カテゴリー
ブログ

2014年12月13日(第四部) クリスマス向け最後のオーダーメイド

レザー蝶番の名刺入れのパーツ一式
レザー蝶番の名刺入れのパーツ一式

今宵も更けて参りましたね。
やっぱり師走は忙しいですかね。
こちらもぼちぼち手を止めまして、旨い一杯でくだでも巻き始めましょうかね。

さて、新たに裁断したのは名刺入れのパーツ一式です。
これで、今年のクリスマスまでのオーダーメイドは〆切らせて頂きました。
残された時間を逆算しますと、これが精一杯。

今回は黒。糸も黒で参りますぞ。
この組合わせは時おり依頼がありますね。

さすがにさ、ず~っと作り続けて。
ウヮーって背伸びすっとポキポキ背中もなりまして。
同じ空の下、薄い酒も格別の味かな。

カテゴリー
ブログ

2014年12月13日(第三部) 蘇る刻印

くたびれたレザーを圧着した様子
くたびれたレザーを圧着した様子

いや~っ、しばれんね。
外で煙草を吸いますと、たまりませんな。
つってもさ、部屋の中はあったかぬくぬくにしてますので、大丈夫ですよ。

さて、オーダーメイドのペアの名刺入れ作りの模様です。
どっすかね、刻印。
圧着すれば、かなりビシッと出来たと思います。

この刻印が使えなければ作り直しなので、工程を逆に入れ替えました。
ここから先は本来の手順に戻します。
完成まで時間の掛かる方に、優先順位を戻していきまーす。

カテゴリー
ブログ

2014年12月13日(第二部) 縫い穴開けの修行

菱目抜きと鉄コンパスでの縫い穴開け
菱目抜きと鉄コンパスでの縫い穴開け

ときに思いがけない困難に出会うこともあるもの。
原因をつきとめるのも必要かも知れない。
でも今必要なのは越えていく方法なのだ。
(2014年12月 戸辺/談)

えーと、縫い穴を開けております。
ターコイズブルーの糸の名刺入れです。

ステッチの幅について、いつもより1ミリ長く、一目5ミリをご希望です。
実に珍しいオーダーです。詳しいお客様らしいですね。
縫い目を長くすれば、ハンドステッチの特徴が引き立ちまして。

それで、ジャラジャラ探したわけですよ。幾つもの縫い穴をいっぺんに開けられる菱目打ちって道具をですね。
したっけさー、見当たらないの。4ミリと6ミリはすぐ見つかるのに。
やっぱ普段使って無い物はね…

さてどうするか。
もうかなり探した後です…
埃にまみれのダンボールをひっくり返して捜索…する?

そこで、一つずつ縫い穴を開ける道具、菱目抜きと鉄コンパスを手に取ったのでありました。

カテゴリー
ブログ

2014年12月13日 削り上げ完了です

ヤスリ掛けの工程を終えたブックカバーのパーツ
ヤスリ掛けの工程を終えたブックカバーのパーツ

ポカポカ陽気で、頭までポッカポカです。
南と西に窓があるので、ちょっとした温室みたいなとこで作ってます。

さて、いよいよ大詰めオーダーメイドのブックカバー作りです。
ヤスリを置きましたよ。
おそらくもう削ることは無いと思います。

写真だと伝わりにくいかもしれませんね。かなーり凛々しい姿になってきております。

続いては、ブラシでよーく払いまして、作業台も掃除しまして。
このまま縫わずに磨き上げまーす。

カテゴリー
ブログ

2014年12月12日(第三部) 女神は前髪しか残ってないってさ

レザーの蝶番作りの準備
レザーの蝶番作りの準備

幸運の女神には前髪しかないって、聞いたことある?
目の前を通り過ぎるまで気付けない。そして慌ててつかもうとする。
だもんで、前髪しか無くなっちゃったんだってさ…

はいっ、そんなわけでね。
今夜も一杯ひっかけながらくだを巻いていこうと思いまーす。

撮ったのは、グチャッとした裏側をお見せしたレザーです。
すっかり乾いた今、表から裏から、光にさらしたりしながら眺めまして。

したっけね、どこも切れてないし、穴も無い。
…うん、いけるね…って。

いやいや、分からないですけども。
今回の幸運の女神はもう少し先で待っていそうなんですよ。
それで裁断を進めています。

あっ、打刻した方のレザーがくたくたに見えるのはアレですよ。
裏面に粘着シートを貼って、水を染み込ませて叩いて、乾かしてからシートを剥がすという過去の勲章です。

カテゴリー
ブログ

2014年12月12日(第二部) いろんな色に見えるもの

4枚重ねのレザーの面出し
4枚重ねのレザーの面出し

今日はシトシト降り続けてまして。
なのに明るめに写ってるのは、白いカーテンの反射ですよー。
ナチュラルレザーも、灯りによって色んな色に見えるものです。

さて、ターコイズブルー名刺入れ作りは、残り半分のパーツも接着を終えました。
一歩一歩、着実ですね。

大きな作品ではないけれど、こっちの半分は4枚重ねです。
まずはピシャッと面を出しますよー。
ストーンと断ち切ったみたいでしょ。気持ちいいものです。

ところで、今日の写真は、ちょっと白っぽ過ぎに写ってますねー。
つってもね、周りによっていろんな色に見えるのは、レザーだけじゃ無い話ですな。

カテゴリー
ブログ

2014年12月12日 縫い穴が開いてるのを見れば…

縫い穴を開け終えたブックカバー
縫い穴を開け終えたブックカバー

朝はコーヒー。
仕事が跳ねれば生ビール。
それにつけてもおやつはカール。
そういうのは、たいがいパブロフの犬って話です。

そして、縫い穴の開いたブックカバー。
いや~っ、縫いたくなります。

「まだ縫わない、まだ縫わない」と呪文のように言い聞かせないと。
パッと見るだけで「あっ、次は縫いね」って思っちゃう。
なんだったら針と糸を用意しちゃってる自分に気付く。

そんなわけで、続いては開けた縫い穴もそのままに、仕上げのヤスリ掛けと磨き上げでーす。
うーん、なんかムズムズする感じです。