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2015年3月16日(第三部) 今宵の小さな一歩です

水を入れた加工の乾燥を待つ間に、対になる半分を作ってゆきます。
水を入れた加工の乾燥を待つ間に、対になる半分を作ってゆきます。

今宵も更けて参りましたね。
ここんとこ毎夜まいよとなってますが、クダ巻いていきましょー。

さて、ペアの名刺入れ作りの様子です。
ポケットを膨らませたときの水を乾かす間に、反対側の半分をこさえます。
穴あけとかヤスリ掛けをコツコツ進めまして。

夜なべの様子を見てますと、小さな一歩の大切さを感じます。
割ける時間は少ないけれど、ほんと形になってきちゃってる。

よ~しっ。
今日もいっぱいこさえまして。
寝しなの一杯も美味いね、うん。

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2015年3月13日(第三部) 細かすぎるコツ?

下ごしらえを終えた名刺入れのパーツです。
下ごしらえを終えた名刺入れのパーツです。

今宵も更けて参りました。
ぼちぼちクダ巻きましょうかね。
今夜あたりパーっと呑んでるかも知れませんね~。こちらはささやかな晩酌を…

さて、ペアの名刺入れの下ごしらえが進んでまして。
一周、面を出しまして角を落としました。

気のせいかもしれませんけども…手ごたえ有った気がします。

いえねっ、まるっきり別の職人さんから聞いたんですけどもね。
売り物を作る実戦の数稽古の中で、ふっと「これだ」って気付く瞬間があるって。
本を読んでも人に教わっても、細かすぎて伝わらないコツ。

…次に作るときに、確かめられるかも知れませんなぁ。良い夜です。

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2015年3月13日 難所の始まり

面になるように削り上げ、角を落とした様子です。
面になるように削り上げ、角を落とした様子です。

手強い局面に差し掛かりました。
オーダーメイドのブックカバー作りです。

側面にヤスリを掛けまして。
面を出してから角を落としたところです。

蝶番のところでは、打刻した茶色のレザーまで削って面を出しております。
だもんで、シマシマになってるのに気付かれるでしょうか。
ココをガタガタにせずに削れるかどうか…
愛用の棒ヤスリを縦に真っ二つにした秘密道具で臨みまして。
…どうでしょね。良い塩梅じゃないでしょうか。

次は縫い穴を開けていきますよ。
きっと、そこが最難関です。

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2015年3月11日 革は自分の心と思って磨くもの

完成後は殆ど人目に触れることのないレザーの裏側の様子です。
完成後は殆ど人目に触れることのないレザーの裏側の様子です。

革は自分の心と思って磨くもの
(2015年3月 戸辺/談)

とまあ、なんとも偉そうに語りまして。
ほらっ、たまにはさ、ちょっとかっちょいいかなって思いまして。てへっ。
…さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子ですよ。
いつもと様子が違いますね~。

表紙を差し込むポケットやしおりのパーツ達です。
その裏側ですね~。

考えたらね、とっても贅沢な仕様でして。内側も外側もみ~んな吟面。
今見てるのも、人目に触れることは殆ど無いでしょうね。
そういうのを積極的に撮っていきたいです。

ガラス板でもって磨いていきましょうね。
気を付けて。あんまり押し付けると毛羽立ちます。
塩梅を見ながら何十回も磨きます。
…したらさ、トゥルットゥルな手触りになりまして。

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2015年3月10日(第三部) まったく同じつもりでも…

同じように水を入れて打刻しても、反り返り方は微妙に違います。
同じように水を入れて打刻しても、反り返り方は微妙に違います。

雪の夜です。
朝には激しくも暖かい風。やっぱり、春のアイツだったんでしょうかね。
人生も長めになってきたものでね~。
すぐに冬将軍の反撃が始まるぜって分かっておりまして。ふぉっふぉっふぉ、覚悟は出来ておりました。

さて、ペアの名刺入れの下ごしらえが進みますよ。
裁断の続きもしてるのですが…

ちょっと、コレ見てみて下さいよ。
同じように水を入れて打刻して、同じように乾かしたのに、反り具合がまるで違います。
見辛いんですけども…
ネイビーの方がクリンって反ってるのが伝わるでしょうか。
微妙な水の量の違いか、繊維の流れの違いか、ホントにね、作るたび違いまして。
天然素材を前に「同じものを作る」なんて、無いのかもしれませんね…

…しかし雪とは美しいもので。雪見酒ですな。
今季は見おさめかもしれませんで。

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2015年3月7日(第二部) 本質とは…

右の一枚だけが床磨きを終えたものです。
右の一枚だけが床磨きを終えたものです。

今宵も更けて参りましたね。
土曜の夜って解放感ありますよね。
会社員の経験がけっこうあるので、余計かな。

さて、コースター作りの様子ですよ。
今夜はレザーの床(とこ:裏側)磨きです。

3枚、写ってますでしょう。
一番右が、樹脂入りのワックスで磨き上げたものです。
いや~っ、まるで吟面を思わせるツルッツル。
やっぱさっ、腕がね~…

な~んちゃってっ。
これは、革が良いのですね。
革ってさ、表面に価値があります。
だもんで、たいがいは1ミリ厚でも2ミリ厚でも値段は一緒なんですね~。

表面をはぎ取られた残りは、二束三文の価値しかない…
でも、本質的な価値の違いは絶対にあります。
左も真ん中も床革でして。どう使い分けるかは、作り手のアレですな。

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2015年2月14日 表紙の下ごしらえ

ブックマークや窓開きポケットが並ぶ表紙の内側です。
ブックマークや窓開きポケットが並ぶ表紙の内側です。

いや~っ、ハッピーバレンタイ~ン。
良き日でありますように。

…はいっ、そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドの手帳カバー会場の模様です。
表紙の内側のパーツがきちんと並びましたよ。
接着やヤスリ掛けも済んでます。一体感が出てるでしょうか。

ところでさ、一途な思いも必ずしも伝わるとは限らないでしょう。
そしてね、子供の頃に夢見た道を真っすぐ進む人って、すごいと思う。
最後まで見つからない方が多いんじゃないかな。
だから眩しく感じるのかも知れません。