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2015年6月30日 脇を固めるパーツ達

コバ(革の裁断面)のヤスリ掛けです。
コバ(革の裁断面)のヤスリ掛けです。

待つっていうのは、しんどいですよね。
特に待ち合わせを伸ばされたときなんか。
そしてさっ、そういうときは待たせてる方もアレだったりするんですよね。
名刺入れとブックカバーを作りながら、そんなことを思う梅雨の日です。

残されたパーツのヤスリ掛けが済みました。
残されたパーツのヤスリ掛けが済みました。

さて、残されてたパーツの下ごしらえが始まってます。
きっとやつらも「いやーっ、よーやく出番か~」っつってます。
「シナリオは変わっちゃいない。出番が回ってきただけだ。」なんて、ちょっと怒ってるのを隠そうとしたりして。
どうしても蝶番に手間が掛かっちゃっておりまして。

したっけこっちも「お待たせ~」って労いの気持ちを込めましてね。
パーツごとに角を落としてヤスリを掛けまして。
床(とこ:革の裏面)を磨いてゆきます。

床(トコ:革の裏面)を磨き上げた様子です。
床(トコ:革の裏面)を磨き上げた様子です。

ツルッツルになっている様子、伝わりますかね~。
ガラス板でもって繰り返し磨くわけですけども。
これは気持ちいいですよ~。
気持ち良さそうですよ~。
「いや~っ、待ってる間にいろいろあってさ~」なんて、ようやく打ち解ける感じにもなって来る。
蝶番という個性の立ったとこがある分ですね。
他のとこもしっかりと脇を固める仕上がりであって欲しい。

乾くのを待ちまして、コバ(裁断面)磨きに入りま~す。
大変お持たせしております。
もうすぐ完成形が見えて来ますよ~。

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2015年6月29日 蝶番を削り出せ

片側だけ先行して縫い上げています。
片側だけ先行して縫い上げています。

今日も引き続き下ごしらえ。
名刺入れとブックカバーのセットの模様です。
それぞれ大切なポイントを通過してますよ~。

名刺入れは片側だけ何手も先に進みまして。
縫い上がっただけでなく水を入れてぷっくりさせるとこまで来ました~。
たっぷり水を含んでるので、色が違って見えますね。
スポンジを使いましてね、一番上のポケットにだけ水を入れておりまして。

水を含ませてぷっくり膨らませました。この後、乾燥を待ちます。
水を含ませてぷっくり膨らませました。この後、乾燥を待ちます。

そうそう、ヌメ革のバッグとかに水が跳ねちゃって濡れジミになりそうなときもこんな感じにすると良いと思うんですよ。
パーツ単位で全体に水が回るように。

ヤスリ掛け前後の蝶番の様子です。
ヤスリ掛け前後の蝶番の様子です。

一方、ブックカバーは蝶番のとこのヤスリ掛けが済んでます。
裁断面がかな~りガタガタになってまして。
流れ者が良く似合う殺伐とした雰囲気です。
厚みがあるのでどうしても荒れちゃいまして。

もちろんそれは見越しております。
蝶番の歯を大きめに作っておいて、ヤスリで削り出すという段取りです。
流れ者は泳がせておいてから、一網打尽にする作戦ですなぁ。

名刺入れもブックカバーも、大切なポイントを通過しました。
名刺入れもブックカバーも、大切なポイントを通過しました。

ココはどうしても手間が掛かります。
でもっ、作品の顔になるとこですからね。メガネは顔の一部ですからね。
丹念にヤスればしっかり答えてくれまして。

さあ、下ごしらえももう少しですね~。

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2015年6月28日 革の蝶番づくりはブレーキ無しでして

革の蝶番作りの様子です。
革の蝶番作りの様子です。

近所で建前がありまして。
屋根からお菓子やらおひねりやらを大盤振舞いしましてね。
みんなでキャッキャキャッキャ言いながら取り合うアレです。

分かってます、分かってますとも。
子供たちのイベントなんですよアレは。
まかり間違ってもね、大の大人が身長の差を活かしてイェ~イっとかダメです。ダメ絶対。
そんな感じで、ちょっとウズウズしながら今日も楽しく作っておりま~す。

名刺入れは表側と内側の革の長さを変えています。
名刺入れは表側と内側の革の長さを変えています。

さて、今日は余計なこと言ってる場合じゃない重要なとこです。
名刺入れもブックカバーも蝶番の成形ですね~。

パタンと畳むなんて、革には結構なストレスです。
割れることもあり。
だもんで慎重に、シミにならない程度に水を入れて。慣らしてならして…
グイッと圧着ですね~。

曲げ貼りによって曲線を作っています。
曲げ貼りによって曲線を作っています。

名刺入れの方は蝶番の近くに急カーブもこさえます。
だもんで、普通に半分に畳むと外側がはみ出します。
ほんとは貼ってる途中とか撮りたいんですけどもね。
ノリを塗り始めてから圧着するまでが存外忙しくてですね。
吉岡一門と武蔵の一件みたいなとこがありまして。

ブックカバーと名刺入れ、どちらも蝶番が形になりました。
ブックカバーと名刺入れ、どちらも蝶番が形になりました。

なんだかんだで蝶番も形になりまして。
子供たちが建前の戦利品を自慢しながら散っていく頃、コーヒーなど飲みながら蝶番の出来栄えを確認しております。

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2015年6月27日 床磨き「それでも樹脂はヘラで塗ります」

革の床面に樹脂入りワックスを盛るように塗ります。
革の床面に樹脂入りワックスを盛るように塗ります。

唐突ですが、上手にひっくり返せますか?お好み焼き。
私はあんまり得意じゃなくって。あのヘラ使い…

さて、お好み話は置いておきまして、オーダーメイドの続きですよ~。
ブックカバーも名刺入れも、蝶番のとこを成形する準備に入ってます。

クリームみたいのを塗りまして。
「しみこむしみこむ」と唱えて磨きます。
私はもっぱらヘラで盛るように塗りますよ。

磨き上げると右のようになります。
磨き上げると右のようになります。

ところがどっこいしょ。
ものの本なんかでは、指で塗るのを推奨してたりします。
私も、そうしてた頃がありました。
でも今ではもっぱらヘラ。
じゃないと均等に盛れませんで。
こうすればムラになりませんで。絶対に良いと感じてるんですよ。
万が一裁判に掛けられても譲らないと思う。
「床の樹脂は指で塗ります…(小声で)それでもヘラで塗ります。」つって。
ガ~リレオ~っつって。
もちろん小声でね。
そんなブレイブハートじゃありませんからね。

名刺入れ用の2色の革をつなげた様子です。
名刺入れ用の2色の革をつなげた様子です。

磨きますとね、鮮やかで艶も出ちゃいまして。
手触りも全然違うんですよ~。
革らしい床(裏側)を活かした仕上げだと思います。

名刺入れもね、2色の革がうまいことつながりまして。
どっちもね、蝶番をつくる準備完了っで~す。

蝶番を成形する準備が整いました。
蝶番を成形する準備が整いました。

そうそう。
お好み焼きひっくり返すコツは「あっ」って言わないことだと気付きまして。
上手な人だって、端っこがちょと崩れたりする。
でも「あっ」なんて言わずにチョチョイって直してるって気付いたんです。
なんだったら親指立ててドヤ顔で。

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2015年6月26日 下ごしらえです。名刺入れとブックカバー

蝶番になる部分に穴を開けてゆきます。
蝶番になる部分に穴を開けてゆきます。

ちょっとコーヒーを淹れまして。ほっと一息どうでしょね。
雨降って来ましたね。梅雨らしくなりまして。

さて、下ごしらえが進んでますよ。
オーダーメイドの名刺入れとブックカバーのセットで~す。

ハトメ抜きでもって、どんどこ穴を開けていきます。
仮にですよ、この状態で出土したらなんだと思うんでしょうね~?
たった今、とりあえず人類が滅亡したとしまして、次の文明における出土です。
これから蝶番の形にしてくところですよ~。

モザイク入りですが、刻印による名入れです。
モザイク入りですが、刻印による名入れです。

お名前も打ち終えてますよ。
打刻は革に水をいっぱい含ませるので、初手で入れまして。
乾くのを待つ必要がありますからね~。
写真にはモザイク掛けましたが、きっちり打てたんじゃないでしょうかね~。

2色の革をつなぐ準備です。
2色の革をつなぐ準備です。

名刺入れはバイカラーでこさえます。
だもんで、2色の革の端を斜めに漉いてつなぎ合わせます。
えっと、この工程は気持ちいいですよ。
ピシャッと決まると、おぉーって思う。
あの黒づくめの悪徳医者がしょっちゅう手とか足とかつないじゃう気持ちがちょっと分かる。気がする。

各パーツごとの下ごしらえが進みます。
各パーツごとの下ごしらえが進みます。

最初ってさっ、細々とした準備がたくさんありますね。
なんだってそういうものですかね?
もう少し下ごしらえが続きますよ~。

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2015年6月25日(第二部) 奇跡は続くでしょう?

オーダーメイドの名刺入れとブックカバーのパーツ達です。
オーダーメイドの名刺入れとブックカバーのパーツ達です。

今宵も更けて参りましたね。
久しぶりにねっ。ちっとクダ巻いていこうと思うんですよ。
梅雨寒かなっつって、お湯割りなんか酌みましてね。

人生ね、うまくいくことばっかりじゃありませんで。
いや~、むしろままならないことばっかりで。どっすか、最近は?

さて、ずらっと並べて撮ってみやした。
これはブックカバーと名刺入れの革でして。裁断が済んだとこで。
実はオーダーメイドのご依頼をいただきまして。
いえいえいえいえっ、羽振りが良いなんてとんでもない。
これはね、奇跡なんですよ。

なんだかんだ言いまして、自信の無いおっさんでして。
いつからか始まった奇跡に感謝しながら暮らしておりまして。

そうそう。
ブックカバーの蝶番のとこ、2ミリだけ削って微調整しやした。
気付いてもらえないくらいの工夫だもんで、自分からアレしまして。
…でも、じっくり見比べればきっと違いが分かるはず。

な~んつって。
奇跡が続くよう、心に届くよう、祈りながらクダを巻くわけです、はい。
んっ?
酔ってませんよ、ま~だね。

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2015年6月22日 蝶番のレザーブックカバーの赤色っで~す

ブックカバー(左)と名刺入れ(右)です。
ブックカバー(左)と名刺入れ(右)です。

ご近所の新築の工事が本格的になってきましてね。
トンテンカンテンやってるわけです。
そんな木槌だかの音を聞いてると、音楽って自然に生まれたんだろうなーって気がします。

文庫本を挟んだ様子です。
文庫本を挟んだ様子です。

さて、ちょっとポエティーな小洒落た話でちょづいたとこでジャーン。
蝶番のレザーブックカバーが出来あがってま~す。赤いブックカバーで~す。
作ってる道中の模様はね、はしょりましたけども。

内側です。補助ベルトやブックマークが付いています。
内側です。補助ベルトやブックマークが付いています。

こないだこさえた名刺入れと並べて撮りたくってさ~。
だってほらっ、コンセプトがアレでしたから。
蝶番のブックカバーと同じ形の名刺入れでしたから。
同じ色のブックカバーもこさえないわけにはいかないのです。
あのネコ型ロボにどらやきを見せたときのようなものです。ネコまっしぐらです。

文庫本2冊(合計500ページ強)を挟んだ様子です。
文庫本2冊(合計500ページ強)を挟んだ様子です。

それに、赤いものは持ち主の宝物になりやすいという情報をキャッチしまして。
根拠ですか?
う~ん、それはあれなんですよ。
いつものぼんやり情報です。てへっ。