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2014年10月15日 お客様の声(手作り腕時計 “9” )

手作り腕時計 “9” (ナイン)
手作り腕時計 “9” (ナイン)

恥ずかしながら、いただいたご感想を紹介させて下さいませ。
手作り腕時計 “9” (ナイン)をご注文いただいたお客様です。

オーダーメイドでは無いのですが、売切れの品の再制作のご依頼でした。
物があふれる時代です。ちょっとした奇跡だと感じています。
そして完成した品は、まるでオーダーメイドの仕様でした。
それでは、ご覧くださいませ。
(許可を得て掲載しています)

お客様の声(福岡県 K・H 様)

こんばんは。
お品物が到着致しまして、早速手に装備しましてこの文を打っております。

小さな音でカチ、コチと時を刻むのが本当に心地よく、間近で見るとあのリューズの繊細な紋様も分かり、そして何よりお心を込めて作って下さった作品そのものが本当に本当に素敵だなぁとしみじみ眺めてしまうディテールと着け心地で、今からこの時計とどんな旅に出ようかとワクワクし通しのお気に入りになりました!
よくぞ私のところへ来て下すったと、しみじみ嬉しくなりました。腐食具合と良い、時代を超えてきた時計のように感じます。

沢山のお話をさせて頂き、本当に何事にも代えがたいお時間を頂きました。そしてお心のこもったお品を誠に、ありがとうございました。(ちなみに電池交換をする際はどちらにお願いしたらよいのでしょうか…?戸辺様にお願いしても良いのでしょうか?)

これからも戸辺様の新しい作品を見守りつつ、大切な相棒としてこの作品を携えて旅に出ます。
再びお品を手に取らせて頂けますよう、私自身精進して参ります。
御身体を大切に、これからも素敵な作品を制作なさって下さい。
では、また。

*制作した腕時計の他の写真等は、次のページでご覧いただけます。
ブログ 2014年10月6日 完成、特別仕様の手作り腕時計 “9”

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2014年10月6日 完成、特別仕様の手作り腕時計 “9”

特別仕様の “9” (手作り腕時計)1
特別仕様の “9” (手作り腕時計)1

完成しました。
手作り腕時計 “9” (nine) 特別仕様です。

ぷっくりしたアンティークなリューズ。
そして、ベルトの打刻の染色、レザーの裁断面の仕上げの変更と、オーダーメイドの品とも言ってよいと思います。

今頃は、もうクロネコ便でお客様の元へ向かっています。
台風が去り心地よい秋晴れの出発です。

さて、羅針盤のような腕時計は、これからどんな冒険の旅を一緒にするのか。
分からないから夢があるのかも知れませんね。

それでは、制作のご依頼本当にありがとうございました。宜候。

特別仕様の “9” (手作り腕時計)2
特別仕様の “9” (手作り腕時計)2

特別仕様の “9” (手作り腕時計)3
特別仕様の “9” (手作り腕時計)3

特別仕様の “9” (手作り腕時計)4
特別仕様の “9” (手作り腕時計)4
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2014年10月5日 手作り腕時計 “9” ほぼ完成

手作り腕時計 “9” の各パーツ達
手作り腕時計 “9” の各パーツ達

時計部分が組み上がりました。羅針盤っぽく見えるでしょうか。
これで、オーダー品の手作り腕時計は、ほぼ完成です。

最後は、時計のフックをベルトにロープで固定します。
「ここまで作っておいて、最後はヒモで留めるんだ」って思うかも知れません。
それもまた、ポイントの一つなんですよー。

さて、すぐにでも完成させたいのですが、中断ですよ。
今のところちゃんと動いてますが、もう少し、せめて1日は様子を見ます。

よくよく確認しながら作ってるんですけども、なにぶん相手は繊細です。
秒針と分針とか、分針の後ろ側とか、24時間の内でどこかが擦れるかも知れず。

最初に “ほぼ” 完成と言ったのは、そういうことでして。

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2014年10月4日 手の中の宇宙

裸の文字盤が音を立てています
裸の文字盤が音を立てています

指先で時計がコツコツ音を立てております。
手作り腕時計の文字盤に針が入りまして。

そして、今回だけの特別仕様がここにもありまーす。

まず針です。
腐食を入れたので、全体に良く馴染んでるんじゃないですかねー。

そしてリューズ。右下に写ってる回すとこね。
小さいけれど本物のアンティークですな。

これは、上野の時計材料店で見付けた一点物です。
昔は街ごとに時計材料店があって、競い合って腕を磨いた時代があったそうで。
その時代の雰囲気をそのままに時が止まったようなお店でした。

さてさて、回る腕時計の文字盤を手に持ってるってのも、面白いものですな。
ちょっと宇宙っぽい。ジュピター(平原綾香)とか似合うのかも。

腕時計も完成に近づいています。

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2014年10月3日 秘すれば華のとこもあり

染色を終えたレザーベルト
染色を終えたレザーベルト

「あれっ?」って思うかも。昨日の写真を見てたら。
「もっと赤かったじゃん」つって。

隠し味ですからねー。
それに、写真だから分かりにくいってとこもありますね。
気付く人は気付きます。
そして何より、この手法を用いた本当の理由は、お客様との秘密です。

さてさて、染色も終えまして、ベルト部分の調整はここまでです。
ここからは時計部分を進めていきますよ。
真鍮のケースや文字盤も「待ちくたびれたー」っつってます。

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2014年10月2日 「来ちゃった」っていうアレ

色を入れた瞬間の表情
色を入れた瞬間の表情

一瞬の表情です。
染めるための色を入れた瞬間。
手元の実物は、もう別の姿をしております。

例えるならアレですよ。
雨の中を傘もささずにやって来た女性が、玄関を開けるとはにかみながら「来ちゃった」って言うときのアレみたいなものです。

上手くいけば恋愛ドラマの一発逆転になるかも知れません。
ところがどっこいしょ。心から迷惑がられるというリスクも伴います。

凸凹のさ、凹んだ部分が異様に艶やかだからでしょうか。
異様さもあります。
お客さまは見ることの無い姿です。

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2014年10月1日 引き締め効果はどれくらい

側面を磨き終えた腕時計のベルト
側面を磨き終えた腕時計のベルト

このところ、那須は残暑が厳しくて。
今日は朝からしとしと降ってまして、涼しくてちょうど良いです。
家の買い置きのコーヒーも、インスタントとは思えないほど美味しいのに変わりまして。
ホットで雨など眺めます。

さて、腕時計のバンドは、側面を磨き終えた姿です。
同じ茶系で濃い色に仕上げたので、引き締まって見えるはずです。どうでしょね。
続いて、打刻面を染色して参ります。
先日もチラッとお見せした赤色の染色ですね。
こうなってくると、ほぼオーダーメイドと言えそうですね。

そうそう、新しい珈琲なんですけど。
コーヒー豆そのものを、粉にして混ぜてあるそうなんです。一工夫ですなぁ。