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2017年2月9日 革の蝶番のヤスリ掛け

那須は朝から雪でして。
曇天なのに辺りは明るくて。
いろんなものを白く隠して美しい。

…そんな、ポエティー、かつ、センチメンタルな、あなたの To Be です。
あまりの寒さでね、エアコンの真下でお尻ぷりぷりダンスを踊っていたのは、ここだけの秘密。

さて、オーダーメイドのシステム手帳づくりの続きですっ。
蝶番の凹のヤスリ掛けが済みましたよ~。

蝶番の凹のヤスリ掛けが済みました
蝶番の凹のヤスリ掛けが済みました

正気の沙汰じゃないように見えるかもしれませんけどもね。
これ本気で一か所ずつヤスリ掛けて調整してっかんね。

したっくれさ。
はめ込むと「キュッ」と鳴って心地よいフィット感。

充実のフィット感です
充実のフィット感です

お約束ですのでね。
はめ込んだだけで持ちあげまてみます。
しっかりしたものでしょう。

ところでさ、写真でも伝わる感じがしないっ?
雪で辺りが明るいの。

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2017年2月8日(第二部) 120ヶ所に穴を開けるブックカバー

どうもどうもこんばんは。
…ここんとこの一番の悩みは面白い話が思い浮かばないこと。
そんな冷え症のおじさん(ちょっと陽気)が、今宵も語ります。

さて、夜なべの部っ。
オーダーメイドのブックカバー作りの続きです~。

120ヶ所にハトメ抜きで穴を開けています
120ヶ所にハトメ抜きで穴を開けています

120ヶ所に1.2ミリの穴を開けてゆきます。
そこはかとなく修行っぽい。

…もしも、パットモリタに言われた作業なら、いつのまにか空手マスターになれてる。
暴漢に襲われた瞬間、穴を開ける腕の動きが飛び出すっ…的な?
(* cf. 『ベスト・キッド』)

右端の接着面は、吟面を削り落しています
右端の接着面は、吟面を削り落しています

こよなく愛する茶番はさておき、ちょこっとした工夫がありますよ~。
細長いパーツの右の端の色が違うの気付いたでしょうか。

ヤスリで吟面を削り取っておりますよっ。
これは、水性の接着剤を使いたいためなんで~す。

アニリン染めとかアニリン仕上げって言われる革なんですけどもね。
吟面がツルツルで水性の接着剤では貼れないんです。
染み込む必要があるので。

油性とかゴム系の接着剤ならいけますが、僅かに接着剤の層ができちゃいます。
それを避けるスタイルなんですね~。

…う~ん…今夜もいまいちですかね?
弱ると面白いこと浮かばないから困るよね~。

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2017年2月8日 背表紙の仕込み・レザー蝶番のシステム手帳づくり

手を止めて、コーヒーなど飲む昼下がり。
まだまだ冷えますけどもね、いかがお過ごしでしょうか。

こちらは、35度半ばに落ち込んでいた体温も戻りまして。
やっぱ具合よくなりますね~。

そんなわけで、今日も楽しく作っていきたいと思いま~す。
オーダーメイドのシステム手帳づくりの続きですよ。
だいぶ進んでますよ~。

背表紙の中にネジの頭を埋め込む仕込みです
背表紙の中にネジの頭を埋め込む仕込みです

まずは背表紙の仕込み。
夢工場のご自慢の構造ですね~。
「ワガシャの自慢ですわ。ガッハッハッハッハ」というアレ。

…実際にはねっ、そんなこと言わないですけどもね。
たいがいはビクビクしながらピクミンのように生きてますのでね。
「♪愛してくれとは言わ~ないよ~」つって。

さておき、なんでこんな複雑にするかのいうと、目的はひとつ。
ネジの頭を隠すため。隠蔽工作です。

レザー蝶番のシステム手帳のパーツたちです
レザー蝶番のシステム手帳のパーツたちです

パーツの一覧で見ましても、形になって参りました。
続いて蝶番のヤスリ掛けです。
ここは毎度ながらどうしても時間が掛かります~。

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2017年2月7日 芯通し染めの革の床磨き

「あなたにとって贅沢ってなんですか?」
…などと聞かれると、ちょっと戸惑いませんか。

あれ~っ?なにかなぁ?…4種のチーズの~とか~?みたいな。
下手に答えると人間性が見透かされるような質問かも。

さておき、オーダーメイドのシステム手帳づくりの模様で~す。
いつもの「染み込むしみこむ…」をやってますよ。

革の床(とこ:裏側)に糊とワックスと樹脂のクリームを染み込ませます
革の床(とこ:裏側)に糊とワックスと樹脂のクリームを染み込ませます

下ごしらえの初手はやっぱり床(とこ:裏面)磨き。
いつもの白いクリームですね~。
のりとワックスと樹脂のクリームですよ。

われながらすっごく贅沢な使い方。
でも、こうすっと仕上がりが綺麗だかんね。

「革によってクリームを変えたりしないの?」って思うかも。

OK牧場。
それはなぜか?
芯まで染められてるの革ばっかり使ってるので大丈夫。
前後の革を並べると、白いクリームなのに鮮やかな赤色が出てるのが分かりますね~。

磨く前後の床の違いです
磨く前後の床の違いです

ちなみに「贅沢」と言いましたけどもね。考え方次第かも。
この一時の工程で、これからず~っとが決まるから。

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2017年2月5日(第二部) どんな使い方をされるペン立てか考えてみる

暖かくなったと思ったら、すぐ寒さが戻りまして…
バテ気味の冷え症のおじさん(ちょっと陽気)です。

さておき、オーダーメイドのペン立て作りの続きですよ~。
もうすぐ形になっかんねっ。

筒の中も磨きますよ。
床(とこ:裏側)の毛羽立ちを抑えますよ。

筒の内側の床(革の裏)を磨いています
筒の内側の床(革の裏)を磨いています

そこまでしなくても機能としては大丈夫です。
でも、これだけ独特で、しかも一本だけのペン立てですからね。

どんな使い方するかな~って想像しますと…
机はよく片付いていそう…
文房具やら卓上照明やらもよく吟味されてそう…

うんっ。
できるだけ手を掛けた方が良いと思う。どうでしょね?

土台と接着したらよく乾かします
土台と接着したらよく乾かします

そして、土台に接着したら、ここでもカラッカラに乾かしますよ~。

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2017年2月4日(第二部) ジャックラッセルテリア銃だっ

「アジャストっ、ジャックラッセルテリア銃だっ」
…とね、お約束なのでね、言わせて頂きま~したっ。

革の筒の先にジャックラッセルテリアがのりまして
革の筒の先にジャックラッセルテリアがのりまして

さて、オーダーメイドのペン立て作りの続きですよ。
革の筒の先端に嬉しくてちょっと興奮したジャックラッセルテリアがのりました。
楽しげだと思いませんか?

ところで、最初は「ネコペン立て」として作り始めたんです。
「ねこねこ銃だっ」つって。

でも~、オーダーメイドを頂くのは犬ばかり。
しかも犬種を指定したご依頼ばかりなんですよ。
なんでだろっ?

土台のパーツも下ごしらえが進んでおります
土台のパーツも下ごしらえが進んでおります

さておき、革の筒は水に浸けてクルリっと丸めたものです。
一晩は乾かす必要があります。
土台のパーツもねっ。
夕陽に包まれる他のパーツたちもね、着々と下ごしらえが進んでますよ~。

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2017年2月3日(第二部) 革のジャックラッセルテリア作り

どうしてもね~、気が緩むんです。
金曜の夕方って。
のりピー語、ルー語、DAI語あたりのネタを幾つか見つくろいましてね。
「犬も歩けばスティックにヒットッ」などと言いながらね。
どこ呑み行こか~…なんて話をしたくなるわけです。

よもやま話はさておき、オーダーメイドのペン立てづくりの続きで~す。
どうですかこのワンちゃん。
ジャックラッセルテリア。
可愛くなってきたと思いませんか?

2枚の革の裏を接着して両表になっています
2枚の革の裏を接着して両表になっています

えっと、革を2枚切り抜きましてね、裏同士を貼って両表にしております。
写真ではほとんどずれて無いように見えますね~。

カッターで切り抜いてますので若干のズレはあります。
ヤスリで整えますよ~。

お手製の極細の改造ヤスリの出番です。
でもそれは、接着剤の水分がカラッカラに乾いてからですよ。

他のパーツも下ごしらえが進んでいます
他のパーツも下ごしらえが進んでいます

例えるならば、昼下がりから水分を控えまして、夜に備えるくらいカラッカラ。
それだけで仕上がりはずいぶん違いますからね~。

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