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2014年9月23日 間もなく完成 “ぼうけんのしょ1”

縫い上がったブックカバー
縫い上がったブックカバー

連休もおそらく最後の日でしょうか。
「こりゃー那須観光の人は最高の最終日だねー」って陽気と風です。

さてさて、オーダー品のブックカバーも完成が近付いておりますよ。
撮ったのは、糸止めすれば一周縫い終わりってとこです。
ステッチがデザインの一部というのがよく分かると思うのですが、どうでしょね。

場所によって、厚さ6ミリありまして。
たった一周に3メートル程の糸を使います。
でもって段差のとこは二重に縫うのですが…
一針ひとはりが重い。

針の先端だけ通して、ペンチで引っこ抜きながら進みます。
ペンチを使うのをめんどくさがって、ぐにぐにしながら指で引き抜こうとすると、レザーを痛めますのでね。

縫い上がれば最後の仕上げに入ります。
長らく作ってきましたブックカバーも、間もなく完成です。

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2014年9月22日 完成形が姿を現しました

接着を全て終えたブックカバー
接着を全て終えたブックカバー

この姿を目指して、ここまで作ってきました。
そうは言っても、まだ接着が終わっただけですけどね。

さあ、いよいよ完成が見えて来ましたね。
続いては縫っていきますよー。

手縫い用のレザーに穴を開ける道具がありまして。
小さいフォークの先端が菱型に尖ってるヤツです。
菱目打ちって申します。
その穴を開ける能力の限界ギリギリの厚みです。

ゴールが見えてからが気を引き締めるとこですなあ。

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2014年9月21日 蝶番の磨き上げ

蝶番の内側を磨き上げた様子
蝶番の内側を磨き上げた様子

ひょっとして、4連休だったりしますかね。明日を休みにしちゃってさ。
そう簡単には休み取れないですかね。
たまにはゆっくり休むのも良いですよ。
たまった疲れやストレスが抜けますと、物事の考え方まで変わるもので。

さてさて、どこ吹く風。
楽しく作っていきたいと思いまーす。
ブックカバー作りは細かいとこが続きますよー。

一つひとつ蝶番を磨き上げまして。
なかなかの仕上がりだと思いますが、どうでしょね。

ここまで来ればもうすぐですよ、全体像が見えるのも。

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2014年9月20日 ヤスリの話

蝶番の削り出しとヤスリ
蝶番の削り出しとヤスリ

地味なのが続きまして…
いえねっ、ヤスリ掛けしておりまして。
折角、見てもらっても、面白いかどうか。
バーンっとか、ドーンっとか、無いので…

そんなわけで、今日はもうね、ぶっちゃけてね、ヤスリについてでも語ろうかと思いまして。
レザーで作った蝶番を削り上げるために使ってるヤスリの一覧っでーす。

7本ありますね。
左から順に…

1.側面に面を出す。
2.底面に面を出す。
3.底面の角を落とす。
4.側面の角を落とす。
5.側面を仕上げる。
6.角を仕上げる。
7.底面を仕上げる。

…という順番でヤスっておりまーす。
こうして見ると、なんか可笑しいね。

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2014年9月19日 なんてことでしょう、蝶番が姿を現しました

レザーの蝶番
レザーの蝶番

均等に穴を開けたレザーの端を折り畳んでいくと…
なんてことでしょう、蝶番が姿を現しました。

…なんちゃって。
何度かお見せしてる気がするので、ご存知かもしれませんね。

でもね、2ミリの厚みのあるレザーは、そう易々と折り畳まれませんよ。
しかも端っこを、漉きもせずに、ペタンと接着するのは、なかなかに厄介です。

でもそこはアレですよ。
幾つもこしらえてきた経験ってヤツでしょうか。
奥に写ってるガラス板でもってね、ピシャッと圧着です。

経験ばっかりが大切だとは思わないのですが、なんらかのコツを得るには、やっぱりね。
さてさて、続いて蝶番のヤスリ掛けです。

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2014年9月18日 本日は裏地を貼り付けて参りまーす

ピッグスキンの裏地を貼った様子
ピッグスキンの裏地を貼った様子

「丁寧に説明してるようで、肝心なとこの造り方が分からない」
…というご意見をいただきまして。昨日ね。
そんなわけで、今日は特に料理番組風にご紹介したいと思いまーす。

さて、ブックカバーに裏地を貼って参りましょう。
まずは、接着剤を水で薄めまして。
乾くとくっつかなくなるタイプなので、そうして時間を稼ぎます。
接着面が広めですからねー。
お好み焼き番町と呼ばれるくらいの疾風のヘラさばきの方でしたら、濃いままでも大丈夫だと思いまーす。

裏地もね、ひとつながりのレザーを左右に切り分けたように貼りまして。
よく見ると、繊維の流れがつながっているのが分かりやす。上下間違えたりしないようご注意です。

それから、本体と裏地の両方に接着剤を塗りまして。
ピシャッと貼れば裏地の貼り付けが完了です。
表に縫い付けたエンブレムの跡も見当たらないでしょ。
これもね、よく見ると縫い糸の膨らみが分かるくらいです。

そうそう、接着剤に水を足してますので、乾くのはゆっくり待ちましょうね。

どうでしょね。
今日はかなり丁寧に作り方をご紹介できた気がしております。

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2014年9月17日 いきなりエンブレム

エンブレムの取り付け
エンブレムの取り付け

いきなり初手でエンブレムでしょう。
ショートケーキは苺から、目玉焼きは黄身から食べる感じです。

さて、オーダー品のブックカバーも組み立てに入りまして。
傍目にもどんどん進んでるように見えると思いまーす。

そういう時は誰しも楽しいですよね。
自分でも成長を実感できる時期ってあるじゃない。
進む程に景色がクルクル変わりまして。

でもね、手を動かす量は下ごしらえのときと変わって無いという不思議。
いや、むしろ…

そうそう、最初にエンブレムを取り付けたのは、楽しいとこから作りてーっていうアレじゃないですよ。ほんとに。
後からでは取り付けられないんです。言い訳っぽいですけど。