おいしそうな色の組合わせだと思いませんか。
このね、レザーの濃い茶色と、糸の黄丹(おうに)色。
ここまで出来ると、もう直観的に、お洒落で可愛い出来になりそうでしょう。
さて、もう手縫いが始まっております。
オーダーメイドのレザー蝶番の名刺入れ。
左奥に写ってる片面は裁断しただけでほったかして、片面だけどんどん進めます。
こっち側は、縫った後に水を入れての成形があるので。
そしてやっぱね、直観は大切だと思うんです。
くたびれちゃってるときとかは、動きにくくなるけれど。
おいしそうな色の組合わせだと思いませんか。
このね、レザーの濃い茶色と、糸の黄丹(おうに)色。
ここまで出来ると、もう直観的に、お洒落で可愛い出来になりそうでしょう。
さて、もう手縫いが始まっております。
オーダーメイドのレザー蝶番の名刺入れ。
左奥に写ってる片面は裁断しただけでほったかして、片面だけどんどん進めます。
こっち側は、縫った後に水を入れての成形があるので。
そしてやっぱね、直観は大切だと思うんです。
くたびれちゃってるときとかは、動きにくくなるけれど。
てごわい…
向かい合ってお互いの覚悟を確認しあう緊張。
複雑な形状、コントラストのでかいレザーと切断面の染めの組合わせ。
まさに手強さのクロスファイアーポイント。
そんなポイントを時間を掛けることで通過しまして。
完成しま-した。イベント用の三つめのレザーブックカバー。
ふと時計を見ると23時過ぎ。
「会社員なんてやめてーなー」なんつって思ってる人は、こういう現実も知ると良いかな?良くないかな?どっちもあるかなー。
ナチュラルレザーって、本当に繊細で。繊細過ぎて。
だいたいね、使い始めたら傷なんてつきまくるんですよ。
それが、時間とともに味になるんです。
でも、製作の段階で傷だらけにするわけにはいかないんです。だから手強い。
ふざけんじゃねーっつって。
何様だこんにゃろめっつって。
そしてそこが…可愛くもあるんですけどね。
最初に完成した “黄丹(おうに)” です。
イベントに持っていく三つのブックカバーのうちの一つです。
ポイントはずばり糸の色。
草木染めによる黄丹色なんです。
このブックカバーの人気は糸を染めた Dou.De.Ville さんの人気ですねーなんてお伝えしたら、糸も含めた素材や仕様は作家さんの感性で選ばれたものです、なんてね、すごく謙虚。
気持ちいいものです。そういうのって。見習おっと。
さて実は、身近な方が亡くなりまして。ちょっと製作のペースが落ちると思います。今日お通夜で。
良くない出来事も、いろいろ起きるものですよね。
他にも…そうですね、例えば、病気になったり職を失ったりとか、皆さんそれぞれにご苦労されて。
良いことではない。
でも、良い結果につながるきっかけには、なるかも知れなくて。
人気者と人気者を掛け合わせたら、すごい人気になんのかね?
…という、実験のようなもの。
個性的なレザーの蝶番のブックカバーを、草木染めの黄丹(おうに)色の糸で人気の材料で作ってみよーっつって。
実は、この組合わせはですね、二つの点で後回しにしてました。
技術とコストに問題がありまして。
…ふとね、新卒のときのはじめての就職を思い出しまして。
物事ねー、お金とか待遇みたいな条件だけで選ぶと、ろくな目にあわないのかも知れず。
そんなこんながありまして…
イベント用に “レザー蝶番の黄丹(おうに)” ブックカバーに挑戦中。これから手縫いでーす。
うまくいけば、可愛くてカッコイイ品になるはずなのですけども。
黄丹(おうに)色の糸を螺旋状に編んだしおりです。
レザーのスティック部分を、本の背に差し込むなどして使います。
ちなみに、先に付いているのは、ローズクォーツ。直径10mm程です。
今回、レザーブックカバー作りの中で頂いたメッセージを見て、なにげなく作ってみたくなりました。
螺旋にすることで、手仕事で染められた糸の面白さを受け取ってもらえるような。そんな気がしまして。
まもなく仕立て上がり。
レザーブックカバー “黄丹”(おうに)のA5サイズ版です。
あとは、仕上げのオイルが落ち着くまで、柔らかタオルにくるまれて1~2日。ぴったりサイズの本が手元にあって、型崩れを防げて良かったです。
そして、左側の奥にあるのは文庫サイズ。大きさと色合いの比較用です。使い込んでいくと、写っている文庫サイズの色よりも、もっと深く濃い色になっていきます。
…せっかくなので、赤でもありオレンジでもあるような面白い糸の色をもっと楽しんでいただく何かが欲しいとこですけどね…
レザーブックカバーが縫い上がった写真です。
ハンドステッチの表側と裏側の両方が写っています。
糸の色は、黄丹(おうに)といい、草木染めによるものです。柔らかくて優しげな印象です。
そして、ヤスリ掛けしたままになっているコバ(レザーの切断面)の染色と磨きに進みます。
コバに使う深い茶色が、コントラストの中で、これまた良い味を出すんですよ、はい。