オーダーメイドによるリクエストから、レザー蝶番の名刺入れのカラーバリエーションにブラックが加わりました。
個性的な姿はそのままに、艶を控えた黒が妖艶です。
詳しくは次のリンク先でご確認ください。
タグ: 黒
完成です。
レザー蝶番の名刺入れ・ブラックです。
オーダーメイドということで、黒色のレザーを使いましたが…しっくり。
染色がしやすいですね、黒は。滑らかな裁断面です。
蝶番もピタッと仕上がりまして、時おり「クゥ」と革のこすれ合う音も聞くことができます。
これはぜひ、通常の商品のラインナップにも加えたいですね。
さて、長く持ち主の方のお役にたてるよう祈りまして、蝶番を閉じます。
完成した姿が想像できるとこまで参りました。
黒色のレザーによる蝶番の名刺入れ。
頂上が見えてからが本当の戦い。
そういうことってあると思う。大げさだけど。
まず、戦いでは無いですからね。
むしろ…ワクワクします。何度作っても。
どのくらいワクワクかと申しますと、夏の旅行でバスから水平線が見えたときくらいですかね。
これが大げさかどうかはちょっとアレですけど。
さて、ここからのポイントは2つです。
- 蝶番
- レザーの裁断面
間もなく完成です。
仕上げが出来栄えを決めます。
腹が立ったし、恨みもしたさ。
食う為に俺を育てたんだって知ったときは。
だってそうだろ。食われるんだぞ?
俺だってそこまで牛が出来ちゃいないさ。
…でもなんだ。
和牛っつって、上等な品になったんだろう。
俺の革で作った小物は親子二代で使うっつうし…
甲斐は、あったのかもな。
…以上、妄想です。
いや~っ、お客様からですね、ご感想をお聞き出来まして。
今作っているのと同じレザー蝶番の名刺入れを、プレゼント用にお買いいただけたお客様から。
したっけ、プレゼントした相手の方にとっても気に入っていただけたらしくてね。
退職したら娘に譲るとまで言っていただけたそうなんですよ。
それが嬉しくって。
ちょっと牛の気持ちになってみました。
でも、こんな風に考えるのは、さすがにエゴですかね。
目に見えるものだけが全てじゃ無い。
なんて、星の王子様ですよね?言ってたの。
さすが王子様。名言が似合う。
目に見えるものがすこぶる良い人が、それを言っちゃう。なんだろう、この感じ。
…私もね、言おうと思う。
でも、そっとね。
何を言うかも重要ですが、誰が言うかも重要ですから。
この場を借りて、そっとね。
さて、名刺入れ作りの模様です。
度々お見せしてますが、蝶番を挟んで右と左のパーツに分かれる作品です。
その割には、片方ばっかり作ってきましたよね。
進め具合のバランス悪いんじゃないの?みたいな。
(目に見えるものだけが全てじゃ無いです。)←そっとね。しかも丁寧語。
これで、左右の進み具合がちょうどぴったりになった位ですよ。
このポケットの膨らみを作るために、びっしゃり濡れてますから。こちら側は2、3日お休みです。
ウサギとカメは同時にゴールするお話なのです。
2014年5月20日 出来栄えの予感
いつもの順番を変えると、気付かないことに気付けたりするでしょう。
さて、今日は名刺入れから。蝶番の片側です。
切っただけで置き去りの片側を脇に、どんどん進みます。
蝶番のところは、針一本の穴を残して接着しまして。
レザーの裏の磨きや、ポケットの接着、側面のヤスリ掛けと、ほんとどんどん進みまして。
縫えるところまで参りました。
ちなみに、もう仕上がってるとこもあります。ポケットの口の曲線のとこ。
完成したときの雰囲気が、少し感じられるかも知れませんね。
これは、しっかりした出来栄えになりそうな予感です。
さてこちらは、名刺入れ作り会場の模様です。
いつもより早いですね。
やっぱり、陽射しが半分あたってるくらいで撮れば、いろいろな表情が良く分かるんじゃないかと思いまして。黒色のレザーの。
黒といっても、光の加減でいろんな見え方しますね。いつまででも見てられます。
なので、言葉で簡単に伝えるのは難しいのかも。
艶やかと言えば艶やか。でも、艶は控えめの方ですよ。
もっと光り輝きたければ、オイル多めに磨き上げるという手もあります。
そうなんです。僕らは基本的には自由なんです。
さて、話はそれましたが、後ほど型で成形することになるパーツを優先して進めています。
先に取りかかって、完成するのは最後になる方です。
ウサギは途中で眠るので、どんどん進んでもらわないと。