
昨日の焼印のお話で「あれ?」って思ったかも知れません。
まえにお話したことを覚えて頂けていたら…
国内では昔ながらの焼印は入れてない。
そして私のとこでは主に栃木レザー社の革を使っているはず。
なのに、なぜ?
焼印入りの革を加工しながらアメリカの事情を話しているのか…

今日はそこをお話したいと思います。
そもそも国産牛革とは?というとこがポイントです。
まず、栃木レザーは北米産の成牛の塩漬け皮を輸入して、なめして革にしていると はっきり述べております。
これが国産の牛革です。
街で見掛ける「国産牛革の○○」も、特別な売り文句が無ければそういうものだと思って妥当です。
なので私の所にも焼印が来ることがあるわけです。
日本にも牛はいっぱいいるのに~?って思うかも知れません。
でも、国産牛は肉だけで採算が合うので、革をとる必要は無いんだそうです。経済ですね。
国産は脂質が多くて革に向かないって、なにかで読んだこともありますが…
「松坂牛の革財布」なんてものが流通しているのを見ると、やっぱり付加価値の問題なんだと感じます。
いかがでしょうか。
世の中との関わりあいによって、感じることは人それぞれだと思います。