
おーって思いませんでしたか。
すごい進んだねーって。
手帳カバーの表紙にあたるパーツです。
ずーっと、打刻入りの飾りポケットを追っかけて来たので、突然進んだように見えるかもしれません。
でもね、その陰では、他のパーツの下ごしらえをしっかりしていたわけです。
むしろね、他のパーツたちにしたら「待ちくたびれた―」ってなところです。
こういうもの作りではね、突然進んだように見えることは多いです。
ひょっとしたら、他の仕事でも練習の成果でも似たようなとこあるのかも知れません。
なんだか、上達してんのかして無いのか分かんなくなって、キツイなーってときとか。
ひょんなことで、一気に道が開けるようなね。
そのスピード感たるや、もうね、30代後半のお腹まわりか頭皮かっつー勢いですよ。
これでもかーっ、これでもかーっ、みたいな。
ところで、なんで飾りポケットを先に作ることにこだわり続けてきたのか…
それはですね、ポケットの上部とベルトループの上側の縫い線にあります。
この縫い線の裏側を、貼り合わせたレザーの間に隠したい。
ただ、それだけのことなんです。