カテゴリー
ブログ

2016年8月6日 夢叶う、キャスケット帽 on キャスケット帽(コラボ4作目)

夏の週末、いかがお過ごしでしょうか?
あまりの暑さだもんでねっ、もう帽子に帽子をかぶせたいくらい…

あれ…うそ…こんなの初めて…
ジャ~ンっ、夢かなう。
夢の帽子 on 帽子、キャスケット on キャスケットっで~す。

なにを寝言みたいなこと言ってんのかね?っとね。
思ってるかも知れませんね。

えっと、 “ illubrary ゲンソウトショカン ” 様との新作コラボ作品なんです~。
今度はぷちキャスケット帽がアクセサリーにな~りま~したっ。
ヘアゴムかストールピンを選べるようになっております。

ヘアゴムならねっ、常においしいツッコミ所を維持できます。
「ちっちゃい帽子かぶってんね」っつって。
「いやかぶれてないねっ」って。

そして、ストールピンなら、夢のキャスケット on キャスケットも思いのままです。
詳しくは次のページでご覧いただけま~す。

【Sail?Sailing away!】( “ illubrary ” 作品紹介ページ)

さすがは “ illubrary ” 様。
増えるワカメみたいな想像力です。
「流石だねっ、ながれいしだねっ、天才だね~っ」(ドロンジョ風)と、私も感心しきりなんです。

カテゴリー
ブログ

2014年10月14日 完成、遊び心たっぷりのヘアゴム

オーダーメイドのヘアゴム1
オーダーメイドのヘアゴム1

完成しました。
オーダーメイドのヘアゴムです。

わずか5センチに、工夫と遊び心を詰め込みまして。
茶色の枠にナチュラルレザーを閉じ込めたデザインや、ぷっくりしたモチーフ、並み縫いのステッチ…
個性的な一品になったとおもいます。いかがでしょう。
自画自賛はあんまりアレですけど、見てるとですね、面白くてなんだかニヤニヤしてしまいます。

昨日お話した並み縫いのステッチもですね。
出来あがってみると、サラッと縫いましたって感じになったと思います。
きっと、それで良いのでしょうね。

それでは、お客さまに気に入っていただけますよう祈りまして。
ご依頼、ありがとうございました。

オーダーメイドのヘアゴム2
オーダーメイドのヘアゴム2

オーダーメイドのヘアゴム3
オーダーメイドのヘアゴム3


カテゴリー
ブログ

2014年10月13日 語ります。革の並み縫いの件

革を並み縫いしている様子
革を並み縫いしている様子

来てますね、超大型の19号。
こんな日は、温かいコーヒーとかココアを入れまして、家の中でおしゃんこらしてましょうよ。出来るだけ。

さて、今日はちょっと真面目に語ろうかと思ってます。
手縫いのお話です。
並み縫いってありますよね。お裁縫の基本的な縫い方で。針を布の表裏々々って通していくアレです。

革細工では、普通は並み縫いはしません。
ほとんどの場合で、求められる強さが得られませんので。
目利きでも「並み縫いされてる革製品を見たら、手抜きか素人が作ったものと見抜ける」なんて聞いたりして。学ぶ中でね。
するとね、だんだん革を並み縫いすることに抵抗感が生まれるわけです。

そこへ「並み縫いして欲しい」という要望を頂きまして。前の話ですけども。
並み縫いの持つ素朴な雰囲気が大好きってことで。
そりゃあ、なんとか考え直してもらえるよう色々と伝えました。別の案を伝えたりもしまして。

でもね、すごく偉そうに怒ってる人を見かけまして。なんだか自分を見てるような気持ちになりまして。…考え直したんですよ。
どんな場合でも、革の並み縫いは駄目なものなのか?例外無しなのか?…つって。

そして考えたのが、糸が革の内を通ってる部分を、一針ひとはり全部接着する手口です。
撮ったのは、縫い糸を引き切る直前に、接着剤を縫ってるとこなんですよ。
こうすれば、糸がたるむのを防げるし、ある程度の強度も得られようかと思いまして。

あっ、ちょっと長くなりましたね。お聞きいただいてありがとうございます。
撮りましたオーダーメイドのお品物は、間もなく完成です。
そして、19号ではお怪我などされませんよう。

カテゴリー
ブログ

2014年10月12日 厚みあります

接着後の厚さは4ミリ強
接着後の厚さは4ミリ強

「いや~っ、厚みあるね~」つったら、たいがいは良いことですよね。

さて、モチーフを浮き上がらせたのと、ドーナツ状の枠と、土台の、3枚のレザーを接着しまして。
厚さは4ミリちょっとになりました。

厚みがあるっていうと、人のことを例えるにしても褒め言葉ですよね。
しっかりしてて頼れる感じですかね?

レザーもこのくらい厚みがあると、存在感があります。
実際に堅くてね、指先で小突けば、コツコツと木のような音がします。

もちろん、なんでもかんでも厚ければいいってわけじゃないですけども。縫う針も重くなりますし。
そう、今回はステッチにはひと工夫ありまして、型紙はその準備なのですが…
それはまた、別のお話。

カテゴリー
ブログ

2014年10月11日 見上げてみる感じで

エンボス加工を施したレザー
エンボス加工を施したレザー

スケベ視線と申しますか、こう…見上げる感じ?
ミニスカートの女性がテレビに出てると、ちょっと見上げてみる、みたいな。
そんな人いたら、スリッパとかでね、パチーンと気持ちよく引っぱたきたくなりますね。
…さあ、今日はなかなかにゲスな感じで始まりましたが、そういうことではありません。

浮き上がらせたレザーが、十分に乾いて来まして。
どんな風に撮ったら伝わりやすいかなって思いまして。
高さを計ったらだいたい1.5ミリくらいですね。場所によってちょっとずつ違います。
周りのドーナツ状の茶色のレザーが1ミリ厚なので、そこよりちょっと高いくらいです。

さて、他のパーツも準備が整いまして、組み立て始めました。
まだ何を作ってるか言ってませんでしたよね?カッコいいの出来ちゃうと思いますよ。

ほらっ、この角度で見上げると、さらに厳つさに輪が掛かって見えるでしょ。

カテゴリー
ブログ

2014年10月10日 ぷっくりの裏側

エンボス加工を施したレザーの裏側
エンボス加工を施したレザーの裏側

こないださ、赤い月出てたんですね。
なんでみんなして妖しげな月の写真を公開してるんだろうって…

さて、よもやま話はさておき、レザーのぷっくり成形から一夜明けた様子です。
撮ったのは裏側。表側を浮き上がらせたので、もちろん凹んでおります。
先に進んだら、もう見られなくなりますので。

かなり乾いて参りました。
触れるとね、まだちょっと湿っているのが分かりますねー。

そして、ネコ型にまとめてあるのは、レザーをみじん切りにしたものです。
これを接着剤と混ぜまして、膨らませたレザーに詰めますよ。
これでもって、折角の形が崩れにくくするスンポーです。

…ところで、こないだの月に何が起きてたのかは、終わっちゃってから知りまして。
直接見られなかったのは残念だけど、撮っといて見せてくれる方がいるのは嬉しいものです。

カテゴリー
ブログ

2014年10月9日 ぷっくり加工ができまして

(左)押し型のコピー、(中)エンボス加工を施したレザー、(右)押し型
(左)押し型のコピー、(中)エンボス加工を施したレザー、(右)押し型

外枠と同じ形にレザーを裁断。
十分に水を染み込ませたら…さあ、参りますよ。

まず、型に裏向きのレザーをセット。
先の丸めた目打ちやヘラで、レザーを押し込んでいきます。
中の様子は見えません。前回の外枠を剥がしたとこのわずかな段差も、押せばレザーに映ってしまいます。
細かいところで迷ったら型のコピーを見ます。

…そして、慎重に取り外せば…
壊れた型が、鼻の穴の中に詰まってるのはご愛嬌ということで。

出来栄えをよく見たかったり、ちょっと直したかったりしても、お触り禁止です。
水が入ってると、とっても痕が残りやすいので。

しばし、コーヒーを頂きながら眺めまして。
6センチ足らずのパーツですが、なんとも愛おしいものです。