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2015年8月28日 全面貼りはスピード勝負だと思って

くり抜いた革たちです。
くり抜いた革たちです。

コーヒーを淹れるとき、水性ノリにもお湯を注ぎまして。
でっ、コーヒーをかき混ぜたあと水性ノリをかき混ぜます。
気を付けてっ、スプーンを間違うと大変っ、あっ…もうっ、もうっ
…と、悲しい出来事もありましたが、今日も楽しく作ってゆきたいと思いま~す。

オーダーメイドのブックカバー作りの続きですよ~。
まず、いっぱい開けた穴をつなぐように切り抜きます。
蝶番の凹部分になるとこですね。

ブックカバーの表紙と背表紙の接着が済みました。
ブックカバーの表紙と背表紙の接着が済みました。

そして接着です。
スピード勝負です。
蝶番の歯の部分にはただの水を塗り。
返す刀(ヘラ)で他全面に水性ノリを塗り。
全てが乾く前にピシャッと折り畳めばOK牧場。

そうそうそう。
そのスピード勝負で優位に進めるためにノリにお湯を入れて薄くしたわけですよ。
ついでにコーヒーも淹れまして。
したっけさ、あれ?って。
ブラックっのはずなんだけど、ミルク入れたっけ?って。
酸味で気付いて事無きを得たわけですけども。

艱難辛苦を乗り越えただけあって、接着は良い塩梅だと思います。

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2015年8月27日 ブックカバー作りで穴あけ三昧

蝶番になる場所にハトメ抜きで穴を開けてゆきます。
蝶番になる場所にハトメ抜きで穴を開けてゆきます。

8月とは思えぬ涼しさですね。
具合なんかどうですかね?
急に変わるとほら、どうしてもね~。

さて、今日も楽しく作ってゆきたいと思いま~す。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きっです。
革の裁断が続きますよ~。
穴あけポンチでトンテンカンテン開けてゆきます。
大変そうに見えるかも知れませんけども、そこは慣れたもの。

しかも今回の贅沢な仕様を思うと、たまらないわけです。
幼いころ見上げていた、おもちゃ屋の高い棚に鎮座している大きなプラモデルの箱が降りて来たようなね。
…ちょっと分かりにくいかな?

それにさっ、前から思ってたんですけどもね。
むしろ現代人のストレスを解消するのではないかと。
木槌を振り回してっとさ。
あっ、でも都会暮らしのときは、ご近所から怒られて しょぼくれたりしましたね。

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2015年8月26日(第二部) 初、バイカラーの蝶番のブックカバー制作開始

アニリン仕上げの赤とヌメ革のパーツたちです。
アニリン仕上げの赤とヌメ革のパーツたちです。

今宵も更けて参りましたね。
肌寒くって窓を閉めてますが、那須だけですかね~。
ぼちぼち、ウィスキーでも舐めて参ります。

さて、本番となりました。
オーダーメイドのブックカバー作りっで~す。
いつもより大きいパーツが並んでますよ~。

革の端を漉いている様子です。
革の端を漉いている様子です。

外も内も吟面(ぎんめん:革の表面)という仕様です。
しかも、外が赤で内がヌメのバイカラーでして。
それぞれの革の端っこをナナメに漉きましてね、一枚革のように継ぎ合わせます。

ナナメに漉いた革を継ぎます。
ナナメに漉いた革を継ぎます。

ちょっと見では分からないかも知れません。
でも、すご~く贅沢な一品が作られようとしております。

その作り手としての充実感といったら…
水割りもおいしいわけです。

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2015年8月24日(第二部) 試作してホッとしてオーダーメイドのブックカバー作り

紙で作った試作品です。
紙で作った試作品です。

今宵も更けて参りましたね。
ぼちぼち水割りでもやりまして。クダ巻いてゆこうと思います。

さて、なかなか味のあるのが出来てますよ。
紙でこさえたオーダーメイドのブックカバーの試作品です。

開いてみた様子です。
開いてみた様子です。

いつも作ってるのはねっ、汎用できるように工夫してるんですよ。
背表紙の幅も表紙もちょっと大きめにしまして、薄いのなら2冊挟めるように工夫したりとか。

ところが今回は、背表紙の幅は12ミリの指定なんです。
気になって試作したんですけどもね、やって良かった~っつってホッとしてます。

試作品の内側の様子です。
試作品の内側の様子です。

ほぼ12ミリぴったりの文庫本に試作品のブックカバーを掛けたところ…
表紙の横幅が長すぎでした。
厚みが減ってコンパクトな分、悪目立ちするんですね~。
そんなわけで、数ミリ削りま~した。

試作品の外側の様子です。
試作品の外側の様子です。

それに折角だからちょっと遊ぼ~っつって。
愛用の包装紙を使ってみたんです。
したっくれさ、これはこれでなかなか洒落てんねって思うんですが、いかがでしょうね~。
さあっ、制作はいよいよ本番ですよ~っ。

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2015年8月23日(第二部) 夢のブックカバー、型紙完成っで~す

バイカラーのレザー蝶番のブックカバーの型紙、完成です。
バイカラーのレザー蝶番のブックカバーの型紙、完成です。

日曜日の夜も更けて参りましたね。
憂鬱だったりが多いのかな?一般的には…
さて、ウィスキーがお好きなもんで、クダでも巻いてまいります。

出来ま~した~っ。
新たなる蝶番のレザーブックカバーの型紙っで~す。
オーダーメイドのバイカラーのですよ~。

これまでのコツコツした(チマチマした?)工夫や改良が詰まった型紙。
ブックカバー作りと名刺入れ作りの、大好きな両方のアレがギュ~っとなった型紙です。
1ミリのズレだってダメだかんね。
今回は紙の試作をこさえますよ。

なんつってさ。
このグローバルなIT社会にですよ。
厚紙で型紙を作って、紙で試作品を作ってなんて…
われながらガラパゴス諸島の住人ですな。

さりとて、今晩の水割りも美味しい。
ま~いっかってなりまして。

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2015年6月3日 完成、蝶番の名刺入れ Brown × Natural

2種類の蝶番の名刺入れ、完成しました。
2種類の蝶番の名刺入れ、完成しました。

できました~。
ブラウンとナチュラルの名刺入れっで~す。
蝶番が一列のと二列のの二種類です~。

革らしくて好きな色の組です。
定番の良さって言うんでしょうかね~。
つーと言えばかー。
それにつけてもと言えばおやつ。
燃える男と言えば赤いトラクター。
レザーと言えば茶とナチュラル、みたいな?

片側にストック用ポケット、片側に2段のポケットが付いています。
片側にストック用ポケット、片側に2段のポケットが付いています。

それにさっ。
名刺入れって渋めの色のもこさえておきたいんです。
仕事で使うことが多いから。
前にオーダーメイドのをご依頼のお客様に教えていただけまして。
相手の職場がとってもかた~いので、カラフルなのは贈れないって。

余裕あるサイズなので、ラミネートされたカードなど少し大きめでも入ります。
余裕あるサイズなので、ラミネートされたカードなど少し大きめでも入ります。

そんな大切な思い出もある蝶番の名刺入れ。
お客様に教えて頂いて、ちょっとずつ賢くなってるでしょ。
のりぴー語では、パピポくなってるでしょ。

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2015年6月2日 丸出しコバ仕上げ

磨き上げる前と後のコバ(革の裁断面)の様子です。
磨き上げる前と後のコバ(革の裁断面)の様子です。

いや~っ、ちょっとくたびれまして。
面白い言葉とかあんまり浮かばない。
そんなときもありますな。
個人的にはね、たいがい受け入れていこうと思うんですよ。

さて、仕上げが進んでおりますよ。
茶色とナチュラルの名刺入れ作りです。
まずコバ(革の裁断面)に樹脂入りのワックスを染み込まして。
帆布(はんぷ)で磨いてゆきまして。

革の側面が地層のようになっています。
革の側面が地層のようになっています。

色は付けませんぞ。
したっけ茶とナチュラルが地層みたいになってるのが見えまして。
丸出しですよ。
作りが丸出し。
丸出しでもいい、たくましく育ってほしい。
丸出しなうえでさっ「こんなんどうやって作んだろ~」って思ってもらえたら、なお楽しいですなぁ。

ナナメに漉き合わせたとこなんかもさ、横からよく分かりましてね。
好きだなぁ。