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2014年6月28日 仕上げに入りました、長財布

ヤスリ掛け(オーダーメイドの長財布)
ヤスリ掛け(オーダーメイドの長財布)

雨も降り続いてますが、集中してると気にならないものですね。
休憩して手を止めると、スズメとカッコウとハトと、他にも何か鳴いてるのに気がつきます。

さて、長財布作りはいよいよ仕上げの工程です。
延々とヤスリを掛け続けまして。
ざっくり言うと、大・中・小のヤスリで削り続けると…
ひとまずこんな感じ。長財布の底の部分です。

サラッとしてて中々の手触りですよ。スウェードっぽい感じ。
この位になれば、磨き上げに移ってOKです。

やっぱりね、たまに無心になるのは良いものです。
ひょっとしたら、そういうときが一番幸せなのかも知れないなー、なんちゃって。

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2014年6月1日 タグキーホルダー作りは、私のパートを終えまして

オーダーメイドのタグキーホルダー
オーダーメイドのタグキーホルダー

「オレのリブに食らいついてみやがれ、このもやし野郎っ」(←北斗の拳風に読んでね)
みたいなことを言いそう、なーんて感じております。

こちらでの工程は全て終わりました。
オーダーメイドのタグキーホルダー。

また、昨日とはまるで雰囲気が変わったと感じませんか。
グルッと二重かがりが入りまして。
女性的なしなやかさが奇妙に混ざったような姿から、グロさのある姿に。

「グロい」って言うと、どちらかというと褒め言葉では無いですよね。
海外の方が分かりやすいのですが、強さや勇猛さをグロテスクさで表現することがありますね。
…とまあ、車のデザインに詳しい方から聞きまして。
なるほどねと。

ところで今回は、これで “完成” とは言いません。
私のパートが終わったということで。
それは何故か?
…私からは秘密なんですねー。

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2014年5月31日 別人のようになった夏休み明けみたいな

裁断面の仕上げ後(オーダーメイドのタグキーホルダー)
裁断面の仕上げ後(オーダーメイドのタグキーホルダー)

どうでしょね。
急に完成品っぽくなったと思いませんか?
あの子が別人のようになった夏休み明けみたいなものです。

オーダーメイドのタグキーホルダー作りの続きです。
レザーの裁断面を仕上げると雰囲気変わりますよねー。

ゴツくて、ニヒルで、斜に構えてて。
そういうものを丁寧に仕上げたら、さてどうなるものか。
そんな気持ちもありまして。

完成は近いですが、もうひと手間かけますよ。
急激な変化は、二手、用意がありまして。

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2014年5月27日 間もなく完成、三重巻きブレスレット

仕上げ(三重巻きのレザーブレスレット)
仕上げ(三重巻きのレザーブレスレット)

間もなく完成です。
長らく作り続けてきた、オーダーメイドの三重巻きブレスレット。

さて、ヤスリ掛けが終わったところです。
バンドのレザーの裁断面なんですけど、見ていると楽しいんですよ。
順番に細かいヤスリに持ち替えて削ると、ほんと素直に綺麗になっていきます。

滑らかに丸みを帯びて、表面もきめ細かくなりまして。
あとは、磨いて仕上げればと。

…ところで、長らくというのも曖昧ですね。
正しくは、ちょうど二週間です。
道中、いつまで掛かるか分からないように見えたかもしれません。
あと少しです。

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2014年5月23日(第二部) 間もなく完成、レザー蝶番の名刺入れ・ブラック

完成間近(レザー蝶番の名刺入れ)
完成間近(レザー蝶番の名刺入れ)

完成した姿が想像できるとこまで参りました。
黒色のレザーによる蝶番の名刺入れ。

頂上が見えてからが本当の戦い。
そういうことってあると思う。大げさだけど。
まず、戦いでは無いですからね。
むしろ…ワクワクします。何度作っても。
どのくらいワクワクかと申しますと、夏の旅行でバスから水平線が見えたときくらいですかね。
これが大げさかどうかはちょっとアレですけど。

さて、ここからのポイントは2つです。

  1. 蝶番
  2. レザーの裁断面

間もなく完成です。
仕上げが出来栄えを決めます。

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2014年4月25日 向き不向きを決めるのは誰でしょね

切断面の磨き。上が一回、下が二回。
切断面の磨き。上が一回、下が二回。

世間で言うとこの才能とか、あてになりゃしませんぜ。
そんなことを言うためであったり無かったりしますけど、ここしばらくベリーというレザーの加工をお伝えして来ました。

ベリーで作るブックカバーも、さて最後の仕上げに入ろうってとこです。
断面の磨き上げについて。
上が1回目、下が2回目です。
写真で仕上がりの違いが伝わるでしょうか。
毛羽立ってまとまりにくいベリーでも、そこそこの艶もでるもので。

そもそもベリーって表面がデコボコしてたりするので、好かない人もいます。
キメの細かい背中を「ベンズ」と言いまして、そこだけを売ってたりもします。
ベンズはね、きめ細かくて強いです。
それでさ、解説書を開けば、ベルト用のレザーを取るのはベンズと書いてあります。常識として。

ところがどっこいしょ。ベリーで作ったベルトに出会ったことがありまして。
表面が波打つようにボコボコしてて、それを丁寧に仕上げてあって。
なんていうかね、惚れましたね。
イタリア製だと知って、やっぱさー、イタリア人はお洒落だねつって、妙な納得。

さてブックカバーは、もうちょっとで完成ですよ。

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2014年4月24日 蝶番の歯の内側の仕上げ

蝶番の歯の内側の仕上げ
蝶番の歯の内側の仕上げ

磨くとピシャッと引き締まる感じしますね。
蝶番の歯の内側を染色して磨いて仕上げます。

細かくて面倒そうだと思われるかも知れませんが、かなり面倒です。
でもね、こういうの大好きなんですよ。

幼い頃は、機関車の車輪まわりとか、半分が内側のメカになってるガンプラとか、時間になるとフタが開いて人形が踊る時計とか、たまらなく心惹かれまして。
思えばね、好みってバッチリ表れるものですねー。

そういえば、絵を描かせて心の問題を発見したりする治療?ってあるでしょう。
何かを作ったりすると、隠すことのほうが難しいのかも知れませんね。