
待つっていうのは、しんどいですよね。
特に待ち合わせを伸ばされたときなんか。
そしてさっ、そういうときは待たせてる方もアレだったりするんですよね。
名刺入れとブックカバーを作りながら、そんなことを思う梅雨の日です。

さて、残されてたパーツの下ごしらえが始まってます。
きっとやつらも「いやーっ、よーやく出番か~」っつってます。
「シナリオは変わっちゃいない。出番が回ってきただけだ。」なんて、ちょっと怒ってるのを隠そうとしたりして。
どうしても蝶番に手間が掛かっちゃっておりまして。
したっけこっちも「お待たせ~」って労いの気持ちを込めましてね。
パーツごとに角を落としてヤスリを掛けまして。
床(とこ:革の裏面)を磨いてゆきます。

ツルッツルになっている様子、伝わりますかね~。
ガラス板でもって繰り返し磨くわけですけども。
これは気持ちいいですよ~。
気持ち良さそうですよ~。
「いや~っ、待ってる間にいろいろあってさ~」なんて、ようやく打ち解ける感じにもなって来る。
蝶番という個性の立ったとこがある分ですね。
他のとこもしっかりと脇を固める仕上がりであって欲しい。
乾くのを待ちまして、コバ(裁断面)磨きに入りま~す。
大変お持たせしております。
もうすぐ完成形が見えて来ますよ~。