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2014年3月24日 レザー蝶番のヤスリ掛け

ヤスリ掛け前後(蝶番のレザーブックカバー)
ヤスリ掛け前後(蝶番のレザーブックカバー)

ひとつ完成しても、ずっと続いてると感じるんです。
物を作るって。

…さて、縫い上がってます。蝶番のレザーブックカバー。
今は蝶番の内側にヤスリを掛けております。
写真で、どんな風に変わるか伝わりますかねー。

他の場所は縫う前にヤスリ掛けしましたが、ここはね、順番を逆にしてます。
レザーの蝶番は、縫ってからじゃないと腫れ物を触るようでして。
同じものを作るのでも、少しずつ工夫を重ねおります。

ここからは、他のとこと同じ扱いですね。
細かいヤスリに持ちかえながら仕上げていきます。

完成が近いです。

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2014年3月23日 ステッチの2ミリの工夫

手縫い(蝶番のレザーブックカバー)
手縫い(蝶番のレザーブックカバー)

陽射しが雲から出たり隠れたり。
葉擦れの音と風が窓から入ったり。
そんな中で作っていたら、昔のことを思い出しました。

東京暮らしの頃、ちょいちょいね、大きめの公園のベンチで作っていました。
井の頭公園とか、善福寺川公園が多かったです。

芝居や歌の練習をしてる人とかがいて。
たまに「何作ってんですか」なんて聞いてくる子供とか…デザイン学校の学生さんってのも居ましたね。

楽しいっていうのとは違ってまして。
なんだかね、生きた心地がすると言いますかね。

…さて、よもやま話はさておき、蝶番のブックカバーの進み具合について。
縫い途中のパーツの他は、全部縫えてます。だいたい終わりましたねー。

レザーを挟んで糸が上下に出てるでしょう。
上下から互い違いに縫い進んでいきます。糸の流れは、螺旋状になるわけです。
しっかり縫えそうでしょ。

今回は、たった今縫った補助のベルトの位置を、2ミリずらしてます。
ステッチのが綺麗になりました。思い通り。

ちょっと分かりにくいですけどね。

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2014年3月22日 縫い穴を開けるのは楽しそうに見えるかも知れませんが…

縫い穴を開けた様子(蝶番のレザーブックカバー)
縫い穴を開けた様子(蝶番のレザーブックカバー)

連休二日目の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。
年度変わりが近いですからね。感慨深い方もいるかも知れませんね。
友達からもね、チラホラと人生の転機かも知れないというような話を聞きまして。

さて、私といえば、相も変わらず作り続けていきましょう。蝶番のレザーブックカバーの続きです。
レザーの端から3ミリに、縫い穴を開けていきます。

フォークのような道具を、木槌で叩いていきます。
角や段差のイレギュラーなとこは、持ってる二つの目打ちを使い分けます。

この穴長さと、穴と穴の間隔は、それぞれ2ミリです。
一番多く使っている組合わせですね。
太めの糸が使えるうえ、繊細さも感じられるんです。
次に多いのは3ミリ間隔ですかねー。

そうですね、この辺りは興味がある方からしたら、楽しそうに見えるかも知れませんが…実は、楽しいんです。
やっぱり木槌を使う体感覚かなぁ。トントントーンって。
もう、一通り開け終わっていますね。

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2014年3月21日 3秒で分かる「面を出す」の意味

面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)
面を出した様子(蝶番のレザーブックカバー)

「面を出す」って、きっと専門用語だと思うんです。
そこで…ジャンッ。面を出した写真でーす。しかも最近ハマっている制作者目線。

きっと、一見しただけでね「面を出す」の意味がお分かりじゃないかなぁ。
接着したレザーの側面を削って、平らにしておりまーす。

接着の跡も、綺麗なものでしょう。
昨日のうちに接着しておきまして。
糊の水分がすっかり抜けてから削るとこんな感じになります。
綺麗に面が出てる姿は、いつ見てもイイ。時を忘れます。

ところで、ブックカバーにしては分厚いねーって思うかもしれません。
面を出した後は、ことさら分厚く見えるものでして。

まだまだ表情が変わっていきますよ。
続いては、角を落としてから手縫いですねー。

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2014年3月20日 蝶番のレザーブックカバーの一工夫

補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)
補助ベルト(蝶番のレザーブックカバー)

那須は、冷たい雨が降り続いてます。
そんなわけでね、今日は真面目に、作ってるブックカバーの特徴についてお話しようかと思っています。

手にしているのは幅1センチのレザー。
裏と切ったところを磨いてあり、毛羽だちが消えてます。

さてさて、二色のブックカバー用のレザーの下ごしらえが終わったところです。
ほとんどのパーツは裏返しになってます。
ちょっと光沢も出てるでしょう。磨くとね、全然違いますね。

それで、手にしてるのは表紙を差し込むポケットの補助のパーツです。
ノートカバーでは、このベルトの要望が多いんですよー。
一つのノートカバーに、2冊挟みたい方がたくさんいらっしゃって。
片側の表紙しかポケットに入れないから、ノートが外れやすくなります。
そこで、背表紙に近い所にこういうベルトが付いてると良さそうでしょう。

そんなわけで、ブックカバーにもこのベルトを取り付けたんです。
電車通勤の頃は、たいがい2~3冊持ち歩いてましたしねー。

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2014年3月19日 キャッチコピーは思い浮かばず

蝶番の接着完了(蝶番のレザーブックカバー)
蝶番の接着完了(蝶番のレザーブックカバー)

昨日の晩のうちに、蝶番のとこの接着は終わってます。
そろそろ乾いて、次に進んでも良さげですかね。

しかしなんともまー、個性的なブックカバーですよね。しみじみ思います。
キャッチコピーをね、いわゆる売り口上をね、練ってみようかと思ったときがありまして。
ネットで検索した限りでは、よそに無いので。

ところがどっこいしょ。
そっちはね、なんだかアイデアが全然でませんで。
出来ることなら任せたい。得意な人に。

それにね、誰にでも好かれるような物ではないと思うんです。
だから世の中面白いわけですし。
…いそがぬ旅です。のんびりいこう。

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2014年3月18日 レザーの蝶番作りの回想

背表紙部分(蝶番のレザーブックカバー)
背表紙部分(蝶番のレザーブックカバー)

暖房つけてましたら、暑いなーって思いまして。
なんでこんなの点けてんだろうって。
いやーっ、いよいよ春ですねー。
窓を開けての制作が心地よいです。

さて、蝶番のレザーブックカバーの背表紙のとこです。
まず、歯のところにだけ水をたっぷり染み込ませてまして。
ノリを塗って圧着したところです。

この辺りはねー。もう手慣れたもんで。
最初に作ったときは、レザーが言うこと聞かなくて、フーフー言いながら作ってましたねー。

それでも、どういう風に作っていけばいいかは、迷わなかった気がします。
悩んだりも、無理にやる気を出そうともしませんでした。

細かい作り方は、何度も変えて来ましたけれど。