
これ、分かりやすいんじゃないですかね?
ほらほら、失敗して曲がっちゃってるわけじゃないですよ、これ。
オーダーメイドのキーケース、内と外のレザーの接着まで来たとこで、ちょっとだけお話お話。
折り曲げて使うことになる真ん中を、接着してません。見えますかね。
手抜きで接着しなかったわけじゃないですよ。
外側のレザーの方が、内側よりもほんの少しだけ長いんです。数ミリですよ。
そして、左右ともに外側から内側に向けて貼り付けていくんです。
すると、レザーに何の圧力も掛けて無いのに、ちょっと内側に曲がった状態になるわけです。
曲げる部分にシワが寄りにくくなりますし、美しく曲がります。
それに、使いやすそうだと思いませんか。開いたときに、この位の角度で止まるって。
ちなみに、福島で評判のカレーを食べたときに、お皿の端っこの方で、茶色と白のルーの色が分かれてるのを見たことがあるんです。
その時は…
「あーっ、さては、ちゃんと混ざってませんねー」
なんつって邪推したものですが、それが、具とルーを分けて調理したさいの、洒落た盛り付けらしいですねー。