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2014年3月21日 3秒で分かる「面を出す」の意味

面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)
面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)

「面を出す」って、きっと専門用語だと思うんです。
そこで…ジャンッ。面を出した写真でーす。しかも最近ハマっている制作者目線。

きっと、一見しただけでね「面を出す」の意味がお分かりじゃないかなぁ。
接着したレザーの側面を削って、平らにしておりまーす。

接着の跡も、綺麗なものでしょう。
昨日のうちに接着しておきまして。
糊の水分がすっかり抜けてから削るとこんな感じになります。
綺麗に面が出てる姿は、いつ見てもイイ。時を忘れます。

ところで、ブックカバーにしては分厚いねーって思うかもしれません。
面を出した後は、ことさら分厚く見えるものでして。

まだまだ表情が変わっていきますよ。
続いては、角を落としてから手縫いですねー。

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2014年3月20日 蝶番のレザーブックカバーの一工夫

補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)
補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)

那須は、冷たい雨が降り続いてます。
そんなわけでね、今日は真面目に、作ってるブックカバーの特徴についてお話しようかと思っています。

手にしているのは幅1センチのレザー。
裏と切ったところを磨いてあり、毛羽だちが消えてます。

さてさて、二色のブックカバー用のレザーの下ごしらえが終わったところです。
ほとんどのパーツは裏返しになってます。
ちょっと光沢も出てるでしょう。磨くとね、全然違いますね。

それで、手にしてるのは表紙を差し込むポケットの補助のパーツです。
ノートカバーでは、このベルトの要望が多いんですよー。
一つのノートカバーに、2冊挟みたい方がたくさんいらっしゃって。
片側の表紙しかポケットに入れないから、ノートが外れやすくなります。
そこで、背表紙に近い所にこういうベルトが付いてると良さそうでしょう。

そんなわけで、ブックカバーにもこのベルトを取り付けたんです。
電車通勤の頃は、たいがい2~3冊持ち歩いてましたしねー。

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2014年3月19日 キャッチコピーは思い浮かばず

蝶番の接着完了(蝶番のレザーブックカバー)
蝶番の接着完了(蝶番のレザーブックカバー)

昨日の晩のうちに、蝶番のとこの接着は終わってます。
そろそろ乾いて、次に進んでも良さげですかね。

しかしなんともまー、個性的なブックカバーですよね。しみじみ思います。
キャッチコピーをね、いわゆる売り口上をね、練ってみようかと思ったときがありまして。
ネットで検索した限りでは、よそに無いので。

ところがどっこいしょ。
そっちはね、なんだかアイデアが全然でませんで。
出来ることなら任せたい。得意な人に。

それにね、誰にでも好かれるような物ではないと思うんです。
だから世の中面白いわけですし。
…いそがぬ旅です。のんびりいこう。

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2014年3月18日 レザーの蝶番作りの回想

背表紙部分(蝶番のレザーブックカバー)
背表紙部分(蝶番のレザーブックカバー)

暖房つけてましたら、暑いなーって思いまして。
なんでこんなの点けてんだろうって。
いやーっ、いよいよ春ですねー。
窓を開けての制作が心地よいです。

さて、蝶番のレザーブックカバーの背表紙のとこです。
まず、歯のところにだけ水をたっぷり染み込ませてまして。
ノリを塗って圧着したところです。

この辺りはねー。もう手慣れたもんで。
最初に作ったときは、レザーが言うこと聞かなくて、フーフー言いながら作ってましたねー。

それでも、どういう風に作っていけばいいかは、迷わなかった気がします。
悩んだりも、無理にやる気を出そうともしませんでした。

細かい作り方は、何度も変えて来ましたけれど。

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2014年3月17日 朝から本当に片腹が痛くって

蝶番のレザーブックカバーの制作の模様
蝶番のレザーブックカバーの制作の模様

朝から片腹痛くて。
ちゃんちゃらおかしいぜっ…ていう意味では無くて。
本当に片腹がシクシク痛くって。
ときおり横になっていたら、もうね、だいぶ楽になりまして。ちょっとずつ作り進めてます。

作っている途中のは、もはやお馴染みかもしれない蝶番のレザーブックカバー。しかも二色。
売り切れの品を供給していこうと思いまして。忘れられちゃう前に。

でもね、片腹痛いとさ、手元が狂うんですよね。
「ど素人が余計な仕事増やしやがって」なんつって、自分に言ってみたりするわけです、はい。
そうすると、なんか他人事みたいでしょ。
やり直しへのやる気も不思議とアップ。

いやー、やっぱりね、調子悪いときは休むのが賢いんだと思う。
ぐーたらで言い訳っぽいことを言ってますが、賢い一日です。

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2014年3月16日 完成です。オーダーメイドのペンダント “River”

オーダーメイドのペンダント “River”
オーダーメイドのペンダント “River”

完成です。
オーダーメイドのペンダント “River”。
今日は紹介をさせて下さいませ。

ペンダントの円形のとこは、直径2センチの小さなものです。
作りながら、ずっと心に留めておいたことが二つありまして。
それは、揺らぎと流れです。

パーツとパーツのつながりはとても華奢に見えますねー。
でも、なんかね、見えない力を感じるようで。
うまく言えないんですけどね。

*写真はクリックで拡大できます。

表側(オーダーメイドのペンダント “River”)
表側

裏側(オーダーメイドのペンダント “River”)
裏側

クラスプ周辺(オーダーメイドのペンダント “River”)
クラスプ周辺


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2014年3月15日 ゆっくりと仕上げていきます。あえてのゆっくり

フック周り(オーダーメイドのペンダント)
フック周り(オーダーメイドのペンダント)

土曜日の午後。
レザークラフトを愉しむ豊かなひととき…
ゆっくり作っております。あえてのゆっくり。

さて、撮りましたのは、オーダーメイドのペンダントのフック周りです。
三本のレザーレースによって流れを表現しようっていうデザインです。

丸カンはラジオペンチなんかを使えば、簡単に足したり引いたり出来ますからね。
それぞれに長さを調節して楽しむのもありかなって。
そして、レザーレースに直接つながってる丸カンだけは、抜けると取り付けるのが厄介そうなので、溶接して切れ目を無くしております。

手に持ってるのは、マグネットクラスプと言いまして。
磁石で簡単に取り外しが出来るフック代わりのパーツです。
レザーレースには表裏があるので、角度を調節したりしやすい方が良いと思いまして。
すごく楽ですしね。デザインも作品に良く似合ってると思うんですよ。

このあたりはねー。
制作中に無くしてしまって、作り直したとこですよ。
なんたらの法則からすれば、そろそろ見つかるんでしょうね。

さてと…あえてゆっくり作ってるというのは理由がありまして。
お客様と一緒にデザインや仕様を考えたオーダーメイドには、はやく完成させるよりも大切なことがあるからなんですよ。
とはいえ、仕上げに磨きまして、間もなく完成です。