
「あ~っ喜ばれて~。アタシも喜ばれて~な~…」
…そんな声が聞こえる気がしまして。
このところ作ってたクロネコから。
そう言ってもね、シャフトもレザーで作ったので、たまに調整しないと動きません。
とてもとても、人さまに売れるレベルでは無いわけです。
「あ~あ~っ、喜ばれて~な~。したっけ~、めっちゃ走るよ。もうね、メロスかっつーぐらいかもだけどな~」
…そんな声がしつこく聞こえる気がしまして。
作り始めましたよ。木のシャフト。
それにしても、木が割れること割れること。
3.3mmの丸棒に2mmの穴を開けて横に通すことにしましたが、穴あけの時に割れまくってます。
いい加減、諦めかけたその時。
「一流のシェフはそこにある食材だけで…」という一文をちょこっと目にしまして。
再挑戦しました。
指先で回すドリルを使って、
両側から交互にちょっとずつ、
そっとそっと回していくと…
あら不思議…開いちゃうものですねー。祝、開通。
「あ~た~し~も~、よ~ろ~こ~ば~れ~た~い~の~」
…こうての声が、完成するまで聞こえる気がします。