
アレですよ。
生きていれば傷なんてつきもので。
「私も若かったかんねーっ」
なんつって鍋でもつついて癒すでしょ。
こちらはうららかな日曜の那須です。
久しぶりに真面目に、傷のお話をしたいと思います。
人生のようにね、牛革にもたくさんの傷がついてます。
そこで選ぶわけです。
捨てるか。
隠すか。
生かすか。

ちなみに、手に持ってる黒いのは、傷を隠すことを選んでこさえてますよ。
ポケットの裏側とかにくるように裁断しまして。
一緒に作ってる茶色いのは、生かす道です。堂々と丸出しです。
そもそも加工用の革になるのは、かなり傷が少ないものが選ばれるって言われますけどもね。
なんせ食用の需要が大きすぎて、そこまで革は要らないもんで。
2016年3月15日 ポケットの内側の様子です
2019年9月25日 生成りのヌメ革100%のレザー蝶番の名刺入れを作るゾ
2015年2月7日(第三部) 不思議なチカラ
2014年12月14日(第三部) 活き活きして欲しいもの
2017年1月17日 革の厚みの温かみ