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2015年3月10日 蝶番の成形を終えて

ステッチのラインを考えると、かなり厳しいデザインです。
ステッチのラインを考えると、かなり厳しいデザインです。

朝からとっても暖かいです。
そして吹きすさぶ風。ついに来たのかな?春のアイツ。

そんなわけで、今日のところは窓全開で、楽しく作っていきたいと思いまーす。
さて、ブックカバーの蝶番のとこが貼り合わさりましたよ。
あらためて、際どいデザインだなぁ~って思います。
ヤスリ掛けもそうですし、これから縫う線を想像しますとね。
攻めてますね~、楽しみですね~。

でも、蝶番の成形で入れた水がすっかり乾くまで待ちますよ。
内側のパーツの下ごしらえをしておきましょうね。

あっ、ちなみにアレですよ。
春のアイツが来た後は、また寒くなるので気を付けましょうね。

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2015年3月9日 大切なお湯加減

蝶番部分を接着してゆきます。
蝶番部分を接着してゆきます。

八方ふさがりで、もうどうにもならない。
そんなときも、気付きにくい細道があったり無かったりするものでして…

さて、蝶番のとこを折り畳んで接着しております。
オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。

2ミリの革を折り畳むのは、それだけで一仕事です。すぐ元に戻ろうとします。
しかも豚革の裏地は接着剤のノリがとっても弱いです。
グイグイ力を込めて圧着することも出来ません。表に打刻レザーを貼っちゃってあるので。
少しでもズレると、途端に仕上げが苦しくなる…

そこで登場するのがお湯です。
折り畳むとこに少しずつ染み込ませます。
したっくれ革は急に素直に曲がります。
糊もお湯を足して溶きます。じっくり位置合わせが出来まして。

たった一つ問題なのは、シミが残ることです。濡れジミですな。
そのシミの縁が手縫いの線と重なる塩梅でお湯を入れる湯加減ですな。

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2015年3月8日(第二部) すっかりくっついた姿

接着まで終えたレザーコースターが並びます。
接着まで終えたレザーコースターが並びます。

いや~っ、心地よい眺めですな。
エンボス加工や縫い穴開け、床磨きが済みまして。
そして、やった君(仮)を使いますと、接着が速いはやい。

制作はまだまだこれからですけどもね。
パーツがみんなくっつきまして、完成したときと同じ形になった姿は大好きです。
荒削りで素朴です。

思い返せば、私にもそういう時期があったのかな~。
いや~っ、どうでしょうなぁ。

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2015年3月6日 危ういデザイン

打刻レザーとカラーポイントによる装飾。
打刻レザーとカラーポイントによる装飾。

ちょっとずつ姿を現して参りました。
こちらはオーダーメイドのブックカバー作りの模様です。
曲線の仕上げに手間どってまして。
それでもさっ、ここまで来れば意図は伝わるんじゃないでしょかね。
どんなもの作りたいかって。

お客様の描いたデザイン案を見たときに、すっげー作りてーって思ったんですよね。
とってもワクワクする。
でも形になるかどうか分からない。
ともすれば空中分解してしまうような危うさを感じるデザイン…
まるで人の夢のようじゃないですかね。

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2015年3月5日(第二部) やった君登場

割り箸の柄をつまようじの軸で撮り付けた手製のマスキング道具です。
割り箸の柄をつまようじの軸で撮り付けた手製のマスキング道具です。

今日はソリューションですよ。
「ソリューション」って言ってみたいだけじゃないですよ。
だってほら、なんかかっちょいいじゃないですか?

前にさ、接着剤の層が極薄なので、コースター作りに最高の接着剤を見つけたってお話をしたと思います。スプレーの。
でも欠点がある。
手がベタベタになりまして。
どんなに気を付けてもなりまして。
いえいえ、手ぐらい幾ら汚れても良いんです。
ただ、綺麗な手で作らないと、作品に汚れがうつっちゃう。それは困る。

そこで開発したのがコチラ。
割り箸につまようじの軸が入る穴を開けて組み立てました~。仮にやった君と呼ぶことにしましょう。
やった君をレザーにあてがいまして。接着剤をシューっとひと吹き。
レザーの外周にだけうす~い層を作れます。
しかも、やった君の柄は可動式だもんで、スプレーの邪魔になりません。

便利なものは使うのも楽いですね~。
あっという間に3枚ずつ10組、30枚の接着が完了で~す。

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2015年3月5日 パーツの取り付け開始です

ブックカバーの左上の角の装飾です。
ブックカバーの左上の角の装飾です。

「オラ、ワクワクすっぞ」って、なってます。
これは、集めると願いがかなうボールの地図かなって…

さて、オーダーメイドのブックカバー作りの模様ですよ。
いよいよ始まりました。
コツコツ下ごしらえしてきたパーツを取り付けております。
黄色と桃色のカラーポイントも埋まってますね。

ところで、一面に打刻して染色したレザーをザクザク切るのは、ちょっと心が痛みました。
でもさっ、切った曲線も細いヤスリで丹念に削って磨きまして。
したっくれちゃんと応えてくれるものですな。
しっくり組み合わさってるように見えまして。

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2015年2月20日(第二部) ダークサイドからの誘い

約2ミリ厚の床革を3枚ずつ貼り合わせています。
約2ミリ厚の床革を3枚ずつ貼り合わせています。

夜分に失礼しますよ~。
ちょいと野暮用がありましてね、今宵は夜なべとなりまして。
にしてもそろそろ跳ねてウィスキーでも舐めましょね。

さて、コースター作りは次のステップですな。
30枚の床革を、3枚ずつ貼りまして。厚みは、6.0から6.3ミリってとこです。

したっくれさ~、ちょっと聞いて下さいよ。
これだけに使う特別な糊がありましてね。接着力は弱いけれど、極薄の膜で水にとけない糊なんですけども。
それをドーナツ状にちょこっとだけ使うとすこぶる仕上がりが良くて。
…それが、切れちゃってまして。

ああっ、これから買いに行くのか…
寒いし…他の糊や接着剤はたくさんあるし…正直しんどい…

よぎったよね。
ダークサイドからの呼び声が。(つづく)