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2015年2月3日(第二部) 夕日に輝く姿

蝶番部分の荒削りの様子です
蝶番部分の荒削りの様子です

夕陽に照らされて輝きまして。
なんだか見てると幸せな気持ちになります。
そんなブックカバー作りの模様です。

日なたと日かげが良い塩梅になるように撮りたかったんですけども。
状態はちょっと分かりにくいかも知れませんね。

一番上の表紙が凹のとこに面を出しただけです。
そして、下2枚は角も落として荒削りを終えてます。

蝶番の噛み合わせがね、ちょっとキツ過ぎるかなーっつって。
もっと削りたい誘惑に駆られるのですが…
きっとココで止めるのが正解だと思うんです。経験則つった方がしっくりかも。
まだ、仕上げ用のヤスリが残ってます。

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2015年2月2日(第二部) ふとおぼえる既視感

蝶番の凹部分の内側を削り、面を出してゆきます
蝶番の凹部分の内側を削り、面を出してゆきます

あれ、なんでしょねこの感じ。デジャブでしょうか。
今日は一日、レザーの凹んだとこを相手にしてる気がします…

さて、こちらはブックカバー作りの様子です。
凹の内側を一つひとつヤスリ掛けしましてね、面をだしてゆきます。
上がビフォー、下がアフターですねー。

ところで、横から見ても挟み込んだ豚革の層が良く分かります。上の1枚です。
そこは接着力は弱いので、慎重に参りましょーう。
キツメの噛み合わせを目指して削ってゆきまーす。

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2015年2月1日(第二部) 日焼け防止はマメさが肝要

陽の光の下での色味
陽の光の下での色味

陽の光の照らされてます。
今までで一番よく色の塩梅が伝わるような気がします。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。
蝶番の形ができまーした。牛、豚、牛と3段の圧着ですねー。

ところで、ヌメの牛革は日焼けしていくってちょいちょい話すでしょ。
今回は撮るために出してますが、すぐに引っ込めました。
普段も、作るとき以外は、すぐに日陰にしまっちゃいますよ。

完全には無理なんですけどもね。電球の光でも焼けるので。
でも、特にオーダーメイドの場合はね、なるたけフレッシュな状態で作りたいです。

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2015年1月31日(第三部) ヌエの鳴く夜は…

裏地の豚革を削ってから接着してゆきます
裏地の豚革を削ってから接着してゆきます

今宵も更けて参りました。
那須には嵐のような風が吹いてます。ヌエの鳴く声。

さて、ブックカバー作りは、蝶番を接着してるとこです。
実はコレ、裏地の豚革が入ることで難易度アップしています。

豚革の吟面はツルッツルすぎまして。
だもんで、のりしろをカリカリ削りまして。
リスがどんぐり食うときに、カリカリカリカリッてやるでしょう。そんな感じです。
牛革が覆いかぶさる1ミリ手前までカリカリ。

ゴーッ、ビューッ、つって風が吹く中。
負けじとね。
カリカリカリカリッカリカリカリカリッって。

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2015年1月30日(第三部) 気付けない程小さな歩みでも

裏地の豚革を貼った様子
裏地の豚革を貼った様子

夜も更けて参りましたね。
どうでした、雪。那須は本気で降りまして。
何度かツルっといきかけましたけど、無事、雪見酒の時間を迎えてますよ。

さて、現れましたね裏地の豚革。
こちら、オーダーメイドのブックカバー作りの様子です。

素直に全面貼りしました。
本当に良い発色…陽の光の元でお見せしたいなぁ。

裏地の黄色は、表の牛革よりも濃い色です。
でも、1年もすれば逆転するんじゃないでしょうかね。
ほらっ、ナチュラルレザーは日焼けしますので。
そしてもし、毎日のように使っていただけるとしたら、その逆転には気付かないかも知れないなぁ…なんて。
一歩いっぽはあまりに小さいので。

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2015年1月29日(第三部) 作りたてだけ分かる境界線

透明な樹脂で磨いたコバ(裁断面)の様子
透明な樹脂で磨いたコバ(裁断面)の様子

夜も更けて参りましたね。
いや~っ、いい塩梅にくたびれたっつって。今日はここまで。

さて、ブックカバー作りは一歩前進です。
折り畳んで蝶番になるとこのコバ(裁断面)を磨きまして。
なめらかで、少し濃い色になってるでしょ。濡れたような色ですかね。

これ、作ってすぐだと色の違いが分かりますが、だんだん曖昧になってゆきます。
吟面との境目が分からないくらいに。

しかしね、今日はなんだか良くやったなーって思います。
そういう実感があるのは、幸せ者かも知れませんな。

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2015年1月28日(第三部) 入魂

エンブレムを取り付けると、まるで魂が入ったよう
エンブレムを取り付けると、まるで魂が入ったよう

今宵も更けて参りました。
そろそろ、ウィスキーでもやりますかね~。

さて、撮りましたのはオーダーメイドのブックカバー作りの様子です。
エンブレムが表紙の中央に鎮座しまして。
入ったでしょ、魂。

この鳥のコンチョ、大好きなんですよね~。
「それでも、清廉であれ」
最初に見たとき、そんな風に語りかけられた気がしまして。

そして、蝶番になる側面をヤスリ掛けて。
着々と準備が続きます。