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2017年2月28日(第二部) 手作り革クリームの実験(第4回・後半)

ど~もど~もこんばんは、 To Be だよっ。
いやはや2月もあと2時間ちょっとで終わりですな。
お疲れしたっ。
ウィスキーでも引っかけながらね、革の手入れでもってとこですよ。

直射日光と暖房でカラカラに反り返った革
直射日光と暖房でカラカラに反り返った革

さて、月末恒例の手作り革クリームの実験の続きです。
直射日光とエアコンで、カラッカラに乾きましたね~。
干からびたって感じ?
「…私の心みたい」なんてシンパシーはアレですよ。重くなっからアレですよ。
「乾いてるのは革だけじゃないわ」みたいな。

…さておきっ、いつものお手入れです。
左の一列は力づくで平らにしまして。
真ん中は手作りクリーム、右はコロニルのアニリンクリームを塗ってから平らにします。

女性のお化粧用のコットンはとっても便利
女性のお化粧用のコットンはとっても便利

「変わり映えしないね」って思うかも。
う~ん、ごもっとも。
でもねっ、ここから学べることもあるぜっ。

一番最初に作った手作り革クリームはさっ、一か月で分離しちゃったんです。おぼえてるかな?
昼は直射日光、夜は氷点下の苛酷な環境で2カ月。
今回のクリームは大丈夫そうですね~っ。ウェ~イッ。

今回の革クリームは、2ヶ月たってもトロトロです
今回の革クリームは、2ヶ月たってもトロトロです

そして…こっちのが大切かな?
もしあなたが、初めての生成りのヌメ革のお財布を買ったとします。
「ヌメ革って経年変化が楽しいんだよね~」つってさ。
「SNS あたりで、毎週のように写真をUPして変化を見るよ~」ってやったとします。

…よぎるよね。
不安が、よぎるよね。
間がもたないよねっ、ネタとして。

ちなみに、写真の端に写り込んでる革のコースター。
ウィスキーのお湯割りがのってるコースターですね。
これは、1年10ヵ月です。
まだ赤ちゃんみたいなもんなんだよね~。

まったく新しい世界に挑戦する決意とともにヌメ革のアイテムをゲットとか、いいかもねっ。
「3年半人前だっ」なんて言われる頃にはさ。

ああ、別にウチのじゃなくてもいいですよ。
気に入ったのが一番。

いやはやどうして。
イイ味、出始めてるかも知れません。お互いに。

…さて3月。
お待ちかねの春ですね~っ。

【ここまでの実験メモ】

  • 2017年 2月28日 手作り革クリームの実験(第4回)
    見た目に大きな変化が出ないことの言い訳をしてます。
  • 2017年 1月26日 手作り革クリームの実験(第3回)
    生成りのヌメ革の経年変化に差が出始めた様子です。
  • 2016年12月24日 手作り革クリームの実験(第2回)
    クリームが分離したため、椿オイルの手作りクリームで引き継ぎました。
  • 2016年11月25日 実験開始
    ホホバオイルの革クリームを作り、実験を始めました。

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2017年2月27日(第二部) 手作り革クリームの実験(第4回・前半)

こんばんは、今日もお疲れした。
あしたで2月おわりですよ。28終わりって、やっぱ早い感じするよね?
どっすか?一杯。
おじさんはね~やっぱウィスキーが美味しいなっ。

さて、月末恒例の実験の模様ですよっ。
1ヶ月ごとの実験もねっ、今回で4回目になりまして。
写真は夕方に撮ったのです。

実験開始から3カ月の革たちです
実験開始から3カ月の革たちです

どっすか?
正直…どっすか?

いえいえいえいえわかってますよ。
こんなもんなんですよ。
おゆるしくださいましっ、おゆるしくださいましっ。

「革はエイジングを楽しむもの」つってもね。
それは、何年も掛ける楽しみです。

だからこそなんです。
だからこそ美しく経年変化したのはね「同じ値段じゃ売れない」ってことになるアレです。

気を取り直しまして。
あくまで手作り革クリームの実験ですよっ、これは。

写真でも気付くこととしましてね。
やっぱり、手作り革クリームの日焼けの感じが良い気がします。
椿オイルの革クリームって、そういう効果あるのかな?

カラッカラに乾いたらね。
おそらく明後日くらいにそれぞれのメンテをしますよ~。

今回も、革たちにストレス与えますよ~。
水没させて直射日光で乾かします。

水没と直射日光…まるで苦行です
水没と直射日光…まるで苦行です

絶対ダメですよ。
大切な革製品にそんなことしちゃ。
かわりに夢工場の冷え症のおじさん(ちょっと陽気)が やってっかんねっ。

【ここまでの実験メモ】

  • 2017年 1月26日 手作り革クリームの実験(第3回)
    生成りのヌメ革の経年変化に差が出始めた様子です。
  • 2016年12月24日 手作り革クリームの実験(第2回)
    クリームが分離したため、椿オイルの手作りクリームで引き継ぎました。
  • 2016年11月25日 実験開始
    ホホバオイルの革クリームを作り、実験を始めました。

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2017年1月26日(第二部) 手作り革クリームの実験(第3回)

…ぼちぼち1月も終わりですね。
あれっ?昨日あたりが給料日で、今日あたり新年会とか?ですかね~。

はいっ、夢工場の月末と言えば、手作り革クリームの実験で~すよっ。
あなたの革のお手入れにも役立つ情報があるかもで~すよっ。

この実験は、何も付けない革と手作りクリームやコロニルのアニリンクリームでお手入れした場合の革の変化を見るものです。

早速、1番目の写真について。
一番右上のヌメ革にカビのような白いのが付いてるの、分かるでしょうか?
大切な革がこんな風になったら嫌ですよね~。

写真1 右上の革に白いカビのようなものが見えます
写真1 右上の革に白いカビのようなものが見えます

考えられるのは、カビかスピューかってとこです。
スピューっていうのは、革の中の塩分や油分が浮き出てきたものです。

ところがどっこいしょ。
今回はどちらでもありません。

実は、前回のお手入れでコロニルのアニリンを塗り過ぎちゃって。(てへぺろ)
かたくしぼった柔らかい布で綺麗に落とすことが出来ます。
こういう風になることがあるよ~って知っているとびっくりせずに済みますよ~。

続いて2枚目の写真です。
革にストレスを与えるために水没させてますね~。
この写真、2日前に撮ったものです。

写真2 革にストレスを与えるため水没させています
写真2 革にストレスを与えるため水没させています

3枚目の写真が乾かしてるとこ。
びっしゃびしゃのまま、直射日光に当ててます。
最悪です。
最悪の革の乾かし方です。

写真3 ビシャビシャの革を直射日光に当てて乾かします
写真3 ビシャビシャの革を直射日光に当てて乾かします

そして4枚目の写真が今日の夕方。
すっかりカッパカパで・す・よ。
嫌ですね~っ、こんな風になっちゃうの。
革が濡れたとき、どうして「風通しの良いとこで陰干し」っていうのか、よ~く分かりますね~。

写真4 無茶な乾かし方で反り返った革
写真4 無茶な乾かし方で反り返った革

最後に5枚目が今回のお手入れ後の姿です。
クリーム無しの革たちは力づくで、他はクリームを馴染ませてから平らにしました。

写真5 断定できませんが、コロニルのアニリンを塗った革のエイジングは遅くなるかも知れません
写真5 断定できませんが、コロニルのアニリンを塗った革のエイジングは遅くなるかも知れません

…正直なところ…まだどれもさほどの違いは無いかなぁ。
でもでも、コロニルのアニリンを塗ったヌメ革は経年変化が遅めになるかも知れません。
断言できないですよ。情報が少ないので。

でも、今回の実験では、他と比べて明らかに色が薄いです。
引き続き実験を続けて確かめてゆきたいと思いま~す。

【ここまでの実験メモ】

  • 2017年 1月26日 手作り革クリームの実験(第3回)
    生成りのヌメ革の経年変化に差が出始めた様子です。
  • 2016年12月24日 手作り革クリームの実験(第2回)
    クリームが分離したため、椿オイルの手作りクリームで引き継ぎました。
  • 2016年11月25日 実験開始
    ホホバオイルの革クリームを作り、実験を始めました。

次回は2月末の予定です~。

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2016年12月24日 手作り革クリームの実験(第2回)

メリ~ックリスマ~ス。
イブに独りで晩酌する予定のおじさんから愛を込めて。
あんまり潤沢には無さそうな愛ですが…
「むしろオメーが足りてねーんじゃね?」なんて聞こえて来そうですが…
大事なのは気持ちですからね、気持ち。

…さてと…手作り革クリームの実験ですよ。
すったもんだがありましたので、まず方針を整えましょー。

えっと、この実験の目的はね、手作りした革のクリームがどれ程のものか確かめようってことです。
比較用に何も塗らない革とコロニルのアニリンを塗る革を用意しましてね。
それらを月に1回、お手入れしてゆきます。

乾いて反り返る実験用の革たち
乾いて反り返る実験用の革たち

主に見るのは潤いと保湿です。
こういうデリケートレザー用のクリームの目的はだいたい一緒ですからね~。

…で、最初に作ったホホバオイルのクリームは分離してしまいました(涙)
新たに作ったカメリアオイルのクリームが後を引き継ぎます。
もし、繰り返しクリームに問題が起きるようなら仕切り直しを考えましょう。

そんなわけで、実際にクリームを塗っていこ~っ。
今回で2回目です~。

こないだ水没させて日向に放置した革たちは、すっかりカッサカサです。
クリスマスイブに一人晩酌するおじさんのようにカッサカサです。

本来ならばねっ、完全に乾く前にクリームを塗ってあげて、形を整えて陰干しするとこですよ。
クリスマスイブに一人晩酌するおじさんも何らかのケアが望ましいとこです。

まず、ブラシでホコリを払いまして。
それぞれのクリームを塗ってゆきます。
複雑な形状ならペネトレイトブラシだけど、これは指でよいでしょう。

その後、女性が化粧落としに使うシルクで余分なクリームを拭きとります。
このシルクはドラッグストアの安いのですが、とっても便利。

女性の化粧落とし用のコットンで余計なクリームを拭きとります
女性の化粧落とし用のコットンで余計なクリームを拭きとります

箱には「毛羽立たず、センイ残りしない」と書いてありますよ。
…完璧ですね。
革のお手入れに必要な要素がバッチリ。

その後、反り返った革を力づくで真っすぐにしました。
見た目では違いが分かりませんね、残念。

でも、手触りには違いアリ。
何も塗って無い革のギシギシ感は半端ないです。
クリスマスイブに一人晩酌するおじさんの心のようです。

手作りクリームとコロニルのアニリンは、手触りでも違いがわかりません。
スポンジが水を吸うようにキューっと染み込む感じですね。
クリスマスイブに一人晩酌するおじさんにもキューっと染み込みそうですね。

まだ見た目には違いが分かりません
まだ見た目には違いが分かりません

実験を通しましてねっ、今のとこ一番変わったのは…
実は、私の感覚なんです~。

以前はただ純粋に「コロニルは香りが爽やかで使いやすいね~」って思ってたんです。
でも今は「ちょっと香りがキツイな」と。

…さては、香りがキツメのアロエベラ成分に、香料を増やして対応したのでは?
な~んて観点も生まれちゃうわけです。

気付きって面白い。そして嬉し~。
これからも楽しく実験してゆきたいと思いま~す。

そんなわけでねっ、素敵なクリスマス・イブを~。

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2016年12月23日 完成、椿オイルの手作り革クリーム

どうもどうもこんにちは To Be です。
楽しい連休をお過ごしでしょうか。

もしそうでも無かったら、手作り革クリームのお話なんて聞いていきませんか?
本気で取り組んでますので。

…いや~っ、混ぜました。
1時間以上、ひたすらに。
こんなにも混ぜたのは生まれて初めてです。

そんなわけでっジャーンっ。
椿オイルの手作り革クリームの完成っで~す。いぇ~いっ。

まるでヨーグルトのような滑らかさ
まるでヨーグルトのような滑らかさ

この見た目、どうでしょう伝わるでしょうか?
「あれっ?これヨーグルトじゃね?」とノリツッコミしたくなる滑らかさ。

やっぱり前回はね~、何か間違ってたんでしょうね~。
撹拌が足りなかったと思う。
ビンを覗きこんでみても、トロトロ感がまるで違います。

写真だけでも前回との完成度の違いが伝わりそう
写真だけでも前回との完成度の違いが伝わりそう

そんな革クリームが出来てキャッキャキャッキャ言ってる一方で、 ph の計測器を手に入れていた私だよ。(メレブ風)
アルカリに傾くとアニリン革が色落ちする可能性がありますので。
作り手としては確認しておきたかったのです。

は~いっは~いっは~いっは~いっ。
ここで ph のおさらいで~す。
小学校で習うはずですが、実生活ではあんまりアレですからね~。

ph (ペーハー、ピーエイチ)は、0から14の数字で酸性・中性・アルカリ性を表す単位ですね~。
0に近いほど酸性。
7が中性。
14に近いほどアルカリ性です。

ちなみに、塩酸は0。
人の肌や髪は5くらいの弱酸性。
水道水は6から8くらいの中性。
石鹸は10くらいのアルカリ性。
水酸化ナトリウムは14です。

そして手作り革クリームは6.5。
ごくわずかに酸性…でもまあ中性の範囲ですね。良かった~。

手作り革クリームの ph は6.5でした
手作り革クリームの ph は6.5でした

そんなわけで、実験は継続ですっ。
この程度のことでヘコタレたりしないよ。

手作り革クリームの実験を継続します
手作り革クリームの実験を継続します

そうっ。
もし貴方に、この連休で成し遂げたいことがあったらぜひ頑張って欲しい。
To Be も陰ながら応援しているよっ。
「あきらめたらそこでクリスマス終了だよ」つって。

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2016年12月22日 リベンジ、手作り革クリームづくり

いよいよ魅惑の3連休ですね。
もうねっ、今日の仕事がはねた途端に♪トゥクトゥ~ンッなんてね。
ドラマのような別世界に入る方もいるでしょう。

言わせてもらえばねこっちだって別世界ですよ。
ウキウキしながら作った手作りの革用クリームはわずか一カ月で分離してしまいました。

「これで挫折か」誰もが思う瞬間。
既にわが夢工場は新たな材料・椿オイルを手に入れていたのであった。
今日は本気で手作りクリームの作り方をお話しますよ。

人の肌や髪によいという椿オイル
人の肌や髪によいという椿オイル

そもそもね、そんな上手くいかないんですよ。
最初っからなんて。
なんどでも立ち上がるのです。
「希望は、死なない―――。」と貴方にも伝えたい。チェルシーも貴方にあげたい。

To Be はスターウォーズの大ファンです
To Be はスターウォーズの大ファンです

ではではレシピです~。

【手作り革クリームの材料】
・精製水:30ml
・椿オイル:25ml
・オリーブ乳化ワックス:3g
・アロエベラパウダー:3g
・メチルパラベン:3g
・ローズマリーオイルエクストラクト:1滴

前回の反省点を活かして、滑らかにするために精製水を倍にしてます。
香りが強いアロエベラは引き続き少なめで。
防腐剤のメチルパラベンは0.5%以下に抑えます。化粧品グレードですね。

なにより、椿オイルは試してみたい材料でしたからね~。
人間の肌や髪に良いというのは、革にも効くかも知れないなと。

そして、もう一度じっくり調べ直した手順は次の通りです。

1.オイルに乳化ワックスとメチルパラベンを加える。
2.精製水にアロエベラパウダーを加える。
3.上記2つを湯煎に掛けて撹拌し、完全に溶かす。
4.オイルに精製水を少しずつ加えながら撹拌して乳化させる。
5.完全に乳化したら湯煎から外し、常温に戻るまで撹拌し続ける。
6.計量カップをトントンして空気を抜く。

…で、配合量と手順に欠点が無いか、さらに調べ上げてから実行したいと思います。
感じるんです。
考え無しにただ数を繰り返しても出来ないって。
材料も良いお値段するしね~。

そのために、湯煎に便利なガラスの計量カップも手に入れました。
覚悟が決まり次第2回戦目まいりますよ~。

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2016年12月21日 失敗?挫折?手作り革クリーム作り

…残念なお知らせです。
もうね、悲しいです。
例えるなら、どの位の悲しみだろう?

足の小指をぶつけたときくらい?
それともお弁当を開けたらカレーだったとき?
あるいは、寝る準備をすっかり済ませたのち、晩酌の一番の楽しみにしてたお刺身を食べようとしたらお醤油が切れてたときくらい?

もうね「いつもここから」の「悲しいとき~」ネタみたいになる。

実は、手作り革クリームが分離しておりました(涙)
ちょっとタマゴスープみたいになってる。

手作り革クリームの油分が分離してしまいました
手作り革クリームの油分が分離してしまいました

撹拌が足りなかったのか。
保存環境が苛酷過ぎたのか…

やるせなくてちょっと揺り動かしてみる。
なんならポテトチップの最後のカケラを集めるときくらい揺り動かしてみる。
…でも、元に戻らないんだぜ?(当然です)

一方で、昨日水に浸けた実験用の革はどんどん乾きます。
乾いて反り返ってきます。
なんかちょっと楽しげですらある。

実験で濡らした革が乾いて反り返ってきました
実験で濡らした革が乾いて反り返ってきました

1枚だけ反対に反ってる革がありましてね。
「こういう子いるよね~」なんつって。

…わずか一カ月足らずで窮地に立たされた手作り革クリーム作り。
どうする?どうなる?
続きはまた明日―――。

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