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2014年5月8日 完成しました。指時計 “ 8 – Eight – ”

指時計(指時計・エイト)
指時計

完成しました。
指に巻く時計で、指時計。名前は“8”(エイト)です。

“鍵” を今回のテーマにしておりまして。
最初は、本当に鍵っぽい形をした時計にしようかと思ったのですが…

そこはヒネリまして。
少ない引き出しから必死にひねり出しまして。
もうね「あれ?泥棒にでも入られちゃった?」って言われるくらい、引き出しをひっくり返しまして…

ラテン語による解放の呪文と、ソロモンの封印と呼ばれる六芒星の紋章によって、“鍵” を表現しております。

さらに、無謀にも自分自身による手タレ撮影と。
ここまで無理を通せば、さて道理も引っ込むかなあ、なんてね。

よろしければ、次のページでアップの写真や解説をご覧いただければ嬉しいです。

“8” – Eight – エイト(指時計)

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2014年5月8日 指時計 “ 8 – Eight – ” を公開しました

“8” - Eight -
“8” – Eight –

指に装着する時計、指時計 “8” – Eight – が完成しました。
封印と解放の象徴によって、 “8” – Eight – のテーマである “鍵” を表しています。

他の写真や詳しい解説は、次のリンク先でご確認ください。

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2014年5月7日  “Te ab eo Libero” (あなたを解放する)

時計の完成前夜
時計の完成前夜

「アイツさえいなきゃなー」なんて、思うこと無い?

たいした度胸の無い私は、そんな人生の繰り返し。
それが癖になって。幼い頃からね。辛いだけの人生でして。

でもね、ある時ふと気がつきました。
手足を縛り、五感で感じることすら否定してるのは、実は、自分自身じゃね?。
それで、何を守っているのかね?なんて…

…さて、時計作りも佳境に入りました。
ここで、側面に一文字ひともじ刻印した文章の意味を伝えさせて下さい。

“Te ab eo Libero”―――「わたしはあなたをかれから解放する」(『新ラテン文法』 pp.148. 東洋出版)
Te(あなた) ab(~から) eo(それ) Libero(解放する)

これ、古代ラテン語なんですよ。
学生時代の辞書を引っぱってきました。
もう、ネイティブスピーカーは存在しない言語です。
日本での学習者の発音は「テー アブエオー リーベロー」。
“eo”は、英語の“it”。慣用的な表現で、中性の指示代名詞“eo”が使われ、主語も省略されてます。

「テー アブエオー リーベロー」(あなたを解放する)。

…うん。
あなたを解放します。

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2014年5月6日 時計を横から見ていると…

剥き出しの文字盤と回る針
剥き出しの文字盤と回る針

連休も残りわずか、さあ貴方ならどうする?
なんつって。

さて、時計作りは、剥き出しの文字盤に三針を入れたところです。
これを横から眺めるのは、いつ見ても良いですねー。
時を忘れます。時計なのに。

どこまでも同じところをグルグル回っているようでいて、なんだか、それだけじゃない気がするんですよ。
無理したり慌てたりして、何かをする必要も無い気がしてきます。

世の中、今すぐ何かをさせようとするプレッシャーは、たくさんありそうですけどね。

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2014年5月5日 いぶし銀という言葉…男なら一度は…

真鍮や銀の合金になっている場所を硫化・酸化
真鍮や銀の合金になっている場所を硫化・酸化

夜も更けて参りました、子供の日の大人の時間の更新です。
ちょいとやんちゃでいいかもねって。

さて、いぶしました。時計のカバーです。
いぶし銀っていう、アレですね。

色を塗ったわけではなくて、硫化や酸化させて黒くします。
雰囲気変わったでしょ。3Dがピシャッと強調されまして。

黒というよりグレーっぽいですが、これでちょっと様子見です。
短い時間で、まだ濃くなると踏んでます。

…さあ、これでパーツの準備は出来ました。
作っているのは時計としか言ってませんでしたね。

そこは、もう少しの間だけ、お楽しみということで…

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2014年5月4日 エイってやってしまうのも、たまには必要

時計ケースに取っ手を溶接
時計ケースに取っ手を溶接

「ソイヤッ」とね、思い切りまして。
バラバラになっちゃうかなーなんて嫌な予感もありながら。
ちっちゃい取っ手を取り付けてみまーした。

時計のケースのデザインを変えることについて、いろいろ考えました。
やっぱりね、シンプルにするのが何より良いと決めました。
それで、0.5ミリの板と針金をロウ付けしている断面に、取っ手を付けることにしました。
熱が入りすぎると、くっつけてきたとこが溶けてバラバラになっちゃうけども…そこは勝負どころでしょっつって。

さて無事に取っ手がつきまして。
当然、裏蓋が閉まらなくなりまして。
裏蓋の取っ手に当たるところを削り落して…、事なきを得る。

ちなみに赤黒く汚れてるのは、溶接のときの熱によるものです。
大丈夫、磨けば光ります。きっと。

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2014年5月2日 文字盤をこしらえまして

時計の文字盤を溶接
時計の文字盤を溶接

やっぱあれですよね。
ゴールデンウィークのスタートは、今日の仕事が跳ねた瞬間からって人も多いですよね。
ワクワクしてますかね。

さて、こちらでは時計の文字盤をこしらえております。
キラキラしてちょっと分かりにくいかも。

外側の円は、それぞれの時間のとこで切れています。
中は六芒星ですね。日本ではかごめ、魔除けのマークですね。

外側の円を作るのに11個、かごめに12個、合わせて24個の小さなパーツに分かれています。
全部溶接してから、一番低く回転する時針に触れないところまでガリガリ削り落して、そして磨きました。

模様はね、墨入れしたらもうちょっと分かりやすくなると思うんですよ。
使う薬品がやっかいなので、バックルまで完成してからですけども。