カテゴリー
ブログ

2015年9月28日 もうすぐ縫い上がり

蝶番の際は曲げ貼りしてあるため、ゴム板を重ねて縫い穴を開けやすくします。
蝶番の際は曲げ貼りしてあるため、ゴム板を重ねて縫い穴を開けやすくします。

連休明けって調子狂ったりしませんか。
私もね、胃腸の具合がね~。呑みすぎたかな~。

さておき、名刺入れ作りは手縫いが進みますよ~。
最後の1枚に縫い穴を開けてるとこです。
蝶番の際は、ゴム板を段々にして開けますよ。
縫い上がりまでもうちょいです。

ところがどっこいしょ。
この後 出掛けなくちゃいけませんで。
なんとも中途半端ですけども。

でもさっ、ちょと思いました。
作ってる様子って、半端なときの方がキリが良いより面白いかも。

カテゴリー
ブログ

2015年9月27日 若いヌメ革ってプリン色してんね

革のポケットに型を押し込んで成形しています。
革のポケットに型を押し込んで成形しています。

♪「え~びばでぃプリンップリンッ」って歌が復活してるのを知りまして。CMでさ。
基本、テレビ見ないからさ。
いつから流れてっかは知らないんですけどもね。
懐かし~。ほんと大好き。

さてさて、穏やかな日曜も楽しく作っていきたいと思いま~す。
ポケットをプリンッて膨らましてますよ。
色んな作り方があるけれど、ここでは床革の型をギュギュ~って押し込んでます。
したっくれさ、右手に持ってるのが左手のみたいになるわけです。

アレだね。
若いヌメ革ってプリンみたいな色してんね。
ところで、その昔スキャットマンが歌ってたプリンのCM、ご存知でしたかな。

カテゴリー
ブログ

2015年9月26日 心を込めてちょこっと進みます

ポケットの床(トコ:裏側)やコバ(裁断面)の下ごしらえが済みました。
ポケットの床(トコ:裏側)やコバ(裁断面)の下ごしらえが済みました。

いや~っ、遅くなりました。
なんか色々アレなんですよ。
人生、雑多なことに時間を取られることもありますな。

さて、黒革の名刺入れ作りはちょこっと進みましたよ。
革の床(トコ:裏面)とかポケットのクチのコバ(側面)仕上げが済みました。
なかなか綺麗なものでしょう。
薄い革のコバ仕上げは、ちょこっと数稽古が要る加工かも。

このところ野暮用で思うように作れませんが…
ほんの小さな一歩でも、よそ様からは取るに足らない成果に見えても、胸を張って進めとくのがコツかもって思う。人生のね。

意外な効用もありまして。
接着剤とかワックスには、余分な水分もありまして。
すっかり乾かし進むとね、直観的にも良さそでしょう?

カテゴリー
ブログ

2015年9月25日 師走は黒革の演繹論

ポケットの薄手の革の下ごしらえが進みます。
ポケットの薄手の革の下ごしらえが進みます。

もう金曜ですね。
おとといくらいも金曜だった気がするんですけども。
したっくれさ~、あっという間に年末になりそう。

ところでねっ、師走には黒革の需要がありまして。
流行に左右されない師走の黒って。
お客様に教えて頂いたんですけどもね。

時期といい名刺入れという品物の性格といい、プレゼントってことで連想しますと…
なるほどねって思いまして。
そこに遊び心を足すスタイルで参りま~す。
いくらか作りためておけたらいいな~。
下ごしらえが続きます。

カテゴリー
ブログ

2015年9月24日 じいさんの幸せを思う

レザー蝶番の名刺入れの下ごしらえの様子です。
レザー蝶番の名刺入れの下ごしらえの様子です。

今宵も更けて参りましたね。
ぼちぼちウィスキーでも呑みまして。
クダ巻いていきたいと思いま~す。

さて、野暮用でアレでしたけどもね。
小人のくつ屋みたいにこさえてたとこです。
名刺入れ二つ分の下ごしらえですよ。

なんでかんで、好きな仕事を眺めながらの一杯は格別ですなぁ。

そういえば、くつ屋が小人に恩返しするとね。
小人はくつ屋からいなくなっちゃうんですよね。
でも、くつ屋のじいさんは幸せ。
なんでなんでしょうね~。

カテゴリー
ブログ

2015年9月23日 はなのすきなうしを読みながら年末を思う

黒とヌメ革のバイカラーの名刺入れをこさえます。
黒とヌメ革のバイカラーの名刺入れをこさえます。

すごくのどか。
「はなのすきなうし」なんて絵本を読んだりして、すごくのどか。
(↑知ってるかな?)

だらっとしてたらキュピーンっときまして。
いつも忙しくなる年末に向けて何をこさえたら良いかって。
黒い革を軸に名刺入れを増やしとこ~って。

したっくれ、ちょっくらびっと始めますか~って切り始めま~した。
内側がヌメのバイカラーから参ります。
作りたいものリストの一つだし。
この先どんどん出していきたいものだし。
やっぱ、のんびりすると とんちも浮かびますなぁ。

カテゴリー
ブログ

2015年9月6日(第二部) ドジで間抜けな亀話

一見、問題ないブックカバーに見えます。
一見、問題ないブックカバーに見えます。

日曜の夜も更けて参りましたね。
忙しい仕事が始まる前に、ダメダメな失敗話でもどうでしょう?
ぼちぼち、ウィスキーでも舐めまして、クダ巻きたいと思います。

問題はこないだ作ったブックカバーです。
文庫本さいずなのに、文庫本が入りませんでした(涙目)。
笑って下さいな。

話はずいぶん前にさかのぼります。
味のあるブックカバーをこさえたいって思いましてね。
いっと最初に文庫本のサイズを調べたんです。

したっけさ~っ、定型ってのは一応あるんですけどもね。
実際、出版社によってまちまちでして。大体こんくらいって感じ。
新潮文庫は しおり付きだからちょい大きいのか~、なんて言いながらね。
しかも、すごく昔のは文庫本と呼べないようなのもあるんだ~って。
かと言って、大きすぎてもカッコ悪い~。
そこで、ほとんどの文庫本は大丈夫ってサイズに決めまして。作り続けて来ました。

時は流れ、革と糸だけで蝶番を作ることにハマりまして。
制作の経験を重ねながら、少しずつ蝶番を小さくしてゆきました。
小さくなるほど精緻になるスタイルが、嬉しく思いました…

一冊だけ、妙にサイズが違います。
一冊だけ、妙にサイズが違います。

そして今回。
背表紙の幅をご指定のオーダーメイドです。型紙も新たに起こすことに。
本棚に、ご依頼の幅とぴったりな文庫本を見つけます。
その一冊だけ、定型より5ミリも短いとは気付けずに…

いっとき しょぼくれましたけども…
これだから、面白いのかも知れません。