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2014年1月17日 (第二部) ミチコ救出、完了

内縫い後、ひっくり返したガマ口
内縫い後、ひっくり返したガマ口

ミチコ救出、完了。
イイ笑顔を見せておりますねー。
口金もついて、小銭入れ部分の完成です。

これ、ちょっと珍しいと思いますよ。
いやね、折りたたみの財布で、ガマ口の口金がついてるのは別に珍しくないんです。
でも、そういう財布で小銭入れ部分がぷっくりしてるのは無いんです。なかなかね。
いくつも試作して、狙いすました絶妙のぷっくり。

もちろん、個性的な良い所がある裏返しで、全体のバランスへの悪影響も考えられます。
そのあたりも調整して型紙を作ったつもりでいるんですが…

ひとまずは、ミチコさんがいつもの微笑みを見せてくれたということで、いいんじゃないかな。
オーダーメイドのご希望をかなえるには、賭けることも必要だからねー。

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2014年1月16日 (第二部) 大丈夫かーっ、傷は浅いぞーっ

ガマ口の小銭入れ部分の内側(オーダーメイドの三つ折り財布)
ガマ口の小銭入れ部分の内側(オーダーメイドの三つ折り財布)

謎の物体ですね、はい。
妖怪でしょっ、妖怪つくってんの?みたいな。
たとえば仮にこれが妖怪だとすると、ただ今ミチコは食べられそうになっているところです。
ミチコは、人気者のウサギキャラですよ、念のため。

さて、三つ折り財布も小銭入れ作りに入っております。
これは、ガマ口を縫ってるところでーす。
コの字型のステッチは、本体との縫い合わせ部分。
上下は、小銭入れを袋にするために内縫いをしてるとこ。
縫う順番からして、どうしてもこういう姿になりまして。

夜も更けて参りましたが、もうちょっと進めたいですねー。
今も、たまに思うんですよ。
堂々と好きなことをしていられるなんて、信じられないことだって。

なにせ、ミチコがこの中にいますからね。早く救出しないと。
大丈夫かーっ、傷は浅いぞーっ、つって。
ひっくり返すときに気を付けないと…ミチコ、しわくちゃになります。
「亀を助けて、海の底とか行かなかった?」みたいな。

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2014年1月3日 急がば回れって、イイこと言ったものでして

コピー用紙のガマ口のお財布
コピー用紙のガマ口のお財布

ふっくら、ぷっくりの可愛らしさ。
コピー用紙で作った試作品です。

実は今日は、久しぶりの友達と時を忘れて遊んでまして。
大分夜も更けました。

いやぁ、ガマ口を作るわけじゃないんですよ。
同じ口金を使う二つ折りの財布のオーダーメイドのデザインを考えてまして。

ちょいと行き詰りまして…
今日はねー、遊びすぎちゃって。
時間が無かったのですが、それでも、急がば回れってことで。
紙のガマ口をこしらえました。

思えば、知らず知らず考えが方にはまっていたかも。

ヒントは、得られたと思うんですよー、きっとねー。
たっぷりと遊んだことからも、回り道したことからも。

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2013年6月13日 オーダーメイドのトリのバッグの赤いガマ口の紹介

トリのバッグの赤いガマ口
トリのバッグの赤いガマ口

オーダーメイドにてご依頼いただいた、トリのバッグの赤いガマ口のご紹介とメイキングのページを公開しましたので、お知らせします。

鮮やかな赤色のピッグスキン(豚革)は、光の当たり加減によって、赤色に面白い陰影を加えます。
そして、内側は、ナチュラルレザー(牛革)。

こっそり作った “ケロチャーム” が愛くるしい表情です。

制作への思いやメイキングなど、次のリンク先に掲載しております。

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2013年6月5日 オーダーメイドの赤いガマ口の財布、完成です

赤いレザーのガマ口の財布
赤いレザーのガマ口の財布

オーダーメイドのガマ口の財布、完成です。
*許可を得て掲載しております。

縦長のバッグに入り、三つ折りのお札が収まり、赤いガマ口。
要件を満たすため、何度か振り出しに戻りました。それも楽しい経験です。
なかなか、可愛らしく出来たんじゃないでしょうか。

外側がピッグスキン(豚革)で、内側が牛革。
ふっくらしてコシもある、しっかりした仕様です。

仕上げに、こっそり制作した “ケロチャーム” を取り付けて、さて、いかがでしょうね。

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2013年6月4日 厚みを思う、ガマ口のレザー

ガマ口の内と外のレザー
ガマ口の内と外のレザー

外が豚皮、内が牛革。
一般的には逆のことが多いのですが、これでよし。
作りたい物が、そういうものなのだから。

ちなみに、レザーの厚みについては、心地よい六月の風が吹く住宅造成地を眺めながら考えました。
きっと、ペラペラではなくて多少の腰がある方が、今回の趣旨に合ってるのではないだろうか…。

というわけで、1枚でも少し腰の出る1.2mm厚のレザーを内袋に使用しました。
厚みを踏まえて、ピタッと気持ちよく、内と外の袋がはまってるでしょう。

もうすぐ完成ですが、口金を付ける前に、水を含ませてシワを飛ばします。口金を付けちゃうと、立体的になってしまうので、このタイミングがベストでしょう。

急がず、大切に進めるとこでしょうね。

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2013年6月3日 レザーのガマ口、手応えあり

型紙とコピー用紙のサンプル
型紙とコピー用紙のサンプル

仕切り直しが続くレザーのガマ口作り…

いよいよ、大きすぎも小さすぎもしない、ジャストフィットなサイズが得られたと判断。
内側と外側のそれぞれの型紙を作成し、ひとまずコピー用紙でサンプルを作りました。

手応えあり、これならいけそう。
…丁寧に作れば、コピー用紙のガマ口だって、口金の左右のえくぼみたいな独特のマチも再現できちゃうものですね。

そう。何度だって仕切り直せるんです。