カテゴリー
ブログ

2014年9月28日 風防完成。腕時計の仮組み

腕時計のケースの仮組み
腕時計のケースの仮組み

朝から近くの学校で運動会やってまして。
「がんばれ青組~」とか「階段のところにタオルの落とし物がありました」とか、
結構な音量でアナウンスしてまして、のどかなものです。

さて、手作り腕時計の制作の模様は…
作ってた風防、出来ましたよー。
アクリルは加熱すると柔らかくなりますからね、その瞬間に成形します。

「あれ?ちょこっとモザイク入ってる?」って鋭い方。生傷が写り込んでたので。
気分の良く無いものを見せなくていいと思いまして。

さて、さらに裏蓋も出来まして。仮組みしてみました。
真鍮も腐食しまして、グッと雰囲気が出て来たんじゃないでしょうか。
さあ次は文字盤作りですぞ。

それにしても…
「黄色、頑張ってくださーい」っつってるから、黄組が苦戦なのかな。
運動会は何時頃までなんだろう。
いやはや、のどかな人たちですな。

カテゴリー
ブログ

2014年9月27日 芸術の秋だから

作り損じの風防の欠片たち
作り損じの風防の欠片たち

浮かんでは弾ける泡を世の営みに例え、その瞬間を切り取った芸術作品…
…な~んちゃってっ。

変形したガラスみたいなのは、強化アクリル板のかけら達です。
いや~っ、オーダー品の時計の風防を作っておりまして。
かなり変わった形でして、なかなか上手くいきません。

そもそもアレですよ。
アクリル板っていう微妙な硬さの素材、どうなんでしょうね。
グニグニ曲がるのに、ちょっとやり過ぎるとパチッとヒビガ入るというね。
すかしたアンチクショーなわけです。

作ってるときに怪我するのはホントに少ないんですけどね。
指が絆創膏だらけになっております。

カテゴリー
ブログ

2014年9月26日 みんな大好き、溶接話の続きだよ~

真鍮のリングにフックをロー付け
真鍮のリングにフックをロー付け

みんな大好き、溶接のお話の続きです。
献立に例えるなら、お父さんが作るカレーみたいなものでしょうか。
「さ~父さん今日は張り切っちゃうぞ~」っていうアレです。ローリエとかも入るやつ。

…さて、話を戻しまして、昨日の夜に作ったリングです。
熱でひしゃげない様に気を付けて。
バーナーでフックをくっ付けます。4つね。

しっかり付いたら金ブラシに持ち替えまして。
溶接汚れをゴシゴシ磨けば…
こんな感じでーす。

ちなみに、分かりやすいように溶接と言ってますが、細かく言うと銀ロー付けという方法です。
融点の違う銀の合金を接着剤として使うイメージですかね。

カテゴリー
ブログ

2014年9月25日(第二部) 冒険ふたたび

真鍮の板をリングに
真鍮の板をリングに

ありんこの引っ越しの季節なんですね。
窓を全開にして、ロー付けという溶接をしてますと、
恐れを知らぬ蟻たちが手元でブンブンしてまして…

融点が800℃くらいの三分銀ってので溶接しております。
真鍮の板を切って丸めて、リングに。

さてさて、腕時計の手作りの始まりはじまりです。
こちらはオーダー品。冒険の中に生きる方の腕時計なんですよー。
再制作ではありますが、何を作ってるかは内緒にしよっと。

ちなみに、指三本立てたシールのケースが写ってるでしょ。
三分銀の粒が入ってるよっていう印でーす。
そしてこの先は、より融点が低い銀を使って溶接するってスンポーですぞ。

そうそう、不思議なもので灼熱に飛び込むありんこはいませんでしたね。
アブナイってわかるんでしょうかね。

カテゴリー
ブログ

2014年2月8日 完成、まるでオーダーメイドだった腕時計

発送直前、手作り腕時計
発送直前、手作り腕時計

完成、手作り腕時計です。

売り切れのページを見てリクエストをいただけた幸運なひと品。
まるでオーダーメイドみたいなものです。
那須でも珍しい一面の銀世界の日に誕生しました。

どんな運命が待っているのか興味深いです。
でもそれは、お客様が自然に感じて、決められること。

「フォースと共にあれ」的な祈りを込めて、発送しました。
よくお客様にお仕えしますように。

*売り切れ中のページを紹介するのはどうかとも思いますが…
こちらの腕時計について詳しくはこちらをご確認くださいませ。
失われた未来の旅人の腕時計・ローマン

カテゴリー
ブログ

2014年2月7日 「えーっもったいない」って思いませんか?

仮組みした手作り腕時計
仮組みした手作り腕時計

組み立てると、こんな感じ。
時計になったでしょう。

さて、いったんバラします。
「えーっもったいない」って思った?思った?思わないか。

それぞれのパーツを綺麗に洗いまして。とくに内側をね。
竜芯を通す穴を開けたときの削りかすとかが残ってるので。

ケースの内側に水をためてみたりもしたいし。
風防とケースの隙間は、まるっと接着剤で目止めしてあるんです。
面白いもんで、目に見えないような隙間に接着剤を付けると、スーッと流れ込むのが分かるんです。
毛細管効果なんでしょうね。

もし、どこかに接着できてないとこがあれば、水滴がついたときも同じことが起きるわけで…
防水では無いけど、ここは塞いでおきたいところ。

そうしたらね…いよいよ完成させていきまーす。

カテゴリー
ブログ

2014年2月6日 (第二部) 小さな宇宙

針入れ直後の文字盤(手作り腕時計)
針入れ直後の文字盤(手作り腕時計)

時針、分針、秒針の順で、針を入れました。

撮ってみました。作り手しか見られない角度で、超接写で。
リューズとか秒針の後ろ側にピントが合ってますね。
難しいなあ、接写って。だれかヒント教えてくんないかなーっなんてね。

なんでかな。
宇宙を感じたりするんですよ。
この丸裸の文字盤を、親指と人差し指で持って、光にかざしたりしてると。
ただ、秒針と分針がぶつかったりしてないか確認してるだけなんですけど。

それじゃね、今夜は珍しい視点の写真ってことで面白がっていただけたら嬉しいです。

メカ好きの男どもがね、こんな風に思ってんのを期待しまして。
「オレも腕時計の針、入れてみてーなー」なんつって。