
「なんじゃこりゃーっ」って、言いましたね。
もうねっ、優作さん再びってくらいに、言いました。はい。
オイルをたらしてしまいまして。
作ってる途中の名刺入れのパーツに、大量のオイルをたらしてしまいまして。
右のパーツの下の方が、異様に濃くなってるでしょう。左のが通常のレザーの色です。
「あれっ?なんでもう一個あるの?」って思った方。実は、もう一個ね、一緒に作ってまして。
「燃やすしかないよ。この森はもうだめじゃ。」
すぐにそう思いましたとも。
とても売りものにはなれないと。手遅れになると谷は腐海に飲み込まれてしまうと。
でもね、せっかくここまで作ったもの…
「何とかならんのかのう… 貯水池を300年も守ってくれた森じゃ。」
…となるわけですよ。
それで、一通りオイルを馴染ませてみました。
そこはちょっと鼻歌とか歌いながら。
…でもやっぱりだめ。
もちろん、使っていくうちに、途中でこのくらい経年変化が偏ることはあるでしょうね。
でも、売り物としてはダメ。ダメ絶対。