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2017年4月3日 革だって1枚いちまい違いまして

さあ新年度ですね。
都会は混んでるんでしょうね~、電車とかね~。
実は私も東京暮らしが長いんで。(ドヤッ)
…そんなこと言われてもアレでしょうけどもねっ。

さておき、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
ネイビーのブックカバーの続きです。

ヤスリを掛けては噛み合わせてみる繰り返しです
ヤスリを掛けては噛み合わせてみる繰り返しです

蝶番の噛み合わせの調整ですね~。
いつもながら自分でもびっくりする手仕事。
ヤスリを掛けては合わせてみて。
合わせてみてはヤスリを掛け。

でもねっ、このネイビーの革は作りやすいです。
地のオイルが多めなんでしょうね~。
オイルドレザーのようにしっとり裂けにくくて。

ほんとに1枚いちまい違うんですよ、革って。
同じタンナーの同じ仕様の革ですら。

芯を入れる前の革の蝶番です
芯を入れる前の革の蝶番です

やっぱり生き物ですからね。
みんな違ってみんなイイ。そんなとこでしょか。

ここまでが、ブックカバー作りの下ごしらえですよ~。

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2017年4月2日 新年度を前にブックカバーを作りながら思う

こちら那須は暖かな春の日です。
明日から新年度ですね。いかがお過ごしでしょうか。
期待や不安、ドキドキワクワクあるかもねっ?

蝶番を作るために切り抜いた革
蝶番を作るために切り抜いた革

さておき、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
革の蝶番のブックカバーの続きですよっ。

デザインカッターで細かいこまかい切り抜きです。
最初は挑戦だったこの工程も、今はもう “Your Side Door” の定番です~。

切り抜いた部分を折り畳んで蝶番に。
切り抜いた部分を折り畳んで蝶番に。

ところでさ “Side Door” の意味って知ってますか?
おそらくは知らない。
学習辞書くらいじゃ載って無い。
ご縁があったネイティブの人が教えてくれたんだもん。

“抜け道” とか “裏道” って意味。
あんまり良い意味に感じないかもね?

…もし、夢や理想に向かって全力で頑張るとします。
進む道の壁を必死に壊したり乗り越えたりしながら。

そしてとうとう、どうにもならない巨大な岩に道を塞がれます。
全力で立ち向かって、傷ついて病むかもしれません。

そんな時は思い出してほしい。
頭を空っぽにして、自分自身や持ち物を見直します。
周りの様子をじっくり観察します。

…酷く気付きにくかった “Side Door”、見つかるかもね。
そんな気持ちで “Your Side Door” 。

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2017年3月28日 革の裏はムラも魅力

那須も暖かさが戻りまして…
どんどん咲き始めますね。お花見ですね~。
でもご注意を。
夜の花見は真冬と一緒ですからね。

さて、こちらはブックカバー作りです。
下ごしらえの続きですよ~。

基本的に、革の床(トコ:裏側)コバ(裁断面)はすべて磨きます。
どこにも毛羽立ちが無いように。
そのままなのは糊しろだけです。

ベロ型の栞です
ベロ型の栞です

あっ、そういえば以前は染めてた頃もありました。
今作ってるネイビーの革なら…例えばね、黒く染めちゃったりね。
革床のムラっぽい感じが無くなるし、コバを染めると輪郭がビシッとします。

でも今は、そういう自然な部分も味わいに感じまして。
すっかり染めなくなりました。
好みの問題ですが…どちらの方が、好きでしょね。

各パーツの床とコバの下ごしらえが済みました
各パーツの床とコバの下ごしらえが済みました

そんなわけで、各パーツの下ごしらえが済みました。
ここからは革の蝶番づくりで~す。

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2017年3月27日 下ごしらえは仕上げでもあり

こちら那須は冷たい雨の月曜日。
でもでも、聞いた話では寒さは今日まで。
「よし、この戦いが終わったらあのこに会いに行くんだ」(冷え症のおじさん/談)

そんなわけで、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
ブックカバー作りの続きですよっ。

ゴム板を重ねた疑似の回転台です
ゴム板を重ねた疑似の回転台です

ゴム板を重ねて疑似回転台のようなものを用意しまして。
地味~な下ごしらえを進めます。
床(トコ:裏面)磨きとかね…。
だけどココが大事なとこ。トコだけに。
(↑ダジャレじゃ無いですよ、念のため)

床を磨く、コバをヤスる、下ごしらえが続きます
床を磨く、コバをヤスる、下ごしらえが続きます

下ごしらえですが、仕上げとも言えます。
そして、すべての工程は一度きりしか無いんです。

「すべての瞬間が一度きりなのと一緒さっ」(地獄のミサワ風。イラっとした?ねえねえちょっとイラっとした?)

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2017年3月25日 革の裏の模様もつながってます

気持ちよく晴れた土曜日の那須です。
こりゃ遊びに行きたくなるよね~。
元気ですか~?
元気ですよ~。
私が元気でどうするっつってね。

さておき、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
楽しいことも嬉しいことも、一つひとつ作っていく先にありますからねっ。

革の床の模様もひとつながりです
革の床の模様もひとつながりです

お馴染みの革の蝶番のブックカバーを仕込んでますよ。
革はネイビーのアニリン仕上げです。

床(トコ:裏面)を見ますと、ムラのような模様が若干ありますね。
これも天然素材の味でしょうね。
ひとつながりで裁断してるので、よく見ればひとつながりになってます。

レザー蝶番のブックカバーのパーツたちです
レザー蝶番のブックカバーのパーツたちです

昨日から着手してるので、けっこう下ごしらえが進んでますよ。
システム手帳に続いて似たような写真が続きますけどもね、そこはご愛嬌でお願いします~。

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2017年2月16日 完成、オーダーメイドの “レザー蝶番のブックカバー Navy × Natural”

完成です。
オーダーメイドのブックカバーです。

革の蝶番が個性的な文庫本サイズのブックカバーですよ。

写真では黒に見えるかもしれません。外側はネイビーです。
光の当たり方によって鏡のように艶やかなアニリン染めですよ~。
そして内側は生成りのヌメ革。経年変化が一番楽しめる革ですね。

そして新たな手縫いの工夫がありました。
より違和感の無い整ったステッチになったと思います。いかがでしょうね。

偶然にオーダーメイドのご依頼が重なったので、かなりお待たせしてしまいました。
申し訳ありません。

今回も楽しく作らせて頂きました。
ご依頼ありがとうございます。

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2017年2月15日 コバの削り上がりです。オーダーメイドのブックカバ

とびっきり美味しいお菓子を頂きまして。
気分はルンルン。
「今なら、出来るかもしれない…」
などとカメハメ波のポーズをしてしまう昼下がりの To Be です。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きです。
縫い上がりまして、仕上げに入ってますよ~。

コバ(裁断面)を丸く削っています
コバ(裁断面)を丸く削っています

コバ(裁断面)にヤスリを掛けました。
クルッと丸っこくなったでしょう。

好みもあるとこですけどもね。
どのくらい削るかは。
グ~っと深く削る方だと思います。
よい意味で、手作り感が出ますので。

思いのほか時間が掛かったのは、やっぱり厚み。
基本で4ミリ。最大部で6ミリの、厚み。

最後の仕上げ、コバ磨きを残すのみです
最後の仕上げ、コバ磨きを残すのみです

続いては最後の工程、全周囲を磨き上げてゆきま~す。
まもなく完成ですよ~。

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