おしい…実に惜しい…。
作成中のレザーガマ口、長さがわずかに足りません。
このままだと、口金が当たってお札がヨレる原因になりそうです。わずかではありますが…
そんなわけで、もう一度作り直すことにします。
他にも…
- 縫い穴は菱目ではなく丸目を使った方が、周囲が綺麗に仕上がりそう
- もっと念入りにレザーを揉み込んだ方が、表面の風合いが良さそう
…という2点の改善点に気が付いています。
せっかく作るので、持ち主のお気に入りになりたいですから。
おしい…実に惜しい…。
作成中のレザーガマ口、長さがわずかに足りません。
このままだと、口金が当たってお札がヨレる原因になりそうです。わずかではありますが…
そんなわけで、もう一度作り直すことにします。
他にも…
…という2点の改善点に気が付いています。
せっかく作るので、持ち主のお気に入りになりたいですから。
縫い上がりです。
なんだか分からなくても、迫力を感じます。
やはり、打刻のかもし出す雰囲気かな?
さて普段、縫い穴は、一度に2~6本くらい同時に開けています。
先端が尖っている悪魔のフォークのような道具を木槌で叩いて開けます。
今回は、レザーが厚いうえ、縫い線とレザーの縁の幅がとても狭いことで、悪魔のフォーク(正しくは菱目打ち)が使えませんでした。くにゃっとなって抵抗するからです。
そこで、一つずつ、鋭い両刃の付いた千枚通しみたいなもので開けています。
さて次は、レザーの切断面の磨き上げです。
接着剤が乾き、レザーの切断面にヤスリで面を出したところです。
バンド部分の幅10mmに対して、厚みは約4.5mm。
いや~っ、分厚いですね。異常な厚みが伝わるでしょうか。
細さと厚みのバランスをここまで崩すと、縫い線を開ける工程がかなり面倒になるのは否めません。
そして、この腕時計のレザーベルトにも、今回のデザインだけでなく、次の新しい姿につながる可能性を詰め込みました。
…さて…ちゃんと縫い線開けなくちゃ、大丈夫かな。
ピン式の時計バンド “風” レザーベルトを作っている途中ですが、少し前に、打刻していたレザーが、十分乾きました。
そこで、バックル用の穴を開けたり金具を取り付けたり、それぞれのレザー毎の下準備ももうすぐ終わります。
こちらはまた、雰囲気がかなり違いますね、我ながら。
そして、かなり違うように見えて、共通点には気付いているんですよ。ちゃんと。
引き続き、サル環のようなもの作り続けています。
サルサルサルサル、サルサルサルサル、22個。
そして、環の中に床革(とこがわ)を接着。
床革というのは、レザーを薄手にすいたときに生まれるもので、吟面と呼ばれる美しい表側が無い革。
つまり、両面が裏のレザーです。
すごく安いベルトや靴を買って、しばらく使っていたら表面の膜がはがれるように壊れた経験は無いですか?
床革に、フィルムを貼り付けたフェイクですね、それ。
それにしても、数を作るのは手間が掛かりますが、ここからが楽しい所です。
もう、何になるか気付いたでしょうか。
まずは、レザーにバスケットスタンプという打刻を。
打刻面のほとんどは一本の刻印で打ちます。そして、打刻の周囲を二種類の刻印を重ねて仕上げます。
そこから生まれるアンティークかつゴシックな雰囲気がたまりません。
さて、心の迷いを残したまま取り掛かっているものの、腕時計の完成形はぼんやりと思い浮かんでします。
ここは一つ楽しんで、ウサギの穴に落ちたつもりで参りましょう。
もう少しです。
作り続けているカードケース兼小銭入れ。
内側のポケットを取り付けて、両面それぞれ完成です。
外側のパスケースのレザーをキツめのサイズにした一方、こちらはかなりの余裕。
…特に主張の強い個所は無くて、理由は良く分からない。
にもかかわらず、洒落た佇まいに感じる。
そういうものになるよう祈りつつ。
さあいよいよ、二つを一つにしていきますよ。