カテゴリー
ブログ

2016年7月22日 焼印とブランドのお話です

本体とマチが縫えました
本体とマチが縫えました

いつもより、かなり真面目にお話して参りました。
焼印の革のペンケースは まもなく完成です。

今回は縫う順番を入れ替えたりしてます。
手縫いの精度が上げると思いまして。

さて、前にも触れましたが「ブランド」という言葉の由来は焼印です。
むかし使ってた学研のスーパーアンカー英和辞典をひいてみますと…
“brand” は 1.商標、2.焼き印 と載っておりました。

前胴を縫う準備もできました
前胴を縫う準備もできました

ちなみにビジネスなんかで言うとこのブランディング( branding )は、 1.ブランド化、2.烙印を押すこと、とのことです。
ちゃんとあるんですね~。和製英語かと思ってました。

焼印につきましては、単純に「珍しいでしょ~っ」なんつって軽~く扱う気にはなれませんで。
背景なども含めてお話をして参りました。
いかがでしょうね。
たまにはこういうのも良いかなって思っております。

カテゴリー
ブログ

2016年7月21日 焼印と国産牛革のお話です

焼印の裏側を磨いています
焼印の裏側を磨いています

昨日の焼印のお話で「あれ?」って思ったかも知れません。
まえにお話したことを覚えて頂けていたら…

国内では昔ながらの焼印は入れてない。
そして私のとこでは主に栃木レザー社の革を使っているはず。

なのに、なぜ?
焼印入りの革を加工しながらアメリカの事情を話しているのか…

磨いた裏側からもはっきり分かります
磨いた裏側からもはっきり分かります

今日はそこをお話したいと思います。
そもそも国産牛革とは?というとこがポイントです。

まず、栃木レザーは北米産の成牛の塩漬け皮を輸入して、なめして革にしていると はっきり述べております。
これが国産の牛革です。

街で見掛ける「国産牛革の○○」も、特別な売り文句が無ければそういうものだと思って妥当です。
なので私の所にも焼印が来ることがあるわけです。

日本にも牛はいっぱいいるのに~?って思うかも知れません。
でも、国産牛は肉だけで採算が合うので、革をとる必要は無いんだそうです。経済ですね。

国産は脂質が多くて革に向かないって、なにかで読んだこともありますが…
「松坂牛の革財布」なんてものが流通しているのを見ると、やっぱり付加価値の問題なんだと感じます。

いかがでしょうか。
世の中との関わりあいによって、感じることは人それぞれだと思います。

カテゴリー
ブログ

2016年7月20日 焼印の三角ペンケースを作りたいと思います

焼印の痕です
焼印の痕です

今日から数日は、いつもより真面目にですね。
焼印のお話をしたいと思います。

さて、一点物を作りはじめました。
焼印の革をペンケースに仕立てて参ります。

焼印は牛一頭から一か所しか取れません。
なので、ワイルドな雰囲気の希少品として人気があります。

しかも、聞くところによりますと、動物福祉の流れがありましてね。
焼印そのものが減ってるそうです。
生産者の目印としては、他にも方法がありますからね。

焼印の痕は革の裏側からでも分かります
焼印の痕は革の裏側からでも分かります

個人的にも調べたのですが、細かい統計は得られませんでした。
米農務省の統計では、焼印は「その他」の項目に入ってます。
牛にとって負担が少ないという凍結烙印とかペンの標識と合算されてるんです。
もし、より詳しい調べ方をご存知でしたら、お教えいただければ幸いです。
主流は、耳につけるタグ(耳票)となっております。

今後も少なくなっていくのは、おして知るところでしょうか。
そもそも経済動物の扱いの変化は、牛に限らぬ大きな流れだと思うんです。

そんな中で、たまたま私のとこにやってきた焼印が今回の素材なんです。

カテゴリー
ブログ

2016年7月19日 完成、マグネットのぷちエンジニアブーツ

梅雨があけたと聞きまして。
いや~お待ちかねの夏ですね。

暑くてたいへんだけどさっ、なんでかんで青い空と白い雲ですよ。
植木さんも言ってたいってた。

さてさて、完成ですよ。
マグネットの “謎の黒づくめのぷちエンジニアブーツ” 2足っで~す。
写真もとりなおしました~。

何度か作ってますけどもね。
やっぱりミニチュアって楽しい。
無駄にリアルな靴底やら、無駄にちゃんと動くバックルやら。
小人いたら履けるねっていう、やっぱり無駄な楽しさです。

でもね~っ、小さいおじさん本当にいるのかもって思うときありませんか?
とくに、パーっと呑みに行った翌朝とかに?

カテゴリー
ブログ

2016年7月18日 組立説明書みたく撮ってみた

計4ミリ厚を縫っていきます
計4ミリ厚を縫っていきます

お休みも最後の夕方ですね。
ちょっと寂しくなったりしませんか。

そんな貴方にお見せしたいのがこちらっ。
マグネットのぷちブーツづくりの様子っで~す。

靴底を縫ってるとこなんかさっ。
本物のレザーブーツ作りを思わせる雰囲気じゃあ~りませんか?

縫い上がりまでの4ステップです
縫い上がりまでの4ステップです

2枚目の写真では、①から④まで順を追いまして、組み立て説明書みたいにしてみました~。
ちなみに④では、ヒョウタンツギ君に支えてもらっております。

小学校の家庭科でフェルトのチャームを作る課題にはまったタイプは、こんなの見るとうずうずしちゃうかも。

余談ですけどもね、6月1日生まれでしてね。
誕生日が来るとともに、なげーこと休みの無い期間が始まってしまったと思うわけですよ。
また来たかと。しょっちゅう来んねと。

でも、こっから先は大丈夫。
毎月よい塩梅に祝日があっかんねっ。

カテゴリー
ブログ

2016年7月17日 ぷちブーツは小さくってもパーツ多め

2ミリ厚のマグネットに1ミリ厚の靴底を貼ります
2ミリ厚のマグネットに1ミリ厚の靴底を貼ります

はじまりましたね~、3連休。
キャッキャウフフ してるでしょうか。

そこは DFK* 。
(*どこ吹く風のDAI語。さっき思いつきました)
今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。

あっ、あ~っ、ややや~っ。
名古屋の大須のイベント、今日です。
夢工場とアクセサリー作家様のコラボ作も並んでいるはずです~。
イベント参加とそれに伴うギャラリー休止のお知らせ

ぷちエンジニアブーツ2足分です
ぷちエンジニアブーツ2足分です

そこも DFK。
こちらは ぷちエンジニアブーツのマグネット作りです。
小さい割にパーツが多いですよ~。

…そうは言ってもさ~っ。
イベントいいな~。私も出たいな~。羨ましいな~。

カテゴリー
ブログ

2016年7月16日 完成 “Black × Natural ダブルレザー蝶番の名刺入れ”

完成です。
“Black × Natural ダブルレザー蝶番の名刺入れ” っで~す。

一見、なんてことない普通の姿。
でも良く見ると、ゆるぎない個性と作り込みです。

私の物づくりへの思いが、素直に形になってると思うんです。
作りたいのは、主役に寄り添う名脇役なんです。
ちなみに販売は、いつものヤフーショッピングとミンネさんです。

ところで明日17日は、名古屋の大須でハンドメイド作品が集まるイベントですよ~。
私は会場におりませんけどもね。
“illubrary” 様にコラボ作品を持っていって頂ける予定です~。

詳しくは次のページでご確認いただければ幸いです。
イベント参加とそれに伴うギャラリー休止のお知らせ

お時間と場所が合いましたら、ぜひお楽しみくださいませ~。