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2016年6月27日(第二部) (自分の)爪のメンテナンスは必須ですよ

革のコバ(裁断面)を削って面を出します
革のコバ(裁断面)を削って面を出します

こんばんは。
夜のあなたのサイド・ドア。
ユア・サイド・ドア、To Be です。

今日の制作を済ませ、かの徳永英明さんの名曲「壊れかけのradio」の替え歌「壊れかけのポット」を考えながら呑んでいます。
「♪いつも沸かしてた~」…ご興味、無いですね?

さて、オーダーメイドの名刺入れは今宵も一歩進みまして。
手間の多い片側のヤスリ掛けや角落としが済んでおります。
これで手縫いの準備が整いました。

ところで、1枚目の写真を見て爪が伸びてることに気付きまして。
たるんどるな~って。
「タルンドル戸辺」って呼ばれちゃうな~って。
すぐに切っております。ごめんなさい。

反り返ったヘリを落としました
反り返ったヘリを落としました

物づくりしてるにしては綺麗な手って言われますけどもね。
汚れたら取り返しのつかない革が相手なので。

ところで…
「♪ほんとの幸せ沸かしてよ 壊れかけの~」
…やっぱり、ご興味無いですかね?

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2016年6月26日(第二部) 誰だって、最初からうまくはいかないさ

革の蝶番をヤスリで調整します
革の蝶番をヤスリで調整します

日曜の夜。
サザエさん症候群なんてなってないかな…
どうもどうも~っ、夜の夢工場っで~す。

今日の制作を終えまして。
お気楽ごくらくに、ウィスキーがお好きでしょ?

撮りましたのは、レザー蝶番の名刺入れの続きです。
ちょうど蝶番の噛み合わせの調整をしてるとこです。
一歯ひとはよい塩梅に特製のヤスリで削りまして。

しっくり噛み合う塩梅を追求です
しっくり噛み合う塩梅を追求です

これがですね~…
やっかいでしてね。

きっとまだ、本当のコツを習得して無いんですよ。
組合わせては少し削り。
また組合わせては、また少し削り。
なんとなく しっくりくるまで繰り返します。

まるで会社の人間関係のようだ。
な~んて、懐かしく思い出したりする夕べ。

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2016年6月25日(第二部) ゆっくり作るよいところ

特製ヤスリでえぐれた曲線のコバを整えます
特製ヤスリでえぐれた曲線のコバを整えます

6月も最後の週末、いかがお過ごしでしょうか。
「もう半分終わっちゃうね~」なんつって、呑んでるかも知れませんね。

さて、今夜の小さな一歩。
オーダーメイドの名刺入れ作りの続きです。

コバ(裁断面)をヤスリ掛けしたり。
蝶番になるとこを接着したり。
全部のパーツの下ごしらえが一段階進んでますよ~。

全てのパーツの下ごしらえが一段階進みました
全てのパーツの下ごしらえが一段階進みました

こういうペースで作るのも良いものです。
しっかり時間が取れるますので。
接着剤とか仕上げ剤とか、乾かすところで。

土曜日でもありますしね。
「こんなとこか~」っつってウィスキーなど舐めております。

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2016年6月24日(第二部) なんでも磨いたら良いと思んです

樹脂ワックスのパック。待ち時間はヒミツです。
樹脂ワックスのパック。待ち時間はヒミツです。

こんばんは、夜の夢工場です。
雨続きですね~。
「ここまで終わったら、跳ねて一杯やりますか」と。
たった今ね、ウィスキーなど汲んで参りま~した~っと。

さて、名刺入れ作りの続きです~。
革の床(とこ:裏面)磨きです。
いやぁ…実に小さな一歩いっぽが続きますけどもね。

ガラス板でゴシゴシ磨いてますとね。
何でもコツコツ磨いたら良いんですよって気持ちになりまして。
ツルンっとなって気持ちいいです。

一晩は乾かしたいところ
一晩は乾かしたいところ

この4枚を磨けておけば、明日も踏み出せますよ。小さな一歩。
一晩くらい しっかり乾かしたいってのを考えると、ちょうど良いのかも。

毎日ちょっとずつってことではね。
個人的なオススメは、いつもやりたいと思ってるのに出来ないこと。
ほんのちょっと。
眺めるだけでもアリだと思んだよね。

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2016年6月24日 手強いがま口の手縫い

縫い途中のがま口の内側です
縫い途中のがま口の内側です

実におもしろいです。
そして、おそろしく時間が掛かります。
合わせると おもそろしい…

さて、オーダーメイドのがま口と小銭入れ作りの続きです。
やっぱり苦戦ですね、がま口。

マチと本体を接着せずに縫っているので、一針ひとはり探すように進んでいます。
でもその甲斐あって、出来栄えは想像通りに進んでますよ~。

ここから手縫い入ります
ここから手縫い入ります

一方で小銭入れは順調です~。
本体とマチの主要な3パーツになりましてね。
もう縫えるとこまで来ました。

表側はこんな感じです。
表側はこんな感じです。

でも、おもそろしい相手に2正面は荷が勝ち過ぎかも。
どこかで方針を変えまして。
片方ずつ集中して作った方が良いかも知れませんね~。う~ん。

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2016年6月23日 ここから山場、オーダーメイドのがま口と小銭入れ作り

がま口の本体のパーツです。
がま口の本体のパーツです。

ここからが山場です。
オーダーメイドのぷっくりがま口とレザー蝶番の小銭入れ作りの模様です。

なんと言ってもこのがま口。
縫ったときにどうなるでしょうかね。なにしろ初めての形です。
紙では2回も試作しまして、ここまでは順調です。
でも、そうそう思惑通りにいけるかどうか。

革の蝶番を成形します。
革の蝶番を成形します。

小銭入れの方も、そろそろ手縫いに入れます。
こちらは何度か作った形ですので、まず大丈夫でしょう。
でもでも、変わった縫い方をしますので、手強い工程に入るのは間違いないです。
それに、カスタマイズで付けた飾りポケットと内側のポケットの長さの計算が出来ていませんでした。
まるっきり偶然に、結果的に良い位置だったのが救いです。

がま口と小銭入れのパーツ達
がま口と小銭入れのパーツ達

反省が必要ですが…
やっぱり私ってめっちゃ運がイイねっ。
大変ですけど、こっから更に面白くなってくところですよ~。

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2016年6月22日(第二部) 革の名刺入れは薄い方が良い(私見)

斜め漉き(ゼロ漉き)した革の端
斜め漉き(ゼロ漉き)した革の端

雛菊「月様、雨が…」
月形「春雨じゃ、濡れてまいろう」
…那須はそんな霧雨の晩です。

そんな浮いた話、私には1ミリも関係ないんですけどもね。
せいぜい ふて腐れて濡れて歩くぐらいですけどもね。
でも作っているときはねっ、全てを忘れて楽しいです。

そんなわけで、オーダーメイドの名刺入れ作りの続きですよ~。
貼り合わせる革の隅っこを漉いてます。
薄く作るための ひと工夫ですね~。
浮いた話じゃなくて、漉(す)いた話ですね~。

6mm と 10mm 幅で漉き分けています。
6mm と 10mm 幅で漉き分けています。

前は、分厚くてしっかりしたのが好きだったんです。
ただ…使ってみると薄い方が断然イイ。
空っぽなんて、そうそう無いもん。(例外は有り)

「霧雨じゃ、すいてまいろう」