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2014年2月12日 数こそチカラ

手縫い(オーダーメイドの手帳カバー)
手縫い(オーダーメイドの手帳カバー)

どうでしょねっ、ステッチ。
いつもとぜ~んぜん違うでしょ。

ご注文のお客様のご希望でもあり、今回の手帳カバー作りの胆ですねー。
この5ミリ幅のステッチのために、型紙にもミリ単位の工夫がいっぱいです。

それでさっ、一番気になってたのが…
こりゃ下手うつと男子小学生の家庭科の作品っぽくなるなと。

いやいやいやいや。
男子小学生だって、きれーに作れる子もいますよ。
…でも、ニュアンスは伝わりますかね。

そして強度。強度がねー、難しいですよね。パット見でもそう思うでしょ。
それで、使ったときに力が入るとこは、先にレザーと同じ色でピンポイントに縫いました。

さらに…ここがポイントなんじゃないかなって思うんですけども…
縫い糸がレザーを通るとこには、一目ずつ全部、接着剤を染み込ませました。
一目ずつは弱くても、こういうとこの強度は数で勝負ですから。

いや~っ、気付いたら夕陽に包まれてまして。
この作品は、ここしばらくの縦軸になりそうな予感ですね~。

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2014年2月11日 (第二部) 打ち抜かれたピース

裁断の終わり(蝶番のレザーブックカバー)
裁断の終わり(蝶番のレザーブックカバー)

パズルのピースみたいなの、あるでしょう。指先に。
これが、打ち抜いた部分です。

蝶番になる場所の裁断ですねー。
これが折りたたまって蝶番になって、ブックカバーになるってわけでさ。

たくさんの穴を開けた後で、四つの穴をつなげて抜いたものです。
だから、ピースみたいにな形になってます。

切断面には、よ~く見ると、カッター(のような刃物)で切るよりも段差があります。
それでも、ノミで打ち抜いた方が良いと思ったんです。
実際に蝶番になる部分に傷が付き難いんです。

もしね~っ、これがパズルのピースだとしたら、もう、どこかの溝にハマることは無いんでしょうけども。

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2014年2月11日 でき上がる前しか見られないとこ

ポケットの裏(オーダーメイドの手帳カバー)
ポケットの裏(オーダーメイドの手帳カバー)

ポケット達の裏です。
でき上がる前しか見られないとこ。

オーダーメイドの手帳カバーなんですけどね、名刺サイズのポケットをいっぱいつけることになってまして。

磨き終わって滑らかになってますねー。
もともとは毛羽だってるんですよ。

次は、ポケットの口のとこです。
あっ、あとTシャツの形のポケットの脇から下のとこ。
本物のTシャツだったら、縫い目のとこっていうと分かりやすいかな。

もう、右に写ってる三つのヤスリで整えてあります。
金属のヤスリはね、前は時計作りだけに使ってたんです。
細かいとこの仕上げには抜群の繊細さであることに気付きまして。

コツコツ進めてくところです。

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2014年2月10日 (第三部) 段取り八分ですね、本当に

A5バージョンのブックカバー “黄丹(おうに)” の型紙
A5バージョンのブックカバー “黄丹(おうに)” の型紙

…尺が足りない。レザーの尺が…
「うっ」て思いまして。すぐに買い足そうとしたんですが…まさかの問屋、売り切れ…
「うわ~っ」って。

急いで別の発注をしたのですが、納期にギリギリかも知れません。
このことをお伝えしたくても…ただ今、23:00。いくらなんでも遅すぎですね。

さて、こちらはブックカバー “黄丹(おうに)” のオーダーメイドの模様です。
いつもの“黄丹” は文庫本サイズですが、こちらは大きめの A5 サイズです。

目測では、あさってかしあさってにはレザーが間に合うはず。
そしたらすぐに取り掛かかるとして…

型紙を作って、準備を万端にして待つことに。
ちなみに、A5 サイズは以前に作ったことが合って、型紙はあるんです。
ただ、今回はもっと厚い本に掛けるカバーでして。全部のパーツのサイズがちょっとずつ違います。

さて、手ぐすね引いて待つことに。
ちなみに、手ぐすねって、弓使いが手に付ける滑り止めらしいですね。
もうね、矢を手にしたらいっそのこと接着されちゃうくらい引いて待ちます。

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2014年2月10日 (第二部) 竜宮城かカリン塔か

穴あけの作業(蝶番のレザーブックカバー)
穴あけの作業(蝶番のレザーブックカバー)

すこし、お馴染みになってきてますかねー。
こちらは蝶番のレザーブックカバーを作ってるとこ。夕陽に照らされております。

蝶番になる部分の、すみっこに穴を開け終わりました。
これからノミに持ち替えて、穴を四つずつつなげていくわけですねー。

新作ってことじゃないのですが、こちらも再販のリクエストをいただきまして。
嬉しいものです。本当にね。
好きなことを望まれてするなんてね、おとぎ話みたいなものですよ。
竜宮城かカリン塔かっつって。
思えば、長いことそう思っていたものです。

とはいえ、この蝶番のとこの穴あけはね…
ちょっと気が遠くなるかも知れませんねー。うーん。

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2014年2月10日 はじめてのテンプレート作り

アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)
アルファベットのエンボス加工(オーダーメイドの手帳カバー)

お見せできないのがね、残念。

レザーにエンボス加工してるとこです。
アルファベットの文字をプックリ浮き上がらせようとしてます。
あんまり細かいのには向かないのですが…

型と成形の棒を作って。
さらにテンプレートも作りまして。
テンプレは、レザーを裏から成形するので、どこに文字があるの知るためのものです。

こういう型は、普通は表面をフラットに作るものなんです。
成形したときに、継ぎ目や段差があると写ってしまうので。

そうするには複雑すぎましてね。
それで、文字だけをピンポイントに成形するためのテンプレートです。

サイズをピッタリ合わせてあるので、型にレザーをはめて、テンプレートをのっければ、ズレることも無いって目論見で。
いや~っ、作ってるでしょ~、いろんなもの。
ちなみに、オーダーの手帳カバー作りの模様したー。

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2014年2月9日 パーツが増える気持ち

裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)
裁断完了(オーダーメイドの手帳カバー)

銀世界で晴れ渡ってると、爽快ですね~っ。
スキー行ったとき思い出すな~っ。

そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思います。

裁断が終わりまして。
これは、オーダーメイドの手帳カバー用のレザーですねー。
ほらっ、昨日までモザイクが掛かった型を作ってたもの。

型がね、簡単には乾かなくて。型だけに。
そんじゃあってことで、裁断を先にしまして。

シンプルな手帳カバーなんですけど…
こうして見ると、パーツ数がありますよね。

どうしてもさ、こっちにもポケット欲しいなーとか思いながら増えていくものです。
そういう気持ちが分かるっていうのを、いつまでも大切にしたいです。

トリッキーなのは、左右の表紙を入れるポケットの幅が、2ミリ違うことですね。
73ミリと71ミリ。ステッチの目の数に合わせたらそうなりまして。