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2014年7月24日 コバ磨き、下ごしらえが続きます

レザーのコバ(切断面)磨き(オーダーメイドのブックカバー)
レザーのコバ(切断面)磨き(オーダーメイドのブックカバー)

「額に汗して働く」って、気持ちいいですよね。
果報者な感じもするし。

そんなこと言いながらエアコンを掛けまして。
涼しい中でぬくぬくと進めております。
大切なブックカバーに汗染みがついては困りますのでね。

さてさて、制作の模様はですね…まだパーツごとの下ごしらえです。
毛羽立つ側面をヤスリで整えて、樹脂入りのワックスを染み込ませて磨きます。
乾いて固まったら、ヤスリ掛けで整えて、樹脂入りのワックスで磨きます。
その過程で、レザーの端でどんな事が起きてるかは、きっと想像した通りです。
すると…ジャンっ、こんな感じ。
他のパーツ達の下ごしらえも進みまーす。

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2014年7月21日 パワーリスト制作の作戦について

重りポケットのパーツが完成(パワーリスト)
重りポケットのパーツが完成(パワーリスト)

風と陽射しが心地よい那須です。
ツーリングなんてたまらないんだろうなー。
そういえばね、バイク乗りの魂は乗らなくなっても変わらないなんて言ってた人がいましたね。

さて、パワーリストの夢工房の様子です。
側面まで磨きあげて、パーツが一つできてます。
長さが余ってますよね。財布のマチをアコーディオン状に作るときと一緒なんです。
水を入れて成形すると、どんだけ伸び縮みするか読みにくいのですね。

それで、いったん長めにしときます。
組合わせるパーツが出来た後で、まとめて断ち切るって手筈です。

財布とかブレスレットの作り方で、パワーリストを作るという作戦ってわけです。

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2014年7月20日 確信の内部仕上げ

重りポケット内部の磨き仕上げ(パワーリスト)
重りポケット内部の磨き仕上げ(パワーリスト)

手の指って、つったことありますか?
いや~っ、昨日びっくりしまして。左手の親指がつって、どんどん内側に行こうとするんですよ。
手の平にビタッとくっついてるのに、もうどんどん行こうとするんですよ。
もうね、B’z は最先端から加速するっていうけど、親指も全然負けて無い。いくらだって限界の壁を越えようとしまして。もーっ、ドリーマーですね。
そりゃあ、全力で連れ戻しましたよ。「地に足付けろよー」って。

さて、よもやま話は置いといて…
金具を木槌で打ち込んで、内側を磨いていきます。
内側は同系色で暗め。これはね、間違いないと確信してます。
例えるならば、ドムのスカートの内側をミッドナイトブルーで塗装するようなものです。
盤石でしょっ。(プラモデルでの例え話です)

そうそう、左手の親指はね、こじ開けるように開いたら治りました。
「よかったー」っつって握ったら、再び限界の壁に挑戦し始めたので、もっかい地に足付けさせましたけども。「ダメダメ」ってね。

…パワーリスト作りに話を戻しましてと。
頭の中の完成図を想像すると、もし流行った幼い日に見てたら、目まいがするほど欲しかっただろうと思う。
さて、今の世ではどうでしょね。

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2014年6月9日(第二部) 乾かすものから先に先に

下ごしらえ(レザー蝶番の名刺入れ “ネイビー”)
下ごしらえ(レザー蝶番の名刺入れ “ネイビー”)

晴れたのもつかの間、空がゴロゴロ泣きまして。
やっぱアレですね。
乾かすものから先手々々が正解です。

こちらはオーダーメイドによるレザー蝶番の名刺入れ “ネイビー” です。
本体の裏面同士のベタ貼りと、ポケットの仕上げワックスによる磨きまで進みました。

やっぱり黒とは違うのが分かりますね。
4色並べたいなー。楽しいだろうなー。

そうそう、実は、誘われまして。
一緒に福島で店を出そうよって。
あまりに唐突すぎて、丁重にお断りしました。
でも楽しいかも知れません。ちょっと嬉しかったし。
でもそういう選択は、後手々々でOKでしょ。

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2014年5月22日(第二部) ちょっとだけ牛の気持ちになってみる

床面(レザーの裏側)の加工(レザー蝶番の名刺入れ)
床面(レザーの裏側)の加工(レザー蝶番の名刺入れ)

腹が立ったし、恨みもしたさ。
食う為に俺を育てたんだって知ったときは。
だってそうだろ。食われるんだぞ?
俺だってそこまで牛が出来ちゃいないさ。
…でもなんだ。
和牛っつって、上等な品になったんだろう。
俺の革で作った小物は親子二代で使うっつうし…
甲斐は、あったのかもな。

…以上、妄想です。

いや~っ、お客様からですね、ご感想をお聞き出来まして。
今作っているのと同じレザー蝶番の名刺入れを、プレゼント用にお買いいただけたお客様から。

したっけ、プレゼントした相手の方にとっても気に入っていただけたらしくてね。
退職したら娘に譲るとまで言っていただけたそうなんですよ。

それが嬉しくって。
ちょっと牛の気持ちになってみました。
でも、こんな風に考えるのは、さすがにエゴですかね。

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2014年5月20日 出来栄えの予感

手縫い前(レザー蝶番の名刺入れ)
手縫い前(レザー蝶番の名刺入れ)

いつもの順番を変えると、気付かないことに気付けたりするでしょう。
さて、今日は名刺入れから。蝶番の片側です。

切っただけで置き去りの片側を脇に、どんどん進みます。
蝶番のところは、針一本の穴を残して接着しまして。
レザーの裏の磨きや、ポケットの接着、側面のヤスリ掛けと、ほんとどんどん進みまして。
縫えるところまで参りました。

ちなみに、もう仕上がってるとこもあります。ポケットの口の曲線のとこ。
完成したときの雰囲気が、少し感じられるかも知れませんね。
これは、しっかりした出来栄えになりそうな予感です。

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2014年4月8日 心がかろやかなのは、いつですか

レザーキーケースの “面出し”
レザーキーケースの “面出し”

ひたすらにヤスリを掛けます。
まとわりつく削りカスを払って。望遠鏡を覗くように断面を見ながら…

さて、昨夜のうちにキーケースの表と裏のレザーを接着しておきました。
側面をヤスリ掛けして、面を出していきます。
どっすかね?
かろやかな曲線、出てるんじゃないかなって。

…いろんなことがあるけれど、こういうときが一番です。
心までかろやかになりまして。
そういうのって、誰にだってあるんでしょうね。何かしら。