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2014年12月6日(第三部) 深酒は体に毒ですよ

四隅の穴をつなげて肉抜きしていきます
四隅の穴をつなげて肉抜きしていきます

また、夜も更けて参りました。
このところ、夜更けにくだを巻くのが日課になって参りまして。
お酒の席も多いんじゃないですかね。深酒は体に毒ですよ。
この時間だもんで、私も呑んじゃうけどね。

さて、今宵もオーダーメイドの名刺入れは小さな一歩です。
昨日開けた四隅の穴をつなげました。これがね、蝶番になりまして。
前はトントントントンって、ノミで開けてたんですがね。
今は切り抜いてます。綺麗に切れるし、前みたいな失敗も無くなりまして。ほとんどね。

昔ね、敗血症って珍しい病気になりまして、治ったあとしばらくのことなんですけどね。
1日24時間のうち、まともに起きてられるのは4時間でした。
この名刺入れだけを見れば、その頃に作ってるようなペースですね。

だもんで思うんです。
好きなことしたらいいよってさ。

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2014年12月5日(第三部) 今夜もくだを巻こうと思う

蝶番部分の裁断の準備
蝶番部分の裁断の準備

暮れも近づき、やっぱり、忙しくしてるでしょうか。
那須は初雪が舞いましたよ。

オーダーメイドの蝶番の名刺入れは、ハト目を抜きまして。
小さな一歩ですな。

このくらいにしておこうと思うんですよ。
今夜はもう、くたくたおじさんなので。

そんなわけで、今夜もくだを巻こうと思う。
旨い水割りなど用意して。

それにしてもね、物作り三昧の日々を過ごせて幸せですよ。
正直ね、最初は無理だと思ったもので。
だってさ、頭のいい人や実力がある人であふれるこの世界でですよ。
どこの馬の骨とも分からないヤツがネットの片隅でね。
「世界に一つの手作り名刺入れ、一つ五千なんチャラ円。そら買った買った~」なんつったとこで。
売れると思いますか?

さてさて、くだを巻くのは手短にしましてね。
今作ってる名刺入れはかなり個性的ですよ。
縫い始めたらびっくりするかもね。

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2014年12月4日(第三部) ただ者ではない直観

レザー蝶番の名刺入れ用のヌメ革
レザー蝶番の名刺入れ用のヌメ革

寒い夜、暖かくお過ごしでしょうか。
今夜は直観についての、おじさんのちょっとイイ話…かな。

さあ、新たに裁断したヌメ革が5つ。
レザー蝶番の名刺入れ用です。

オーダーメイドで “ナチュラル” を指定ってことで、ピーンと来まして。
剣豪が歩幅の長さだけで力を推し量るくらいキュピーンと来ちゃって。

いえね “ナチュラル” とか “ヌメ” とか “タン” とか、紛らわしい用語なんですよ。
でも染色してない植物タンニンなめし革って意味を含んでます。
含んでるってとこがポイントですな。

特徴としては、汚れやすくて傷つきやすいです。
でも、時とともに味わいを増すってのは、このレザーのことだって言われるものです。

したっけやっぱりさー、とっても詳しいお客様でして。
胸を借りるつもりで力を尽くす。そんな夜です。

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2014年12月2日(第二部) 陽の光の中で

蝶番の部分の肉抜きの様子
蝶番の部分の肉抜きの様子

こちらはブックカバー作り会場の様子でーす。

赤と黄色が際立ってると思いませんか?いつもと比べて。
ほらっ、毎日夜中になってましたから。
ぜひ陽の光の中でって思いまして。

さて、蝶番になる場所の肉抜きは完了です。
続いて、端を折り曲げて蝶番を作る準備に入りまーす。

ところでね、今日は丸一日ひなたぼっこしながら作れまして。
最近してますか?ひなたぼっこ。最高ですよ。
…さあ、一休みして夜の部です。

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2014年12月1日(第二部) 楽しくなる不思議

蝶番になる場所に穴を開けていきます
蝶番になる場所に穴を開けていきます

勝負服ってありますよね。
何か特別なときに取っときたくって、一度も着てないみたいなのも。
別にさ、瞑想とか出来なくっても、上手に心をコントロールする人いますよね。自分のね。

ふふふふふっ。
なんでそんなこと言うかといいますとね。楽しくてねー。
この赤と黄色のレザーの加工。
ほんと、良い子のみんなへの心を込めたおもちゃ作りの気持ちになりまして。
すっごくたくさん穴を開けるのですが、もう終わっちゃいそうで。
蝶番のとこのハトメ抜き、まもなく完了でーす。

そうそう、作ってるのはおもちゃじゃ無くてブックカバーです。
念のため。

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2014年11月30日(第二部) おもちゃ工場のおじさん

裁断したブックカバー用のレザー達
裁断したブックカバー用のレザー達

子供たちに楽しくて安全なおもちゃを届けたい…
な~んちゃって。

いえね、いつもと違った気持ちになるんですよ。
黄色と赤のレザーを前にしますとね。
もちろん、作ってるのはオーダーメイドのブックカバーです。おもちゃじゃ無いですよ。
裁断を終えたとこですね。

ちょっと、いつもよりレザーが硬い気がしますね。
生前の傷もあるのですが、かなり目立ちません。
それも顔料の質の違いでしょうかね。

そうそう。
なかなかにウキウキするものでして。
子供たちに楽しくて安全なおもちゃを作る工場のおじさん気分ってのも。

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2014年11月9日 ペンケースを作ろうじゃないか

二組のペンケース用のレザーパーツ
二組のペンケース用のレザーパーツ

「最善の行為は、決断をぐずぐず先に延ばすことだ」
…と語る本を読みまして。昔ね。
いや~っ、衝撃的でした。
だってさ、良く無いことだと信じて疑わなかったので。

さて、チチンプイプイと作り始めたのは、ペンケース2つです。
裁断まで終えてますね。

前に、体験コースのサンプル用に一つ作ったことがあるものです。
それをしげしげと眺めていたんです。
すると、幾つか手を加えて、世に出す手筈をしようじゃないか。おーっ。
…ということになりまして。

ひょっとしたら「あれっ?体験コースってどうなったの?」って思ったかも知れませんね。
えっと、ゆっくり考えます。