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2015年6月18日 メンテしよう。極厚レザーコースター

ひと月ちょっとでこんなにシミが出来ました。
ひと月ちょっとでこんなにシミが出来ました。

今日は趣向を変えまして、レザーコースターのメンテナンスの話ですよ~。
これっ、お話したかったんだ~

こさえたのが5月12日だもんで、1か月ちょいですね。
昼はコーヒー、夜は水割りと、ほぼ毎日のようにお世話になてtます。サンキュー、コースター。

したっくれ色んなものが染み込みまして。
グラスの水滴はもちろん、コーヒーとかウィスキーの原液が跳ねちゃったりもね~。
…で、この位まで汚れちゃうと、お客様には出しにくいんじゃないでしょうか。
これはもう落ちません。初見で分かります。

ではなぜここまでほっといたのか…
コースターだもんで、汚れを気にし過ぎるのは本末転倒です。
そんなことしたら、午後のティータイムにもキャッキャウフフ出来ません。
せっかくの夜のリラックスタイムも心は休まらず。
笑顔は消え、業績や学力にも響く。
ご家庭や職場の不和の原因である。あたしゃ許さないよ(by 浅香光代)。

レザーコースターごとぬるま湯に水没させています。
レザーコースターごとぬるま湯に水没させています。

だもんでね、たっぷりキャッキャウフフリラックスしまして。
後からどのご家庭にあるものでメンテナンスしてみるスタイルです。
初手としまして、ぬるま湯にどぶ漬けにしておりますよ。
ヒョウタンツギも心配そうに見守ってますけども、2~3日浸しときましょうかね~。

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2015年5月12日 極厚コースターでやらかして

刻印でやらかした極厚コースターのパーツ達です。
刻印でやらかした極厚コースターのパーツ達です。

「な~あ~にぃっ?やっちまったなぁっ」(クールポコ風)。
刻印を入れる途中、声を上げまして。
ちょっと楽しくなって、もういっぺん上げまして。
しばし、しげしげと眺めてから作り続けました…

はいっ、こちら極厚8ミリのレザーコースター作りですよ。
今回は自分用の一枚です。

水をぐんぐん吸う革なので、コースターに向いてます。
だけど、使い過ぎるとカビがアレでして。特に梅雨。
だもんでさ「自分用を作りまして、ちょいちょいとメンテナンス話をしたいな~って」前にお話してまして。
そのときがやって来ました~。
♪つ~ゆ~が~、来る前に~(「冬が来る前に」by 紙ふうせん。グループサウンズですな)なんつって。
もっとも汚れやすく傷つきやすい、無染色のヌメでいっときましょ~。

でさ、いつも心のこの言葉でしょうっつって、刻印を入れたんですよ。
そこでやらかしたっ。
「な~あ~にぃっ?やっちまったなぁっ」(クールポコ風)って。
…でもね、これを身近に置いておくのも悪くない。なんて思いまして。

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2014年12月27日 心を込めて

1ミリ厚の端切れにて実験
1ミリ厚の端切れにて実験

ジャーンっ。
撮りましたのは本年の感謝を込めた私からのメッセージ…というわけでは無いんですねー。

さて、こちらオーダーメイドの長財布の制作会場でーす。
今回はひらがなのメッセージが入れたいというご要望でして。
1ミリ厚の革の端切れで実験、実験君です。

さてさて初めてのひらがなです。
実は、道具はレザークラフトとは全く関係ありませんで。余所ん家から借りて来ました。
でもほらっ、深くしっかり刻まれてると思います。どうでしょね。

それにしてもこの言葉。
本当に良いものですなあ。

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2014年3月7日 小さなレザーへの小さな刻印の挑戦

自作の刻印用の道具(オーダーメイドのペンダント)
自作の刻印用の道具(オーダーメイドのペンダント)

今日はちょっとした挑戦です。
ちょっと久しぶりに、レザーのパーツを加工してます。

一目でお分かりだと思います。とっても細いパーツです。
実は、無茶な話なんですが、これに刻印を入れることになってまして。

刻印を木槌で叩くのは、考えられません。
そんなに小さな打ち棒は無いし、レザーが小さすぎて、ちぎれそうで。

そこで登場するのが…
ジャーンッ、透明プラ板に針金で鏡文字を接着したどうぐ~っ。
道具の名前が、ちょっと長いですね。
しかもモザイク入りです。イニシャルなので。

セロテープに貼り付けた針金を丸ごとプラ板に貼り付けてみたり…
並べた針金の上に接着剤を縫ったプラ板をそっと置いてみたり…
そんな失敗の末に、ついに道具が完成っでーす。

このひみつ道具をですね、そっと、そしてぐっと、濡らしたレザーに押しつければ…
木槌で打ったときのようにレザーの繊維を傷つけず、刻印も出来るという目論見。
昨夜のうちに仕込んでまして。接着剤が完全に乾くには24時間いります。
もう少しで、試せますね。

気を付けてっ!
きっと、この道具では、二回目のチャンスは無いです。

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2013年12月26日 隠し味のスピード

打刻の凹み部分の染色
打刻の凹み部分の染色

136秒、実測。
打刻面の染色に掛かった時間です。

…いや~っ、普通こんなことしないんですが、ふとどの位なのかって思って測ってみました。
子供のような好奇心です。

凹凸の、凹んだとこにだけ色を入れております。
そもそもね、この染色は隠し味みたいなものでして。写真では伝わらないかもしれません。
カルガモだかオルガンだかいう香辛料を使ったっていう唐揚げを食べましてね、すっごく美味しかったんですけど、香辛料についてはよく分からなかったです。
そんでもって後日、香辛料の入ってないのを食べた時にキュピーンと来ました。全然違うって。
そのくらいの差。

  1. まず、粘度が高めでレザーに染み込みにくくした染料を塗ります。
  2. ブラシでレザーの凹んだ部分に染料を行き渡らせます。
  3. 凸部の染料だけを拭き取ります。

…こんな感じです。
染み込みにくくしてても、液は着々とレザーに染み込みますので、スピード勝負。

136秒…計ったはいいけど、早いのか遅いのか。

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2013年2月14日 革は、水に濡れたら形を整えて陰干し

打刻したレザーを乾かします
打刻したレザーを乾かします

「革靴は、雨に濡れたら形を整えて陰干し」と言いますよね。
レザーは、水に塗れると変形し、乾くと形が固定されます。

刻印は、この性質を利用して、レザーに水を十分含ませから打刻していきます。

写真のものは、約8センチ×17センチのレザー。
一つひとつの打刻に使っている刻印は、それぞれ約0.5cm平方です。
そして、外周の一部に、革をなめした時の自然な曲線をそのまま残しています。

…そして、裏側には伸び縮みを抑えるシートを貼り付けているものの、乾く道中の歪みをなおしながら陰干しです。
寒さが続きますので…3~4日は掛かるでしょうかね。