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2014年2月10日 はじめてのテンプレート作り

アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)
アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)

お見せできないのがね、残念。

レザーにエンボス加工してるとこです。
アルファベットの文字をプックリ浮き上がらせようとしてます。
あんまり細かいのには向かないのですが…

型と成形の棒を作って。
さらにテンプレートも作りまして。
テンプレは、レザーを裏から成形するので、どこに文字があるの知るためのものです。

こういう型は、普通は表面をフラットに作るものなんです。
成形したときに、継ぎ目や段差があると写ってしまうので。

そうするには複雑すぎましてね。
それで、文字だけをピンポイントに成形するためのテンプレートです。

サイズをピッタリ合わせてあるので、型にレザーをはめて、テンプレートをのっければ、ズレることも無いって目論見で。
いや~っ、作ってるでしょ~、いろんなもの。
ちなみに、オーダーの手帳カバー作りの模様したー。

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2014年2月9日 パーツが増える気持ち

裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)
裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)

銀世界で晴れ渡ってると、爽快ですね~っ。
スキー行ったとき思い出すな~っ。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思います。

裁断が終わりまして。
これは、オーダーメイドの手帳カバー用のレザーですねー。
ほらっ、昨日までモザイクが掛かった型を作ってたもの。

型がね、簡単には乾かなくて。型だけに。
そんじゃあってことで、裁断を先にしまして。

シンプルな手帳カバーなんですけど…
こうして見ると、パーツ数がありますよね。

どうしてもさ、こっちにもポケット欲しいなーとか思いながら増えていくものです。
そういう気持ちが分かるっていうのを、いつまでも大切にしたいです。

トリッキーなのは、左右の表紙を入れるポケットの幅が、2ミリ違うことですね。
73ミリと71ミリ。ステッチの目の数に合わせたらそうなりまして。

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2014年2月8日 (第二部) 紙で作ったコンクリート

エンボス加工のための押し型
エンボス加工のための押し型

できないと思った。やったことないもん。
できそうな人も「細かいのには向かない」つってるし…

「ちっとだけやってみっか。ダメでもともと、ナスがままならきゅうりはパパね。」
…なんて、スモールステップが大好きな内なるメンターが導いたと思う。

幅5センチ弱の中に、イニシャルをぷっくり浮き上がらせるための押し型で~す。

「わかんねーよっ」というご意見はごもっとも。
モザイク掛かってますからね。
誰?モザイク掛けたの?

接着剤びたしにしたし…
言うなれば、紙のコンクリート。

明日は「頼むぜ」つって、試作を作るんでしょうね~。

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2014年2月8日 完成、まるでオーダーメイドだった腕時計

発送直前、手作り腕時計
発送直前、手作り腕時計

完成、手作り腕時計です。

売り切れのページを見てリクエストをいただけた幸運なひと品。
まるでオーダーメイドみたいなものです。
那須でも珍しい一面の銀世界の日に誕生しました。

どんな運命が待っているのか興味深いです。
でもそれは、お客様が自然に感じて、決められること。

「フォースと共にあれ」的な祈りを込めて、発送しました。
よくお客様にお仕えしますように。

*売り切れ中のページを紹介するのはどうかとも思いますが…
こちらの腕時計について詳しくはこちらをご確認くださいませ。
失われた未来の旅人の腕時計・ローマン

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2014年2月7日 (第二部) 「このお願いは叶わなくても…」という魔法

繊細なエンボス加工のオーダーの準備
繊細なエンボス加工のオーダーの準備

とある準備を進めてまして。
今宵も接写です。

ぷっくり浮き上がるイニシャルをね、レザーに作ろうとしてます。

今週のビックリドッキリメカみたいに解説しようっ。
ここで必要なのは、型と、型にレザーを押し込む道具。

型は、接着剤で四十重ねにした紙から切り出します。写ってるのですね。
押し込む道具は、先端を丸めた棒。ステンレスでしょうね。

ご注文のお客様には「このお願いは叶わなくても…」なんて言っていただけたんですけどね。
ま~っ、火が付きますよね。
むしろその言葉が着火しますよね。

それで試作品を作りまして、今回は本番です。
試作品と違って、接着剤は完全に乾くまで待つし、ステンレスの棒もヤスリ直しました。

ちなみにね、先端を丸めた棒は、レザーの角を落とす道具を研ぐための道具。
そして…手帳カバーを作ってるとこなんですよ。

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2014年2月7日 「えーっもったいない」って思いませんか?

仮組みした手作り腕時計
仮組みした手作り腕時計

組み立てると、こんな感じ。
時計になったでしょう。

さて、いったんバラします。
「えーっもったいない」って思った?思った?思わないか。

それぞれのパーツを綺麗に洗いまして。とくに内側をね。
竜芯を通す穴を開けたときの削りかすとかが残ってるので。

ケースの内側に水をためてみたりもしたいし。
風防とケースの隙間は、まるっと接着剤で目止めしてあるんです。
面白いもんで、目に見えないような隙間に接着剤を付けると、スーッと流れ込むのが分かるんです。
毛細管効果なんでしょうね。

もし、どこかに接着できてないとこがあれば、水滴がついたときも同じことが起きるわけで…
防水では無いけど、ここは塞いでおきたいところ。

そうしたらね…いよいよ完成させていきまーす。

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2014年2月6日 (第二部) 小さな宇宙

針入れ直後の文字盤(手作り腕時計)
針入れ直後の文字盤(手作り腕時計)

時針、分針、秒針の順で、針を入れました。

撮ってみました。作り手しか見られない角度で、超接写で。
リューズとか秒針の後ろ側にピントが合ってますね。
難しいなあ、接写って。だれかヒント教えてくんないかなーっなんてね。

なんでかな。
宇宙を感じたりするんですよ。
この丸裸の文字盤を、親指と人差し指で持って、光にかざしたりしてると。
ただ、秒針と分針がぶつかったりしてないか確認してるだけなんですけど。

それじゃね、今夜は珍しい視点の写真ってことで面白がっていただけたら嬉しいです。

メカ好きの男どもがね、こんな風に思ってんのを期待しまして。
「オレも腕時計の針、入れてみてーなー」なんつって。