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2015年2月28日 冒険の工程

バスケットスタンプというパターンを打刻したレザー。約20センチ四方です。
バスケットスタンプというパターンを打刻したレザー。約20センチ四方です。

早お風呂、それはみんなの憧れ。
いや~っ、さっぱりしました。生き返るわ~。

というのも、かなり肩コリがアレになりまして。
それもそのはず、今日の工程は打刻です。
Hな形の刻印を、ちょっとずつ重ねながら一面に打ったらこの通り。
基本的なバスケットスタンプというものですね~。ざっくり20センチ四方あります。

さて、革の加工に詳しい方が見たらビックリするかも。
さかなくんなら「ぎょっ」って言うかも。
枠も作って無いし伸び止めのシートも貼って無い。まるで基本無視の所業です。
このままだとバラバラになってもおかしくないです。

ですがコレはコレで良し。
私には珍しい冒険的な作品でして。
「行こうっ、おばさんっ、ラピュタはこの中だ」みたいな。

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2015年2月6日 反り過ぎですが、お客様のご紹介で~す

打刻したレザーが乾燥とともに反り返っています
打刻したレザーが乾燥とともに反り返っています

「手帳を大切にする人は、目標を達成する人」。
昔ね、そんなことを聞いたことがあります。

私が出会った手帳を大切にする方は、皆さんね、スケジュールとか要件を書くだけじゃ無いです。
深い精神的なつながりすらあるように感じる方ばかり…

さあ、今日はご依頼者様のご紹介ですよ。
鋭意制作中の手帳カバーをオーダーされたのはこの方。
『世界観のある花屋 atelier miji華bana』 代表、 OONISHI MIHO さんっでーす。
アレンジメント、アトリエ教室、そして個展とご活躍です。
たくさんの作品の写真をホームページに掲載されてますので、ぜひご覧になって下さいませ。

世界観のある花屋 atelier miji華bana

さて今日の写真。
反り返って写ってるレザーに刻んだのは “LIFE IS BOUQUET” 。
OONISHI さんが大切にされてる言葉であり、今回の手帳カバーの名前です。

…えっと、反りかえり過ぎてますね。
打ってから3時間足らずでこの姿。湿度がアレ過ぎなのかな~。ほらっ、冬だし。
大丈夫ですかね。期待にお応えできっかなぁ…
な~んちゃって。
一手いって心を込めて、丁寧にこしらえる。それですな。
ひとまず、優しく反りを直して参りま~す。

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2015年1月24日(第三部) 刻印を見ながら浮かぶ記憶

飾りレザーの刻印
飾りレザーの刻印

今宵も更けて参りました。
また、くだでも巻いてまいります。

飾りレザーたち、なかなか雰囲気あるでしょ。
最近、他の作品で打刻の失敗を繰り返しまして。
刻印を見ているとふと浮かんできます。

今だからやり直すことにしたのかな?なんて。
昔だったらそうしなかったかも知れません。
そして、あの作品を作り直せたら…なんてのも浮かんで来たりして。

さて、並んでるのは、オーダーメイドのブックカバーのパーツです。
打刻するために含ませた水が乾くまで、日陰で2~3日、眠りに付きます。

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2015年1月23日(第三部) 大切なのは、塩梅?

レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します
レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します

今宵も更けて参りました。
なにするにしても寒くて大変だと思いますけども、健康第一でね。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りは、ちょっと風変りな場面です。
打刻するレザーの裏を磨いてますよ。樹脂を入れまして。

これねー。
いつも可笑しなことしてるなーって思うんですよね。

打刻すると革が伸びたり縮んだりするんですけども。
それを抑える粘着シートがありましてね。
その粘着力が強すぎるから、剥がすときにビロビロになっちゃうんです。
だもんで、革の裏を磨いて貼り付きにくくしてまして。

可笑しいと思いながらも、それとなく知ってますとも。
やっぱり、大切なのは塩梅なんじゃないですかね。

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2015年1月23日 前進、再開

長財布のかぶせの外側(左)と内側(右)
長財布のかぶせの外側(左)と内側(右)

何日ぶりだか、那須はポカポカお日様が出ております。
ありがたいですなぁ。

…さて、時間が止まってしまったような。
そんな印象もある長財布作り。

打刻のやり直しで前に進めなかったんですけども。
これを見ていると、やっぱりね、やり直して良かったと思うんです。

撮りました2枚の裏を貼り合わせれば、かぶせが出来あがりますよ。
飾りポケットの外側と、カードポケットが並ぶ内側です。

再び動き出しました。

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2015年1月22日 待つのも修行

染料が乾くのを待っています
染料が乾くのを待っています

染色しました。
何度も打ち直した飾りポケット。
やんわりとエアコンの風があたる場所で乾かしながら、反らなくなるのを待っています。
染料をたくさん使う独自の染め方でして。
なかなか乾きません。

ところで、制作が足踏みしたのは私の未熟によるところです。
そして、周りにあるのは、すっかり準備を終えた他のパーツたち。

早く次の工程に進みたい気持ちをグッとこらえまして。
人生、待つのも修行ですな。

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2015年1月21日 三度目の正直

三度目の打刻の飾りポケット
三度目の打刻の飾りポケット

泣きの3回目の打刻です。
打刻の精度と深さ、ロゴの配置…
全てこれまでの中で一番だと思います。

実は、長財布作りは、これ無くしてはもう一歩も先に進めません。
だもんで、エアコンの風がやんわり当たるとこに置きまして。
打刻するときに含ませた水が乾くのを待っております。

しかしねー、こんなに作りなおすことになりますとはねー。
さりとて、こらなら胸をはって見せられますねー。