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2015年1月27日(第三部) 使命を果たす

エンブレムのためのパーツたち
エンブレムのためのパーツたち

夜も更けて参りましたね。
なんだか一週間くらい胃腸がシクシクしてたのですが、無事おさまりまして。
今日の最後の仕事でも見ながらくだ巻いて参ります。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子ですよ。
「クッキーみたいで美味しそう」って言われてたパーツも、己の使命を果たす為にバッチになりました。
したっくれ、ぽつんと穴が開いて寂しそうな姿です。

画竜点睛を欠く、そんなとこですかね。
…アレっ、今ちょっと賢そうなこと言いましたよね。さすが、おじさんでしょ。かっちょいい四字熟語だって飛び出しちゃうもんで、ふふふふふ~。

そして、ちょい右にあるドーナツ型のアイツ。
アレは、厚みの調整のための隠しパーツです。
まさにお陰さまですな。

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2015年1月26日(第三部) 美味しそうなクッキー…に見えますか?

クッキーに見えるでしょうか
クッキーに見えるでしょうか

こないだね、クッキーみたいで美味しそうって言われまして。
レザーのパーツがですね。

だもんで、今夜はいつもよりちょっと早いけれど、一番おいしそうなタイミングで撮ってみま~した。
しかも小皿で。

えっと、これはオーダーメイドのブックカバーのパーツです。
真鍮のエンブレムの台座になるバッジですねー。
側面を磨いたら、より香ばしそうになりまして。
こっから穴を開けたりすると、美味しそうな見た目がアレしちゃいますからね。

このままほったらかしにするのは危険ですな。
本当にかじっちゃうかもね。

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2015年1月25日(第三部) ワルい薬の話?

アンティーク加工した真鍮のエンブレム
アンティーク加工した真鍮のエンブレム

夜も更けて参りましたね。
今宵も、オーダーメイドのブックカバーの下ごしらえのお話です。

さて、これは4センチ足らずの鳥のエンブレムです。
真鍮製で金ピカすぎるので、これも下ごしらえです。墨入れとか、風化させたいところで。

とっても体に悪い薬剤を使いますよ。
皮膚に付かないようにとか、下水に流さないようにとか、デンジャラスな注意書きたっぷり。
そりゃあ、金属をあっという間に変質させるアレですからね。
そんなのを読んでると、前に流行った「ちょい悪オヤジ」になった気分。まあ、ガラじゃ無いです。

さておき、今回は控えめにしようと思うんですよ。
合わせるのが染色してないピカピカのヌメ革ですので。

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2015年1月24日(第三部) 刻印を見ながら浮かぶ記憶

飾りレザーの刻印
飾りレザーの刻印

今宵も更けて参りました。
また、くだでも巻いてまいります。

飾りレザーたち、なかなか雰囲気あるでしょ。
最近、他の作品で打刻の失敗を繰り返しまして。
刻印を見ているとふと浮かんできます。

今だからやり直すことにしたのかな?なんて。
昔だったらそうしなかったかも知れません。
そして、あの作品を作り直せたら…なんてのも浮かんで来たりして。

さて、並んでるのは、オーダーメイドのブックカバーのパーツです。
打刻するために含ませた水が乾くまで、日陰で2~3日、眠りに付きます。

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2015年1月23日(第三部) 大切なのは、塩梅?

レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します
レザーの裏を磨いてカービングシートの粘着力を調整します

今宵も更けて参りました。
なにするにしても寒くて大変だと思いますけども、健康第一でね。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りは、ちょっと風変りな場面です。
打刻するレザーの裏を磨いてますよ。樹脂を入れまして。

これねー。
いつも可笑しなことしてるなーって思うんですよね。

打刻すると革が伸びたり縮んだりするんですけども。
それを抑える粘着シートがありましてね。
その粘着力が強すぎるから、剥がすときにビロビロになっちゃうんです。
だもんで、革の裏を磨いて貼り付きにくくしてまして。

可笑しいと思いながらも、それとなく知ってますとも。
やっぱり、大切なのは塩梅なんじゃないですかね。

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2015年1月22日(第三部) 長い下積みの始まり

裏地の豚革と表の牛革
裏地の豚革と表の牛革

今宵も更けて参りました。
ホッとため息つきまして、今日はここまで。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの様子はコチラ。
裏地の豚革の裁断も蝶番のとこの肉抜きも済みまして。
これで、裁断は完了でーす。

これから、長めの下ごしらえに入りますよ。
特徴って言えるでしょうかね?
いろんな下ごしらえがあって、動き始めるまでにとっても時間が掛かります。
一歩ずつ積み上げてるのを実感し難い作品かも知れません。
そういうときも、ありますよね。

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2015年1月21日(第三部) 牛と豚、合挽ってとこですかね

裁断中の牛革と裏地用の豚革
裁断中の牛革と裏地用の豚革

夜も更けて参りました。
那須はうっすら雪化粧で厳しい冷え込みです。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの模様です。
蝶番のとこの穴あけが済みまーした。

そして、背景の黄色いの。
実はコレ、裏地用に仕入れましたブタ革でーす。
ご覧の通り発色が良くて薄いので、高級裏地として使われるんですねー。

…ところで、個人的にね、革を利用するのは日々のご飯で食べている動物が良いなーって思うんです。
思想とか信念とか、大そうなものは無いんですけども。
革まで無駄なく使わせていただいていると思うと、気分良く作れる気がしまして。まあ自己満足です。
私の知る限り、牛もブタも、革用に育てられることはありません。

いつもよりちょっと早いけど、今夜はこのくらいにしておきましょうかね。