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2015年3月9日 大切なお湯加減

蝶番部分を接着してゆきます。
蝶番部分を接着してゆきます。

八方ふさがりで、もうどうにもならない。
そんなときも、気付きにくい細道があったり無かったりするものでして…

さて、蝶番のとこを折り畳んで接着しております。
オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。

2ミリの革を折り畳むのは、それだけで一仕事です。すぐ元に戻ろうとします。
しかも豚革の裏地は接着剤のノリがとっても弱いです。
グイグイ力を込めて圧着することも出来ません。表に打刻レザーを貼っちゃってあるので。
少しでもズレると、途端に仕上げが苦しくなる…

そこで登場するのがお湯です。
折り畳むとこに少しずつ染み込ませます。
したっくれ革は急に素直に曲がります。
糊もお湯を足して溶きます。じっくり位置合わせが出来まして。

たった一つ問題なのは、シミが残ることです。濡れジミですな。
そのシミの縁が手縫いの線と重なる塩梅でお湯を入れる湯加減ですな。

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2015年3月8日 覚悟の上の手順

豚革(ピッグスキン)の裏地を貼り付けています。
豚革(ピッグスキン)の裏地を貼り付けています。

冷たい雨の日曜日と思っていたらパァーっと明るくなって参りました。
そんなわけでね、今日も楽しく作っていきたいと思いまーす。

さて、ブックカバー作りの様子です。
裏地を貼っておりますよ。
発色の良い黄色の豚革です。ちなみに、裏地の裏はちょっと緑っぽいですね。
表側のカラーポイントのツメも、すっかり覆ってしまえます。

ひょっとしたら…手順に強引さを感じるかも知れません。
特に “ぼうけんのしょ” 作りの様子をご覧の場合には…

表側に色んな段差があるので、裏地を張るのも慎重です。
なにより、縫い穴を開けるまでが峠越えになるはず。

実は、他の手順がどうしても思い浮かびませんでした。
覚悟の上で進んでおります。

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2015年3月7日 初めて見る姿

全ての打刻レザーとカラーポイントの配置を終えました。
全ての打刻レザーとカラーポイントの配置を終えました。

だいぶん時間が掛かりましたが…
ここまで来ました。

すっかり外側のパーツが付きました。
オーダーメイドのブックカバー作りです。

中央のクリスタルを除いて、七色のカラーポイントが散りばめられまして。
…不規則な配置に見えるかも知れませんね。
でもこの面白さはどうでしょう。
私ひとりでは、おそらくは描けなかったデザインです。

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2015年3月6日 危ういデザイン

打刻レザーとカラーポイントによる装飾。
打刻レザーとカラーポイントによる装飾。

ちょっとずつ姿を現して参りました。
こちらはオーダーメイドのブックカバー作りの模様です。
曲線の仕上げに手間どってまして。
それでもさっ、ここまで来れば意図は伝わるんじゃないでしょかね。
どんなもの作りたいかって。

お客様の描いたデザイン案を見たときに、すっげー作りてーって思ったんですよね。
とってもワクワクする。
でも形になるかどうか分からない。
ともすれば空中分解してしまうような危うさを感じるデザイン…
まるで人の夢のようじゃないですかね。

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2015年3月5日 パーツの取り付け開始です

ブックカバーの左上の角の装飾です。
ブックカバーの左上の角の装飾です。

「オラ、ワクワクすっぞ」って、なってます。
これは、集めると願いがかなうボールの地図かなって…

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。
いよいよ始まりました。
コツコツ下ごしらえしてきたパーツを取り付けております。
黄色と桃色のカラーポイントも埋まってますね。

ところで、一面に打刻して染色したレザーをザクザク切るのは、ちょっと心が痛みました。
でもさっ、切った曲線も細いヤスリで丹念に削って磨きまして。
したっくれちゃんと応えてくれるものですな。
しっくり組み合わさってるように見えまして。

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2015年3月4日 緊張の裁断

打刻と染色を施した革を裁断しています。
打刻と染色を施した革を裁断しています。

誰だって緊張するときがあると思う。
例えればトランプタワーの最上階を立てるようなとき。
一瞬で崩れ去る積み重ねがありますので…

ドキドキしながら裁断です。
そんなブレイブハートの持ち主じゃ無いですからね。
オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。
一面に打刻して染色したアイツの裁断。

でもってジャーンっ。
切れたのを撮りまして。なんのパーツに見えるでしょうね?
いや~っ、楽しかった。
いやいやいやいや、真面目にやっておりますよ。

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2015年3月3日 たまには真面目に革の染色のお話

茶のレザーに赤の染料を入れたところです。
茶のレザーに赤の染料を入れたところです。

赤っぽくなってるの、分かるでしょうか。
微妙ですけど、伝わるといいな。
珍しく真面目に語りましょうか。革の染色のお話です。

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。
夜の内に染めておきまして。だいぶん乾いて参りました。

普通なら色を入れてすぐ凸のとこの染料を拭き取ります。
でも、茶色に赤を入れるときだけは違いまして。
もうたっぷりと染料を盛りまして。いったん乾かします。

そして、凹のとこにもゆきわたる様にブラシを使うのですが…
この色の組み合わせでは、ブラシのタッチによって色が変わるのに気付いております。
ただゆきわたらせるだけだと、黒に近くなる感じ。

続いては、こっから凸のとこに残った染料を削り取ってゆきますよ。