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2014年12月11日 意識して変えてみたこと

全体のヤスリ掛けが完了
全体のヤスリ掛けが完了

人間って、意識して変えないと同じことを繰り返すらしいですね。
ビックリするほどに…

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの続きでーす。
一度目のヤスリ掛けで、形を決めていきます。
いつもなら縫ってからの工程です。
ほらっ、縫ってしまえば強度は完成品と同じなので…

そして…どのパーツも外れることなく、無事全員で通過です。
ちなみに、以前に記した工程の一覧でいうと、今ココです。

【ただ今の移動地点】
面出し→ヤスリ掛け1→(今ココ)→縫い穴開け→ヤスリ掛け2→磨き上げ→手縫い(完成)

アレですよ。
いつもと違うって、やっぱちょっと緊張すんね。
続いては、縫い穴を開けていきまーす。
ここは順当に進みたいところです。

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2014年12月10日 削り具合の感覚知

差し込むだけで外れない蝶番
差し込むだけで外れない蝶番

接着もしていないのに、しっかりくっついてる蝶番。
歯と歯を差し込めるとこまでヤスリで削りました。ちょいキツメに。

物を作ったり設計したりする方は凄く詳しい話なんですけども。
例えばね、金属でもって直径1センチぴったりの棒と穴を作ったとします。
したっけさ、穴に棒は入らないんですよね。

柔らかいレザーだって、似たことが起きまして。
蝶番の歯はぴったりの幅で切ってるので、そのままじゃ入らないんです。
それでヤスリで削って入るようにしたってわけです。

「じゃ、はなっから小さめに切れば、い~じゃないの~?」って思いますかね。
えっと、なかなか難しいとこなんです。
この後も、蝶番を綺麗に仕上げるために繰り返しヤスリを掛けてゆきまして。
終いにはつるっと磨きます。

最初のヤスリ掛けをキツメで止めておくのも、まだまだ感覚的な話なんです。
「うん、大体このくらいだと上手く仕上がんだよね」みたいな。

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2014年12月4日 レザーコースターの削り上げ

コバ(裁断面)を削り上げたコースター
コバ(裁断面)を削り上げたコースター

いや~っ、冷えますね~。
もうさ、寒さでいたたまれなくて。
変なおじさんの踊りとか踊りましたよ。朝ね。
なんだったら目もちょっと寄り目にしてみたりして。

それで温まったところで、オーダーメイドのコースター作りの様子です。
ヤスリを掛けまーした。
丸みをおびて形が整ったと思います。どっすかね。

もうさ、接着してないのバレないでしょ。実は4枚重ね。
いやいやいやいや、バレないって言うと手抜きみたいですね。
あえて選んだ手の掛かるつくり方です。
水を吸いやすく、糊が溶けだしたりしないようにって。

なかなかに繊細な削り上がりでしょ。
変なおじさんで「あそ~れっ」なんつってウォームアップしてから削ってますからね。

さあ最後の工程です。
削ったとこに樹脂入りのワックスを入れながら磨き上げます。

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2014年12月3日 削って削って “面” を出す

裁断面に “面” が出るまで削ります
裁断面に “面” が出るまで削ります

コースター作りも、いよいよ仕上げです。

まずは側面。
裁断したとこに “面” を出します。
ガリガリガリガリ削っていきます。
レザーとはいえ、ここまで厚いとアレなわけで。
またまた「あの坂を登れば、海が見える」なんつって。

さてさてどうでしょ。
ちゃんと面になったと思いませんか。

次は、作った面の角を落として丸くしていきますよー。
「えっ、だったら最初から丸く削ればいいじゃん」なんて、思いますかね。
ふふふふふっ、急がば回れば実はねー。

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2014年11月18日 フォースの乱れを感じる…

ヤスリ掛けを終えた裁断面
ヤスリ掛けを終えた裁断面

昼間、別のものを縫ってるときに針で指を刺しまして。
流れる血を見ながら「あらあらあら」なんつって驚きまして。

さてさて、ペンケース作りはヤスリを掛け終えました。
二色のレザーを縫い合わせたとこ。
側面でも色の違いが一目ですなぁ。

残すは磨き上げのみです。
ここもね、染めずに磨こうと思ってるんですよ。
さてさてどんな塩梅になりますやら。

そうそう、指を刺すのは珍しいんですよ。うぬぼれかも知れませんけども。
毎日たっぷり縫ってるもんで、平らな道で転ぶような感じ。
なんかね、良からぬことが起きなきゃよいのですが。

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2014年11月17日 夕暮れの工房にて

回転台での裁断面の仕上げ
回転台での裁断面の仕上げ

夕陽が差し込む工房です。
ちょいと穏やかな気持ちになります。
あっ、でもどんな気分になるかは人それぞれで。

さて、ペンケース作りは終盤です。
縫い合わせた2色のレザーの側面を仕上げて参ります。

クルクル回でヤスリ掛け。
2つの大きなゴム板の間に小さなゴム板を挟んだ台です。

そんな作業台に差し込みまして、粗めのヤスリで面を出します。
そうしますとね、ぴったり接着されてる断面が現れまして。

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2014年11月13日 目立たぬように、騒がぬように

レザーのコバ(切断面)の仕上げ
レザーのコバ(切断面)の仕上げ

端っこ。
こいつをどれだけ美しく整えるか。
それは革を扱うたくさんの人々の願い。
接着の跡が目立たぬように、滑らかになるようにって。

ヤスリを変えながら丸っこくしていきまして。
磨き上げればこんな感じでーす。

したっけどうでしょう。
そんなに手間をかけた風には見えないように仕上がりまして。気にも止まらないくらい。
それが、目指すところです。