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2014年2月10日 (第三部) 段取り八分ですね、本当に

A5バージョンのブックカバー “黄丹(おうに)” の型紙
A5バージョンのブックカバー “黄丹(おうに)” の型紙

…尺が足りない。レザーの尺が…
「うっ」て思いまして。すぐに買い足そうとしたんですが…まさかの問屋、売り切れ…
「うわ~っ」って。

急いで別の発注をしたのですが、納期にギリギリかも知れません。
このことをお伝えしたくても…ただ今、23:00。いくらなんでも遅すぎですね。

さて、こちらはブックカバー “黄丹(おうに)” のオーダーメイドの模様です。
いつもの“黄丹” は文庫本サイズですが、こちらは大きめの A5 サイズです。

目測では、あさってかしあさってにはレザーが間に合うはず。
そしたらすぐに取り掛かかるとして…

型紙を作って、準備を万端にして待つことに。
ちなみに、A5 サイズは以前に作ったことが合って、型紙はあるんです。
ただ、今回はもっと厚い本に掛けるカバーでして。全部のパーツのサイズがちょっとずつ違います。

さて、手ぐすね引いて待つことに。
ちなみに、手ぐすねって、弓使いが手に付ける滑り止めらしいですね。
もうね、矢を手にしたらいっそのこと接着されちゃうくらい引いて待ちます。

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2014年2月10日 (第二部) 竜宮城かカリン塔か

穴あけの作業(蝶番のレザーブックカバー)
穴あけの作業(蝶番のレザーブックカバー)

すこし、お馴染みになってきてますかねー。
こちらは蝶番のレザーブックカバーを作ってるとこ。夕陽に照らされております。

蝶番になる部分の、すみっこに穴を開け終わりました。
これからノミに持ち替えて、穴を四つずつつなげていくわけですねー。

新作ってことじゃないのですが、こちらも再販のリクエストをいただきまして。
嬉しいものです。本当にね。
好きなことを望まれてするなんてね、おとぎ話みたいなものですよ。
竜宮城かカリン塔かっつって。
思えば、長いことそう思っていたものです。

とはいえ、この蝶番のとこの穴あけはね…
ちょっと気が遠くなるかも知れませんねー。うーん。

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2014年2月10日 はじめてのテンプレート作り

アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)
アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)

お見せできないのがね、残念。

レザーにエンボス加工してるとこです。
アルファベットの文字をプックリ浮き上がらせようとしてます。
あんまり細かいのには向かないのですが…

型と成形の棒を作って。
さらにテンプレートも作りまして。
テンプレは、レザーを裏から成形するので、どこに文字があるの知るためのものです。

こういう型は、普通は表面をフラットに作るものなんです。
成形したときに、継ぎ目や段差があると写ってしまうので。

そうするには複雑すぎましてね。
それで、文字だけをピンポイントに成形するためのテンプレートです。

サイズをピッタリ合わせてあるので、型にレザーをはめて、テンプレートをのっければ、ズレることも無いって目論見で。
いや~っ、作ってるでしょ~、いろんなもの。
ちなみに、オーダーの手帳カバー作りの模様したー。

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2014年2月9日 パーツが増える気持ち

裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)
裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)

銀世界で晴れ渡ってると、爽快ですね~っ。
スキー行ったとき思い出すな~っ。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思います。

裁断が終わりまして。
これは、オーダーメイドの手帳カバー用のレザーですねー。
ほらっ、昨日までモザイクが掛かった型を作ってたもの。

型がね、簡単には乾かなくて。型だけに。
そんじゃあってことで、裁断を先にしまして。

シンプルな手帳カバーなんですけど…
こうして見ると、パーツ数がありますよね。

どうしてもさ、こっちにもポケット欲しいなーとか思いながら増えていくものです。
そういう気持ちが分かるっていうのを、いつまでも大切にしたいです。

トリッキーなのは、左右の表紙を入れるポケットの幅が、2ミリ違うことですね。
73ミリと71ミリ。ステッチの目の数に合わせたらそうなりまして。

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2014年2月8日 (第二部) 紙で作ったコンクリート

エンボス加工のための押し型
エンボス加工のための押し型

できないと思った。やったことないもん。
できそうな人も「細かいのには向かない」つってるし…

「ちっとだけやってみっか。ダメでもともと、ナスがままならきゅうりはパパね。」
…なんて、スモールステップが大好きな内なるメンターが導いたと思う。

幅5センチ弱の中に、イニシャルをぷっくり浮き上がらせるための押し型で~す。

「わかんねーよっ」というご意見はごもっとも。
モザイク掛かってますからね。
誰?モザイク掛けたの?

接着剤びたしにしたし…
言うなれば、紙のコンクリート。

明日は「頼むぜ」つって、試作を作るんでしょうね~。

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2014年2月8日 完成、まるでオーダーメイドだった腕時計

発送直前、手作り腕時計
発送直前、手作り腕時計

完成、手作り腕時計です。

売り切れのページを見てリクエストをいただけた幸運なひと品。
まるでオーダーメイドみたいなものです。
那須でも珍しい一面の銀世界の日に誕生しました。

どんな運命が待っているのか興味深いです。
でもそれは、お客様が自然に感じて、決められること。

「フォースと共にあれ」的な祈りを込めて、発送しました。
よくお客様にお仕えしますように。

*売り切れ中のページを紹介するのはどうかとも思いますが…
こちらの腕時計について詳しくはこちらをご確認くださいませ。
失われた未来の旅人の腕時計・ローマン

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2014年2月7日 (第二部) 「このお願いは叶わなくても…」という魔法

繊細なエンボス加工のオーダーの準備
繊細なエンボス加工のオーダーの準備

とある準備を進めてまして。
今宵も接写です。

ぷっくり浮き上がるイニシャルをね、レザーに作ろうとしてます。

今週のビックリドッキリメカみたいに解説しようっ。
ここで必要なのは、型と、型にレザーを押し込む道具。

型は、接着剤で四十重ねにした紙から切り出します。写ってるのですね。
押し込む道具は、先端を丸めた棒。ステンレスでしょうね。

ご注文のお客様には「このお願いは叶わなくても…」なんて言っていただけたんですけどね。
ま~っ、火が付きますよね。
むしろその言葉が着火しますよね。

それで試作品を作りまして、今回は本番です。
試作品と違って、接着剤は完全に乾くまで待つし、ステンレスの棒もヤスリ直しました。

ちなみにね、先端を丸めた棒は、レザーの角を落とす道具を研ぐための道具。
そして…手帳カバーを作ってるとこなんですよ。