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2016年6月21日 ベンズ(背中)とベリー(お腹)の床比べ

ベンズ(背中)とベリー(お腹)の床(とこ)の違いです
ベンズ(背中)とベリー(お腹)の床(とこ)の違いです

いきなり雨降りますね。さすが梅雨。
いやぁ、窓開けてたら吹き込みましてね。
ちょっとふて腐れておりまして。

さて、気を取り直して今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
ぷっくりがま口と小銭入れ作りの続きです。
一斉に床(とこ:裏面)磨きしました~。

いつも通り、トコ磨き剤をパックみたいに盛りまして。
「染み込むしみこむ」と唱えながらしばし待ち。
ガラス板で磨き上げます。

1枚目の写真では、牛の背中のベンズとお腹のベリーという部位による床の違いを撮ってます。
ピーンとハリのあるベンズをがま口の本体に。
柔らかいベリーを両サイドのマチに。
適材適所やね~って使いわけです。

見た目でも随分と違うものでしょう?
でもでも、ひとつながりの革で50センチ位しか離れてない部位から裁断してるんですよ。
面白いものですなぁ。

一斉に床磨きしました
一斉に床磨きしました

水分がたっぷり入りましたので、しっかり乾かしてから先に進みま~す。
…雨で濡れた床もね~。早く乾かないかな~。
「まんじゅう腐らせても床腐らせるな」って言うかんね。
お気を付け下さいませ。

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2016年6月20日 分かりにくい染色

アンティーク染めが入りました。
アンティーク染めが入りました。

人に非難されますと、メンタルが弱いのですぐ凹みます。
でも、ちょっと考えてみますと気付くときがありまして。
本当にね、無責任に言ってるだけっぽくね?とか。

さて、オーダーメイドの がま口と小銭入れの続きですよ~。
今日は染色です。
アンティーク染めという手口です。

これがね~。
お伝えしにくいんです。

打刻して凹んだとこに、赤い染料を入れてますけどもね。
しっかり茶色に染められた革では、違いが微妙すぎまして。

教科書的には「不向き」な組合わせです。
鵜呑みにしてたら生まれませんでした。

蛍光灯に近づけて斜めに覗いた様子
蛍光灯に近づけて斜めに覗いた様子

でもでも、この隠し味っぽいのが良いって思って続けてましたらね。
主にオーダーメイドでご依頼を頂けるようになりまして。

本当に明るいところでだけ赤が入ってるのがちょっと分かります。
向き不向きと、良しあしは別ものだな~って思う。

「おめ~には無理だ」とか言われてもね。
好きなことはやってみた方が良いって思んだよね。

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2016年6月19日 トンテンカンテン・シンメトリースタンプ

濡らした革に模様を打ち込んでゆきます。
濡らした革に模様を打ち込んでゆきます。

トンテンカンテン木槌の仕事。
みんな大好き木槌の仕事。

…はいっ。
そんなわけでねっ、オーダーメイドの がま口と小銭入れ作りの続きですよ。
濡らした革に、小さな刻印を打ってはずらし、打ってはずらし、並べています。

前にさ~、体験講座のお話があったんですけどもね。
今思えばこういうので良かったかな~って思うんです。
楽しいよね~、木槌打つのって。

シンメトリーという刻印パターンです。
シンメトリーという刻印パターンです。

いま打ってるのは、シンメトリーという刻印パターンです。
真ん中にだけハートみたいのが並ぶ、大好きな刻印ですね~。
今までに一番たくさん打ってるんじゃないかな~。

例えば、日曜日の体験講座とかなら、自由に打てばいいよね?
好きなようにさっ。
今思えばさっ。
分かんなくなっちゃってさ~っ、尻尾を巻いて逃げだしたわけですけどもね。
「お~ぼえてろよ~ぅっ」(ジャイアン風)っつって。

さて、革が乾いたら(←ダジャレじゃ無いですよ)、次は染色です~。

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2016年6月18日 制作開始、姉妹品のがま口と小銭入れ

ぷっくりがま口と蝶番の小銭入れのパーツ達です。
ぷっくりがま口と蝶番の小銭入れのパーツ達です。

まるで夏のような休日、いかがお過ごしでしょうか?
夢工場はひーこら言いながら週末のお掃除をしましてね。
綺麗なとこで気持ちよく作っていきたいと思いま~す。

さて、オーダーメイドのお財布作りの続きっで~す。
革の裁断が済みました~。

ここで次なるポイントです。
今回はね~っ、2つお作りしますよ~。

一つは、型紙を描いて試作してきた ぷっくりがま口。
そしてもう一つが、蝶番の小銭入れ。

姉妹品らしさの漂う同じ形のパーツです。
姉妹品らしさの漂う同じ形のパーツです。

姉妹品なので、一緒に作りたいな~って思ってまして。
がま口を作る準備が出来るのを待ってたんです。
さてさて、どんなの出来るかな?
…本当は三姉妹なんですけどもね。

しかしアレですね。
仕事っていうのはお金を稼ぐことだけじゃないですね。
綺麗に掃除すると、作品もより綺麗に作れる気がします。

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2016年6月17日 コピー用紙のぷっくりがま口

コピー用紙で作った試作品のがま口です
コピー用紙で作った試作品のがま口です

久々にここちよい晴れ間の那須でして。
ちょづいてアイスコーヒーなど淹れまして。
のんびり気分を満喫です。

さて、オーダーメイドのぷっくりがま口づくりの続きです~。
ジャ~ンっ。
紙の試作品がで~きま~した~っ。

コピー用紙を型紙から切り出しまして。
口金のほか二重カンやナスカンなんかの金具は実物で。
代用の紐もくくり付けたこんな塩梅。

「紙の試作は表現力がね~」という方もおられますけどもね。
これだけ出来れば及第点じゃありゃしませんかね?
がま口みたいな立体物で。

2回の試作を経て本番スタートです
2回の試作を経て本番スタートです

試作1号は、つぎはぎ、つぎ貼りで作りました。
仕様を決めるためなのでね~。
それに比べて試作2号は完成度が違うと思っております。

…ここまで、念にはねんを入れてきました。
繰り返しつくってきたものじゃないですから。
さ~て~とっ。
いよいよ本番スタートゥッ(「すごいよマサルさん」風)

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2016年6月16日 がま口の型紙を改造(後)

切り抜いた穴に戻して切り直してます。
切り抜いた穴に戻して切り直してます。

どよ~んとしてますね。
木曜なのに…えっとっ、今日は止めておきましょう。お口チャックです。

さて、オーダーメイドのぷっくりがま口作りです。
引き続き型紙を作っていきましょ~。

ここで一つ問題があります。
くだんの「原寸大型紙」には縫い代が無いんです。
外周は縫うラインなんですね~。布用って、そういう型紙があるんですよね~。
革用は縫い代まで必要なんです。

そもそも直線と曲線を縫い合わせるからさっ。
縫い代を入れると作るのに手間掛かるんですよ。
ほらっ、岬なら長くなり、入り江なら短くなり。
ならばどうするか?

型紙の完成です。
型紙の完成です。

…切った紙にノリを付けて、切り抜いた穴にスポ~ンっ(円満解決)。
縫い代を付けて切り直すのはね、赤子の手をひねるようなもの(時代劇風)。

裏から見ますと、最初に切った線が見えますね~。
その線に沿って、縫い穴の位置もすっかり決まりました~。

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2016年6月15日 がま口の型紙を改造(前)

口金に付いてる「原寸大型紙」をカスタマイズ
口金に付いてる「原寸大型紙」をカスタマイズ

さすが梅雨。
どよ~んとしてますけどもね。
水曜なのにどよ~んとしてますけどもね。
始まりま~した~。
オーダーメイドのぷっくりがま口作りっで~す。

ここまで話し合って来ましてね、どんなの作るかは決まっております。
まずは、型紙作りです。

ピカピカピカピカーンッ(ネコ型ロボ風)
「原寸大型紙~っ」

がま口は通常のラインナップに無いんです。
そこで、ご依頼に沿った口金を仕入れるんですけどもね。
したっくて付属してくるのが「原寸大型紙」。

いや~っ、心強い響きです。
映画のときのジャイアンくらい心強い仲間。
それをご依頼の形に合うように改造すればOK牧場ってスンポーです。

沿えて転がせば正確です
沿えて転がせば正確です

…つってもね、出来た形は全然違うんですけども…
2つの型紙を沿わせてクルッと動かせば、なるほど長さは合ってるねって分かります。
もう少し、型紙作りが続きますよ~。