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2017年2月14日 手縫いの工夫の結果が出まして

…バレンタインということでね。
私には とんと縁の無いアレなんですけども。
キャッキャウフフしてますかね?ひょっとしてね?

さて、どこ吹く風でこしらえて参りますよ~。
オーダーメイドのブックカバー作りっで~す。

手縫いが進んでます。
いま7割くらいかな?

ここで注~も~くっ。
手順を変えた効果のほどを見てみたいと思いま~す。

段差は2重に縫うためステッチが荒れやすいポイントです
段差は2重に縫うためステッチが荒れやすいポイントです

見ていくポイントは、革が重なって段差になってるとこ。
強度のために2重に縫うんです。

するとステッチは荒れます。
角度が微妙にズレたりとか…
そこだけリズムが違うって言いますか…

一目で2重に縫うことの意味が分かるので、気にならないんですけどもね。
説得力がありますからね。

でもでもど~よこれ~っ。
説得力がどうのこうのじゃないですぞっ。
なんだったら2重に縫ってることに気付きにくい。
それは言い過ぎかな?(てへっつって)

7割ほど縫い終えたところです
7割ほど縫い終えたところです

手間を増やしただけのことがありました。
この結果を知ったら前には戻れません。
…求める何かにまた一歩近づいた…そんな実感ありです。

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2017年2月13日 手縫いの工夫を新たに一つ

こんにちは、 To Be です。
今日は手縫いの新たな工夫のお話をしたいと思いま~す。
昨日ちょこっと言ってたやつ。

オーダーメイドのブックカバー作りの模様です。
いつもと順番を組み替えてますよ~。

狙いはステッチを美しくすることです。

若干のズレも手仕事の味わいと言うもののね。
きれいに揃った手縫いのステッチは良いものでして。
そのような努力を重ねたうえで生じる若干のズレならば、味と呼んでよいもので。

でっ、どうしてっかっていうとね~。
内側のポケット類の接着の前に、縫い穴を開けております。

既に縫い穴は全て開いています
既に縫い穴は全て開いています

基本的に一つひとつの縫い穴はひし形に開けます。
例外として、ポケットの端とか、革に段差が出るところは丸目打ちを使うんです。
ポケットの革を傷つけないように。
でもでも、この方法ならほぼ全ての縫い穴をひし目打ちで開けられますよっ。
すると、より均等にそろったステッチになるというわけです~。

一つひとつの縫い穴の位置をきっちり決めたことで、できるようにな~りま~したっ。
こんなとこにもミニチュア作りの技術の応用ですね~。

一方でポケット類の下ごしらえも進みます
一方でポケット類の下ごしらえも進みます

常に学び、常に研鑚なのです。

…な~んつって~。
偉そうに語ったもんですけどもね。
違いに気付いてもらえる方がどれ程おられるか…
その程度の僅かな違いです。

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2017年2月12日 恒例の革の蝶番の噛み合わせチェックです

どうもこんにちは。
那須は陽射しがぽかぽかの日曜日、いかがお過ごしでしょうか。

最近ねっ、寒さにしょぼくれてる話が多いですけどもね。
ひょっとしたら今日で解決かも知れませんぞ。

週間予報の気温が高い。-10℃とか、もう、無い…。
いや~っ、乗り越えてみればまあっ、チョレ~チョレ~って感じ?

そんなわけでねっ、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きですよ~。

革の蝶番のヤスリ掛けがね。調整がね。済みまして。
恒例の噛み合わせチェックをしております~。

革の蝶番の噛み合わせの調整が済みました
革の蝶番の噛み合わせの調整が済みました

ちょうど良くハマってます。
ちなみに夢工場の温度は23℃、ちょうど良く快適。
これは上手く仕上がる流れです。

手縫いの準備を進めて参ります
手縫いの準備を進めて参ります

続いて縫っていくための準備に入りますけどもね。
前々から考えていたステッチをもっと綺麗にする方法を試みて参りますよ~っ。

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2017年2月11日(第二部) 低体温をおしてダジャ…ブックカバー作り

どうもどうもこんばんは。
毎晩ひえますが、風邪などひかれてませんか?

ウ~ン…
風邪ひいたかな~って思ってね。
体温を測ると熱は無いんです。

むしろ低くてさ。
今も35.4とか出てるんです。

症状は風邪と一緒でさ。
まえに敗血症って病に掛かったときも低体温になったけど。
そこまでの感じでも無いんですよね~。

なにが困るって…
ネコが寝込んだくらいしか思い浮かばないんだっ。ダジャレが…
ゴキブリの動きぶり?
見えているのに東名道とはこれいかにっ?

…さておき、オーダーメイドのブックカバー作りの続きです。
蝶番のとこ、接着できてますね~。

文庫本サイズのブックカバーの背表紙です
文庫本サイズのブックカバーの背表紙です

夜なべでここまで出来てればずいぶん違います。

夜なべでここまで進みました~
夜なべでここまで進みました~

…あぁ…ごめんなさい。
ダジャレを言うのはやめなシャレくらいしか浮かばないんだ…

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2017年2月10日(第二部) レザー蝶番づくりの難関

どうもどうもこんばんは、 To Be だよっ。
花金の夜お楽しみでしょうか?

あのね~っ…実感です。
そもそもさっ、ひ弱なんです。ひ弱を実感。
体力に懸念大。
おじさんショックデカプリオだよ。
これってプラスにもってくのも難しいんだよね~。
おじさんっていう立ち位置だとさ~。

…そんな中こんな中。
激こまかい工程を無事のりきった私に拍手っ。

切り抜いた革です
切り抜いた革です

デザインカッターでもって、4つの穴をつないで切り抜く工程です。
オーダーメイドのブックカバー作りのひとコマですよっ。

切り抜き完了です
切り抜き完了です

何度かしくじったこともありまして。
どうしてもグリッと切り過ぎちゃうことがあるんです。

したっくれもうっ。
したっくれもうっ、最初からやり直し。
ショックでデカプリオになっちゃうよ。

あれっ、ちょっと今夜はクドイ感じでしたでしょうか?
ちょっと笑顔になってくれたら嬉しいなってだけなんですけども。

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2017年2月9日(第二部) 革の床の直線的な流れ

こんばんは、冷えますね。
温かくお過ごしでしょうか。

那須の雪は朝から止まず、今も積もり続けます。
ようやく私もウィスキーなどやりながら眺めます。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの続きを見ましょ~。
ネイビーの革の床(とこ:裏面)を磨いてます。

今宵は風情つながりでねっ。
ちょっくら玄人っぽい?お話なんぞしましょかね。

1枚目の写真をご覧頂いて、ナナメに線があるのに気付くでしょうか?
筋と言いますか…
流れと言いますか…

うっすらと直線的な流れが見えるでしょうか
うっすらと直線的な流れが見えるでしょうか

実はコレ、革漉き機の痕です。
革を仕入れるときに、厚みも指定するわけですけどもね。
「2ミリでお願いします」とか。

元々の牛の革が2ミリなわけ無くってさ。
機械でズバ~っと薄くするわけです。
それでこういう痕が残りまして。

ひとつながりに裁断してるから、パーツを超えて流れがそろってますね~。
気付くとちょっぴり、美しい気がしませんか。

のりしろを残して磨いています
のりしろを残して磨いています

ではでは、温かくお過ごしくださいますよう。

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2017年2月8日(第二部) 120ヶ所に穴を開けるブックカバー

どうもどうもこんばんは。
…ここんとこの一番の悩みは面白い話が思い浮かばないこと。
そんな冷え症のおじさん(ちょっと陽気)が、今宵も語ります。

さて、夜なべの部っ。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きです~。

120ヶ所にハトメ抜きで穴を開けています
120ヶ所にハトメ抜きで穴を開けています

120ヶ所に1.2ミリの穴を開けてゆきます。
そこはかとなく修行っぽい。

…もしも、パットモリタに言われた作業なら、いつのまにか空手マスターになれてる。
暴漢に襲われた瞬間、穴を開ける腕の動きが飛び出すっ…的な?
(* cf. 『ベスト・キッド』)

右端の接着面は、吟面を削り落しています
右端の接着面は、吟面を削り落しています

こよなく愛する茶番はさておき、ちょこっとした工夫がありますよ~。
細長いパーツの右の端の色が違うの気付いたでしょうか。

ヤスリで吟面を削り取っておりますよっ。
これは、水性の接着剤を使いたいためなんで~す。

アニリン染めとかアニリン仕上げって言われる革なんですけどもね。
吟面がツルツルで水性の接着剤では貼れないんです。
染み込む必要があるので。

油性とかゴム系の接着剤ならいけますが、僅かに接着剤の層ができちゃいます。
それを避けるスタイルなんですね~。

…う~ん…今夜もいまいちですかね?
弱ると面白いこと浮かばないから困るよね~。

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