それで良いのでしょうね。

それでは、お客さまに気に入っていただけますよう祈りまして。
ご依頼、ありがとうございました。

オーダーメイドのヘアゴム2
オーダーメイドのヘアゴム2

オーダーメイドのヘアゴム3
オーダーメイドのヘアゴム3


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2014年10月13日 語ります。革の並み縫いの件

革を並み縫いしている様子
革を並み縫いしている様子

来てますね、超大型の19号。
こんな日は、温かいコーヒーとかココアを入れまして、家の中でおしゃんこらしてましょうよ。出来るだけ。

さて、今日はちょっと真面目に語ろうかと思ってます。
手縫いのお話です。
並み縫いってありますよね。お裁縫の基本的な縫い方で。針を布の表裏々々って通していくアレです。

革細工では、普通は並み縫いはしません。
ほとんどの場合で、求められる強さが得られませんので。
目利きでも「並み縫いされてる革製品を見たら、手抜きか素人が作ったものと見抜ける」なんて聞いたりして。学ぶ中でね。
するとね、だんだん革を並み縫いすることに抵抗感が生まれるわけです。

そこへ「並み縫いして欲しい」という要望を頂きまして。前の話ですけども。
並み縫いの持つ素朴な雰囲気が大好きってことで。
そりゃあ、なんとか考え直してもらえるよう色々と伝えました。別の案を伝えたりもしまして。

でもね、すごく偉そうに怒ってる人を見かけまして。なんだか自分を見てるような気持ちになりまして。…考え直したんですよ。
どんな場合でも、革の並み縫いは駄目なものなのか?例外無しなのか?…つって。

そして考えたのが、糸が革の内を通ってる部分を、一針ひとはり全部接着する手口です。
撮ったのは、縫い糸を引き切る直前に、接着剤を縫ってるとこなんですよ。
こうすれば、糸がたるむのを防げるし、ある程度の強度も得られようかと思いまして。

あっ、ちょっと長くなりましたね。お聞きいただいてありがとうございます。
撮りましたオーダーメイドのお品物は、間もなく完成です。
そして、19号ではお怪我などされませんよう。

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2014年10月12日 厚みあります

接着後の厚さは4ミリ強
接着後の厚さは4ミリ強

「いや~っ、厚みあるね~」つったら、たいがいは良いことですよね。

さて、モチーフを浮き上がらせたのと、ドーナツ状の枠と、土台の、3枚のレザーを接着しまして。
厚さは4ミリちょっとになりました。

厚みがあるっていうと、人のことを例えるにしても褒め言葉ですよね。
しっかりしてて頼れる感じですかね?

レザーもこのくらい厚みがあると、存在感があります。
実際に堅くてね、指先で小突けば、コツコツと木のような音がします。

もちろん、なんでもかんでも厚ければいいってわけじゃないですけども。縫う針も重くなりますし。
そう、今回はステッチにはひと工夫ありまして、型紙はその準備なのですが…
それはまた、別のお話。