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2014年2月16日 (第二部) 手縫いならでは

縫い上がりまでわずか(オーダーメイドのブックカバー)
縫い上がりまでわずか(オーダーメイドのブックカバー)

西日が入ってきましたね。強い風もおさまって。
いつもの穏やかな那須が戻ってきました。

さて、こちらのブックカバーも、あと20センチ程で縫い上がりです。
A5版なので、いつもの文庫本サイズより大きいんです。

縫うときの糸の長さは、基本的には、両手を広げた長さです。
これは、継ぎ足さないと縫いきれませんねー。

ひょっとしたら、糸を継いだとことか、糸止めしたとことか、二重に縫ったところとか、手縫いならではのとこに気付かれることもあるかも知れません。

さて、縫い終わってからの仕上げが、この作品の一番の難所です。
レザーの切断面を磨きあげて完成します。

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2014年2月15日 ロウソクの灯りで夜なべ

ロウソクの明りで手縫い(オーダーメイドのブックカバー)
ロウソクの明りで手縫い(オーダーメイドのブックカバー)

*この記事は、大雪のため停電が続いた15日夜に、スマホから facebook ページ にのみ公開した内容を転載したものです。

はい、皆さん、どーもどーも戸辺です~。

停電が直らないってことでね、いつも通りにお話しできないわけですが…
ロウソクの灯りも、良いものですよね。寒さを凌ぐ服もあるし。

そんなわけでね、今日も楽しく作っております。
写真は、A5ブックカバーです。もう手縫いに入りましたねー。
他のもちゃんと進んでますから、お楽しみにね。

いま、スマホでして。電源もじき切れるので、こんくらいで。

良い夜を~。

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2014年2月14日 (第二部) 忘れがち、なにに助けられてるかって

接着の完了(オーダーメイドのブックカバー)
接着の完了(オーダーメイドのブックカバー)

みんな、今日はイイことあったかな。
いやいやいやっ。別にその、アレですよ。
雪降ってっかんね。滑んないように気を付けて下さいね。
好事魔多しって言いますからね。

さて、それは置いておいて、A5版のブックカバー “黄丹(おうに)” は接着まで終わっております。
これで全てのパーツです。

途中で、なんか手が震える工程もありました。
ここんところちょいと手の込んだオーダーが続いていたので、黄丹くらいシンプルなのを作ってると、感じることがあります。
細かいものは手数が多くて大変。

でも、実は細かさに助けられてるとこもあるんだって。

ばっちり乾いてから、縫う準備をしますからね。今日はここまで。
次は貼り合わせたとこの側面をヤスリ掛けしていきまーす。

そうだそうだ。
どんなにイイことあってウキウキしててもね、雪の上では浮足立たないようにね。

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2014年2月13日 (第二部) 命をありがたく使わせていただく一品

レザーの裏面を磨く(A5版 “黄丹” ブックカバー)
レザーの裏面を磨く(A5版 “黄丹” ブックカバー)

始まりました。
ブックカバー “黄丹(おうに)” のA5サイズバージョン作り。

足りなかったレザーが入りましてね~。
手ぐすね引いて待ってたコレ。

それで、裁断して、レザーの床(とこ:裏面)を磨いたとこです。とこだけに。
比べて見られるようにしたかったので、右の一枚だけは磨いてません。

なかなかキメの細かいレザーです。
牛の体では背中の部分なんですよねー。ベンズっていいます。
それでもね、血管や筋の後がチラホラあります。

このブックカバーの魅力は、ずばり素材そのものの味わいなんです。
レザーも糸も。
糸はアレですよ。草木染め作家さんによるものです。
なんていうのかな、命をありがたく使わせていただいた一品みたいなね。

なので、こっちは丁寧に優しく作るしか無いんです。

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2014年1月2日 大吉だけが似合う男。それは…

ホームページ「ミンネ」のトップページ
ホームページ「ミンネ」のトップページ

「大吉」
・・・のどかな庭の美しい花の咲き匂って、春の盛りの楽しいように上吉の運に向かいます・・・
おみくじ、大吉。乃木神社に行ってきました。

もうね、当然でしょーって感じで。
戸辺と言えば大吉、大吉と言えば戸辺。みたいな。

そんでもって、帰って来てメールをチェックしたら…46件っと…
46件?
あれっ?つって。ウソでしょって。
「迷惑メールのフィルター壊れた―」って思って見たら、壊れてませんでした。

原因は「ミンネ」というサイトのトップの「注目の作品をピックアップ」というコーナーに、初めて載っかったんですねー。
「もーうっ、早く言えよーぉ。何もでねーぞーコノヤローッ」(チョッパー風)な話でした。

こういうのを、大切に積み重ねていきたいな。
ちなみに「失せ物」の項目は「出る。低きところ」。

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2013年12月21日 よく来てくれた伝説の勇者よ

手帳入れとブックカバーの完成
手帳入れとブックカバーの完成

「よく来てくれた伝説の勇者よ」
この衝撃的な言葉に出会ったのは約30年前のこと。
小学四年だったと思う。
*今日は、少しマニアックです。

魔王を倒して世界を救うゲームなんですけどね。旅の始まりがとにかくしょぼいんです。
王様が支度金をくれるんですけど、すっごい、はした金。
「竹やりと棍棒のどっちかなら買えますねー」っつって。
「もちょっとお金貯めて、早く革の服が買いたいねー。布の服を下取りに出してー」なんつって。
そんでもって、その世界では一番弱い敵と2~3回戦ったら、満身創痍で町に逃げ込むみたいな。
そんな体たらくで、よくもまあ、魔王を倒す旅に出る気になるもので。

…と、わるくち言ってるようですが、私はあのゲームが大好き。
今でこそテレビゲームもやらなくなっちゃいましたけど…
ロストフューチャーとか、スチームパンクに魅かれるようになった大きな出来事の一つだと思ってます。

なんでこんなことを思い出してるかっていうと…
新しいブックカバー、真ん中に写ってるやつの完成を見た瞬間に思いましたね。
「ぼうけんのしょだ!これは…ぼうけんのしょ1に違いない!」つって。

元ネタ知らない方、ごめんなさい。

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2013年12月18日 グズグズのばしもまた良いこと

裏地の仕上げの違い
裏地の仕上げの違い

場合によってはね、グズグズ先のばしにするのも良いことですよね。
なんつってもね、運が良いので。

さて、あと5日。どこまで準備できるか…
ちょっと前に作ったクロネコのからくりもね、イベントに持ってこうと思います。
グズグズと販売ページを用意しなかったおかげで、皆さんにクルクル遊んでもらえまーす。

ちなみに、真ん中に写ってる魅惑の赤の裏地のは、金色の鳥のブックカバーです。
お気に入りの赤のピッグスキンです。たまにしか出さないレザー。

余談ですが、決められないときは、何かを感じ取ってるからかも知れないわけですよ。
とある言葉を聞いたときの、相手の微妙な視線の違和感とかねー。